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久しぶりの歌声

 先週の8日付けで柏市教育委員会から「学校における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」の改訂版が出されました。それによると柏市の感染レベルは「レベル1」とのことです。このレベルは地域の感染レベルを示しており、「レベル2,3」は学校再開後に様々な自粛をしなければならなかった状況であり、「レベル1」になると、適切な感染対策を行った上で実施できる活動も増えてきます。ただし、今後いつ「レベル2,3」に変更されるかどうかはわからない状況ですので、柏市からの情報を注視しながら活動していくことになります。
 今は流しの簡易仕切りは取り外しました。そしてフェイスシールドをつけて歌うことも始めました。先日の午後のこと、元気な歌声が1年生の教室から本当に久しぶりに聞こえてきました。行ってみると子供たちがフェイスシールドを着用し、嬉しそうに歌っています。朝や帰りの歌もマスクやフェイスシールドを着用して、長い時間にならないように歌うということで始めました。また今週からは吹奏楽部の練習もパートを絞り、少人数で朝練習のみ実施しています。今朝は練習の様子をのぞいてみました。10数名の部員が距離をとって音楽室に散らばり、壁向きになるなど対面しないように座って音を出しています。「久しぶりの楽器はどう?」と尋ねると「気分が良い!」と即、返ってきました。子供たちにとっては待ち望んだ時間です。今までは練習時間があってもそれは当たり前、吹いたり、吹かなかったりもしたでしょう。今朝の子供たちからは練習時間を大切にし、音を出すことを楽しんでいるように感じました。
 とはいえ感染症の状況は決して安心できるものではありません。感染者数も多く、不安の声はあがっています。千葉県内においても我孫子市や野田市でも感染による休校の事例もありました。「レベル1」とはいえ、決して気を緩めることなく、マスク着用、手洗い、そして検温実施とカード提出には磨きをかけながら習慣化していく必要があります。そしてもう一つ大切なことは、感染した場合の対応です。拡大防止に努めることは勿論ですが、様々な心のケアも大事だと考えます。見えない感染症との戦いです。保護者の皆様と連携して乗り切っていきましょう。
 「マスクは嫌だなあ」と感じながらちょっとマスクをずらしている子に「ちゃんとマスクしろよ」の声かけ。それが学級でトラブルになった事例がいくつかありました。お互いの気持ちは十分にわかります。でもこれでケンカになり、嫌な気分になるのはつまりません。マスクの大切さを理解しているが故の指摘だと受け止めること。その上にマスクの大変さもお互いに理解し合うこと。それがこの状況から学び、成長することです。またマスク生活の継続、まして暑くなっていく時期にはやはり辛いものです。フェイスシールドの活用を効果的に進めることも頑張れる方法かもしれません。何かあればお話しください。工夫して乗り切っていきたいと思います。なお体調によっては「マスクがとても辛い」という子もいるはずです。そんな場合もぜひ、担任に声かけしてください。
 昨日の放課後のこと。校庭からセミが鳴く声を聞きました。「えっ?」と思いましたが、確かです。涼しい日が続いているので、夏だと言うことを忘れてしまいがちですが、もう7月中旬、夏です。こんなに涼しいとセミも登場するタイミングを逸してしまいまうかな、そんな思いになりました。今朝の検温忘れは12名でした。この調子で来週、月曜日を迎え、少しずつ減らしていきたいですね。子供たちを支えてください。