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市内小中学校63校の学校図書館活用の様子を紹介しています
柏一小図書館へGO! 柏第一小学校図書館
柏駅前の賑やかな一角に,四季折々の木々に囲まれた柏一小があります。今年創立115周年を迎え,数々の伝統が受け継がれてきました。多くの卒業生が学んだ学校図書館は,教室から遠い第三校舎にありますが,図書館へ向かう階段には『図書館へGO!』の張り紙!毎週の授業や休み時間には,児童でいっぱいです。
図書館活用が進む,柏一小の取り組みを紹介します。
【調べよう!本とICTの併用】
1年生が初めてSagasokka!を活用する調べ学習の授業です。一つ一つ確認しながら,操作を覚えていきます。簡単なクイズに答えながらどんどん進めていくと,鳥の鳴き声も聞くことができました。
これから本と併用しながら,たくさんのことを調べて学んでいきます。
【新着本展示会】
今年柏一小図書館に新しく仲間入りした本の展示会を行いました。
新調した布を机に敷き詰め,図書館はいつもと違う雰囲気です。全クラスが来館し,一冊一冊少しずつの味見読書をしました。多くの本と出合い,触れ合うことができました。
【おはなし隊さんのゾロゾロこわ~いおはなし会】
創立記念行事『いちょうっ子まつり』で,読み聞かせボランティアのおはなし隊の方々が,怖いテーマのおはなし会を開いてくれました。怖い本が好き,苦手の児童たちもみんな興味津々です。
ある食べる場面では,大きなそしゃくの音も流れ…とてもドキドキした様子!
おはなし隊さんは,毎月学年ごとに定期的に読み聞かせをしてくれます。
「今日はどんな本かな?」児童たちの待ち遠しい時間になっています。
【日本の特産品が勢ぞろい】
4年生が,社会で日本の都道府県を学びました。自分たちで本を選び,インターネットも活用して,どんどん調べていきます。千葉県や他県の各地域の名所や特色,くらしがわかり,特産品を紙粘土で作りました。
工夫をこらした品々が並んでいますね。『いちょうっ子まつり』では,都道府県マスターや日本一周すごろくなど,楽しく学べるブースとなりました。
【読書の木】
全校の取り組みとして,読書の木を掲示しています。本で調べたり読んだりした後は,読書の記録(学年によって用紙やPC)に記入していきます。後の振り返りとして,また記録して整理していくことの大切さを学ぶ機会になります。読書の木には,学年ごとの目当ての冊数によって増える3色の名前のお花が咲いています。
一定数読んだ児童は,殿堂入り!1冊多く借りられるブックパスポートがもらえます。
これからもたくさんのお花でいっぱいになるといいいですね。
学校図書館へGO!きっと,知りたかったことや読みたかった本,新しい発見があるはずです。
そんな何かが見つかったら…。これからもさまざまな活動を通して,学び続ける子どもたちを応援していきます。
第6回学校図書館指導員研修
12/11(月)沼南庁舎にて第6回学校図書館指導員全体研修が行われました。
★授業実践研修
柏市立柏中学校 伊原 紘平 先生
「学校図書館とICTを効果的に活用した国語科授業」について実践報告をいただきました。中学2年生国語「二千五百年前からのメッセージ ―孔子の言葉―」の授業実践です。
学校図書館指導員との連携により、生徒が主体的に資料を選択でき多面的な考え方につながったこと、情報の取捨選択と本当の意味での知識の蓄積が、学校図書館活用の意義につながる、など様々なお話をいただきました。また、小学校の単元が、中学校につながっているということも実感できたお話でした。
★グループワーク「リーフレット更新作業」
小学校と中学校のグループに分かれ、令和6年度版 学校図書館活用単元例<柏モデル>への更新作業を行いました。
小学校グループは来年度新しくなる教科書の内容に合わせ、中学校グループは各校の実践を持ち寄り、全教科について検討しました。
★グループワーク「選書検討会・交流」
今年度後期に購入した図書について、選書検討会を行いました。
お互いに意見交換をしながら、授業に活用できる新しい本を知り蔵書構成の見直しをすすめていきます。
研修前や休憩時間には、指導員同士で情報交換をする様子が見られます。研修で得た学び、仲間たちと共有するアイデアを、勤務校にもちかえり、更に充実した学校図書館活用に活かしていきたいと思います。
読みたい!知りたい!を叶える場所へ 酒井根中学校
酒井根中学校は現在、669名の生徒が在籍。学校図書館は昇降口の前にあります。
年に2回、新着本の展示会が行われ、味見読書をした後、貸出が開始されると
長蛇の列に、担当する図書委員たちは大忙し!嬉しい悲鳴を上げています。
授業では、本とタブレットの両方の利点を生かし、調べ学習を行っています。
こちらは授業内でのビブリオバトル、おすすめ本を熱く語る予選の様子です。
今年度の秋のブックフェアは、“一行一会(いちぎょう いちえ)”
本は封筒の中に入っています。わかるのは、図書委員のおすすめ本の中の一行だけ!
