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これまでを振り返って
令和7年度が始まって既に3ヶ月・・・校長ブログの発信がすっかり滞っていました。
そこで、今回は、これまでの経過を5月と6月の学校便りを元に紹介していきたいと思います。
【5月の学校便りより】
薫風に鯉のぼりが泳ぐ季節です。子ども達も元気に校庭で遊んでいます。入学式の翌日からプレイルームで6年生と 一緒に遊んで過ごしていた1年生も、学校生活に慣れてきた様子が見られます。今年から始めたこの朝の取組は、「スタートカリキュラム」という小学校への滑らかな接続を目的としています。先日、柏市教育委員会の視察も入りました。横浜市でも同じような取組がされているようですが、市内では初めてとのことでした。担任や他の園から来たお友達、6年生ともすぐに慣れ、朝の遊びを楽しみに登校してくる様子も見られました。このような取組の成果が市内でも広がっていくといいなと思います。
学校は社会からの影響も受けますが、社会へ影響を与えることもできます。私達の小さなチャレンジが、教育のより良い未来へ繋がったら嬉しいなと思います。これからもみんなが幸せになる学校づくりのために何ができるか考え、実践していきたいと思っています。ご心配なことがあれば、いつでもご相談ください。ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。
※1年生は、その後のゴールデンウィーク明けも、そして今もみんな元気に登校しています。朝の支度も始業時刻に間に合うように自分でできるようになりました。休み時間には、プレイルームで友達と一緒に遊ぶ姿も見られ、プレイルームがそのまま子どもたちの遊び場、居場所の一つになっています。
今年から本校は全校教科担任制で、全校児童を教員みんなで見ていくという体制で取り組み始めました。1年生も入学直後から担任以外の教員が教科を担当しましたが、朝の時間を担任と一緒に過ごしたことで、担任との関係もしっかり築けたように思います。スタートカリキュラムは大成功でした!
【6月の学校便りより】
木々の緑が色濃くなり、清々しい季節です。今週末は、いよいよスポーツフェスティバル!子ども達の頑張る姿と元気な演技をご覧いただきながら、子どもも大人も楽しめるフェスティバルにしたいと思います。
今年は、種目も選択制にしました。表現のダンスも演技する場面が選択できるような構成になっています。神戸大学が行った「所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる」という2万人調査によると、幸福感に与える影響は、健康や人間関係に次ぎ、「自己決定」が大きいということが分かったそうです。
今年は、ウェルビーイングが最上位目標、「主体性」が全校の目標です。子どもが主語の運動会、みんなが楽しめる運動会を目指した時に、先生方が選択制を考案してくれました。その他にも教育課程のバランスや熱中症対策を考えると、以前のように運動会の練習を何時間もすることは現実的ではありません。自分で選んだ種目に全力で取り組む、そんな友達を温かく応援する、そしてみんなで行事を創り上げながら主体性を育てていく、それが今年度のスポーツフェスティバルの目標です。初めての試みですが、皆様のご理解とご協力、そしてあたたかい声援をお願い申し上げます。
※スポーツフェスティバルに行った種目を紹介します。
①徒競走・・・50mと100mのどちらか
②レク走・・・運試し走と障害物走、借り物競走のどれか一つ
③団体・・・玉入れと大玉送りのどちらか
④表現・・・学団毎に踊る場所が決まっており、そこだけ踊ってもいいし、全部踊っても良い(2曲構成)
⑤親子競技・・・6年生のみ
⑥縦割り種目・・・縦割りグループで大人と綱引き
種目の選択は、教員による実演を見て、自分で決めていきました。学年制限や人数制限はありません。自己選択・自己決定したからでしょうか。いつも以上に意欲的で、最後までがんばる姿、思い切り楽しむ姿が見られました。のびのびしていて、表情豊か、とってもいい運動会でした。
スポーツフェスティバルから数日後、思い出したかのように登校中の見守りをしている私に向かって、「校長先生、ボクね、6月1日のスポーツフェスティバル、今までの運動会の中で一番楽しかった!」と言ってくれた子がいました。突然の告白は、私の中にずっと残り、幸せな気持ちになりました。
来年はどんなスポーツフェスティバルになるのか、いや、していくのか・・・これからも楽しみです。
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