校長ブログ

元気もらってます(校長ブログ)

「先が見えない」って言うことがあります。基本的に「先は見えない」ものです。先のことですから。それでも、自分としては「おそらくこうなるだろうな」と予想したり、イメージしたりしてここまで毎日を生きてきたんだろうな、と思います。先のことははっきりわからないけれど予想はつくってことは、決して安定しているわけではないのだけれど、それほど不安定でもない、それがいわゆる普通の生活だったのだろうと思います。



しかし、今年に関しては、「本当に先が見えない」つまり「予想がつかない」日々の連続だった、つまりは「本当に不安定」な感じの日々だったなと感じます。今年については、精神的な不安定さ、心細さがあるのは当たり前のこととして自分で受け入れて折り合いをつけていかないと、つらかっただろうと思います。子どもも大人も。


「一日一日を大切に過ごしたいです」とは、1学期の終業式に発表した2年生の作文にあった言葉です。まさに、今を大切に、今日を大切にという子どもの言葉にぐっときたことは今でも覚えています。



友達と教室で過ごす日常を、毎日大切に過ごしている子どもたちの様子を見ていると、子どもは順応性に富んでいるなと感じます。もちろん、心の中まで見ることはできません。七夕の時に笹の葉に飾られた「早く前のような毎日になりますように」と書かれた短冊を目にしたとき、子どもたちも不安を抱えているのだ、と感じたことも覚えています。しかしながら、今見える子どもの行動からはたくましさを感じます。そんな姿から、毎日のように元気をもらっています。

子どもたちよ。引き続き、予防に努めて、体もきたえよう。そして、今、今日を大切にがんばっていこう。