校長ブログ

向き不向きより前向き(校長ブログ)

「仕事は、社会にあいた穴である」と、養老孟司氏は著書「バカの壁」で書いていました。17年前の本です。「穴が開いていたら危なくて歩けない。この穴はぼくの穴じゃない、ぼくに合った穴があるはずだ、なんていつまでも穴探しをしていないで、埋めていくしかないのだ。」つまり、「仕事は、自分にむいていなければやらない、やれないというものではない。」というような内容だったと記憶しています。とにかく目の前にある仕事に一生懸命に取り組むことの大切さを感じて覚えています。

6年生のキャリア教育で、色々な職業の人に話を聞いたりすることがあります。しかしながら、今のところ外部の講師に来ていただくのは控えています。とは言っても、わざわざ遠くから人を呼ばなくても、身の回りには自分の仕事を一生懸命している人がたくさんいます。お家の方々もそうですし、学校にもいます。

今回、身近な方からお話をと、6年担任の永井先生が、学校で働く人にスポットをあてて子どもたちに話を聞く機会をつくっています。
写真は、用務員の喜多村さんとの様子です。

体験活動もしました。


作業をしながら、喜多村さんに質問している子どもたちの姿も見られました。

将来何になるか、を目指すことも大切なことです。そしてそれに向けて努力することも大切なことです。未来に生きる子どもたちには、ぜひ、精一杯がんばってほしい。
でも、何になろうとも、「そこで何をするか」が一番大切なのだろうな、と思います。