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酒小日記 令和3年度
1年生 読書会
1年生は,図書館で初めての読書会をしました。
読書会とは,みんなで同じ本を読んで,好きな場面を紹介したり,登場人物の気持ちを考えたりして,読書を楽しむ会のことです。
読書会のために,図書の先生がクラス全員分の本を用意してくれました。
今回の本は,「はじめてのおつかい」です。
図書の先生が読んでくれたあと,それぞれ好きな場面を決めます。
「おつかいを頼まれたところがいいなぁ!」
「看板がたくさんあっておもしろい!」
「このページに探しているネコがいるよ!」
など,1ページごとに興味津々です。
そのあと,自分の好きな場面を友達に紹介しあいました。
「同じだ!」という声もあれば,「ちがったねー!」「でもそこもいいね!」という声も聞こえてきました。
どの子も楽しそうに紹介し合っていました。
そして,好きな場面やおもしろいところ,発見したところを発表しました。
友達の発見を聞いて,「本当だ!」「あった!これだ!」「へぇーこうなってるんだね!」
と大盛り上がり。発見した子もみんなが一斉に探す様子を見て,とても満足そうでした。
「みんなでいろいろなものを見つけたことが楽しかったです。」
「みんなが同じこともあれば,違うこともあっておもしろかったです。」
「みんなの見つけたものを探しているとだんだん楽しくなってきました。」
などの感想がありました。
読書会は,同じ本を1人ずつ読むことができるので,友達との違いを楽しんだり,発見したことを共有したりすることができる良さがあります。本は読む人の数だけ感動や発見があります。そういったことを体験できた時間となりました。
ちなみに,今回読んだ「はじめてのおつかい」は,1年2組の担任の先生が,子どもの頃にお母さんによく読んでもらった本だと言っていました。大人になり,子どもたちにその本を紹介するということに縁を感じますね。
本には,内容のおもしろさだけでなく,そうした誰かとのつながりを思い出させる力があります。
1年生のみなさんも,思い出の1ページとなるような素敵な本とこれからも出会ってほしいと思います。