校長ブログ

本との出会い(校長ブログ)

今日は、年に1度のオープン読み聞かせでした。
9名の教職員が前もって本を選びます。
1年生の担任で司書教諭でもある萩原先生が取りまとめてリストを作ります。
リストに書かれた本の題名を手がかりに、前もって子どもたちが聞きたい本を選びます。読み手の先生が誰なのかは当日のお楽しみです。
こんな流れで今日を迎えました。

1年生から6年生までという年齢の幅や、限られた時間の中での本選びは悩ましいところですが、私は「あんなになかよしだったのに」という、かさいまりさんの作品を選びました。


私の場所はブックルーム(高学年図書室)でした。1、4、5、6年生7名が集まりました。本の題名がつないでくれた出会い、ご縁だなあと感じます。

それほど長い本ではないので、時間を見ながら子どもたちと本について話題にしてあれこれ話す時間もとりました。

今、子どもたちが興味を持っている本のことを聞かせてもらった後、私と本の出会いについても話しました。大学生になって電車通学中に始めた読書がきっかけで本を読むようになったこと、高校卒業までは本を読むのが好きではなかったのでほとんど読んでこなかったこと、などを話しました。
また、これは聞いた話で、私自身が「その通り」と思ったことなのですが、「読みたいと思って手にした本でも、途中で『合わないな』『おもしろくないな』と思ったら、最後まで読まなくても良い」ということも伝えました。
興味が薄れている中で、絶対最後まで読まなければ、というような苦行になってしまっては、本嫌いになるきっかけとなるかもしれないからです。しかし、親御さんとしては、お金を出して買ったのですから、最後まで読んでほしいと思うのは当然です。
お家ではお家ルールで取り組ませてください。子どもたちよ、お家ルールに従って読書を楽しむのですよ。そう考えると、学校の図書室や市の図書館で借りられるようにしておくことはとても便利ですね。
色々な本を手に取って、本当に自分の好きな世界に出会えたら最高です。

9つの場所で読み聞かせを行いました。どの教室でも、子どもたちが静かにお話を聞く穏やかな時間になったようです。








千葉県でも学校図書館活用は推進しているところで、読書に対する意識は私が子どもだった頃より高くなっていると思います。とても良いことだと思います。私としては、ただただ、子どもたちが、今回のオープン読み聞かせも含めた色々な場面で、本とは良い出会いを通して、長く付き合っていってほしいと思っています。