一期一会ならぬ、一行からはじまる本との出会いを楽しんでもらえたらと思います。
知識にも、心にも、そっと寄り添える場所でありますように…。
学校図書館は、今日も扉を開けて、皆さんをお待ちしています。
第5回学校図書館指導員研修
11/7日(火)沼南庁舎にて第5回学校図書館指導員全体研修が行われました。
★パスファインダーについて 大野学校図書館アドバイザー
柏市学校図書館では児童・生徒の調べ学習に役立つパスファインダーを作成しています。情報を正しく活用するためには毎年更新作業が必要です。更新の注意点を確認しました。
★ステップアップ研修「学校図書館紹介」
笹間コーディネーターより
今年度新設された田中北小学校の学校図書館紹介がありました。児童の学習の場、読書を楽しむ場として、学校の中心に設置されている明るい図書館の様子を見ることができました。
グループに分かれ、勤務校の授業支援の様子や学習コーナー、書架の様子を紹介しました。他校の様子を知ることはとても勉強になります。他校の工夫に興味深く聞き入っていました。
★グループワーク
小学校は来年度から使用する教科書が変わります。小学校担当者は新しい教科書を見て内容を確認し、気付いたことや図書館活用について情報交換しました。
中学校担当者は、授業支援について情報交換を行いました。
児童・生徒の学びを支えるために図書館指導員ができることはたくさんあります。研修で学んだことを生かすために指導員一人一人が思いを新たに自校での勤務にもどります。
いつもにぎやか♪学習でもたくさん活用されています 旭東小学校図書館
旭東小学校は柏駅から近い所にありながら,閑静な住宅地の中にあります。桜の木に囲まれた落ち着いた雰囲気の中にある,全校児童328名の学校です。
児童はとにかく本が大好き!学校図書館は教室の近くにあるので,児童にとって常に身近な存在です。
【休み時間は図書委員やボランティアさんが大活躍】
休み時間には低~高学年までの児童がたくさん本を借りに来ます。
図書委員は大忙しですが,カウンターに入る子,本の整頓をする子と,係を分けてテキパキと取り組んでいます。
また,「なにか手伝うことありますか?」と声をかけてくれる児童のボランティアさんがよくいます。そして学校図書館のお手伝いをよくしてくれます。
学年の本を運んだり,棚に本を戻してくれたりと大活躍です。
【ICT授業では本と端末を上手に使います】
ICT授業も盛んに行われています。
一人一台端末を駆使して,様々な調べ学習を展開しています。
今年は2年生以上にデジタル百科事典「Sagasokka!(さがそっか)」の使い方を図書館オリエンテーションに組み込みました。児童は端末と本を併用しながら,上手に調べ学習を進めています。
【ブックパスポートが欲しい!】
「読書の記録」は児童にとって,読書意欲のモチベーションとなっています。
記録を付けて,各学年の目標数に達すると「ブックパスポート」がもらえます。
これがあると,1冊多く借りられるのです。オレンジ色のブックパスポートは,児童にとって自慢の一品です。「私,もう少しで40冊!!」と,読書冊数を知らせてくれる声がよく聞かれます。
【これからも児童の癒しや学びの大切な場所であるように】
旭東小学校は,本への親しみが深い学校です。
読み聞かせボランティア「おはなしピーナッツ」の活動も盛んで,保護者の積極的な本への関わりが,児童の読書意欲へ繋がっていると感じます。
学校図書館が,これからも児童にとって居心地がよく,また活発な学習活動が行われるような場所であり続けたいと願います。
柏市大島田48番地1
04-7191-7369(指導課)