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校長:卒業式を挙行しました

卒業証書授与式を厳粛かつ温かい雰囲気の中で挙行いたしました。
式に臨む子どもたちの姿は大変立派で、その凛とした姿から、6年間の歩みと成長のあかしが強く感じられました。
練習の段階から特に注意を要することもなく、一人一人が自覚をもって取り組んできた様子がうかがえました。

当日は、来賓の方々からも「子ども一人一人を大切にしていることが伝わってきた」「とても温かい式だった」とのお言葉をいただきました。

また、式辞の中では、卒業生一人一人の未来に思いを寄せ、次のような言葉を贈りました。
(卒業生に関する内容のみ抜粋)

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私が皆さんと出会ったのは、皆さんが四年生のときでした。

その年の皆さんは、「地域の人を笑顔にしたい」という思いから、落語で学んだ笑いの要素を取り入れて、校内でのプロジェクションマッピングに挑戦しました。
仲間とアイデアを出し合い、プログラミングのブロックを動かしてみてはやり直し、試行錯誤しながら作品をつくりあげていく姿が、今でも心に残っています。
その姿を見ながら、私は思いました。
この子たちは、この先どのように成長していくのだろう、と。

そして六年生になった皆さんは、私の期待を大きく超える学びを見せてくれました。
「大津ケ丘クリエイティブカンパニー」、通称OCCの活動です。
地域の人や大学、企業の方々からの依頼を受け、柏の魅力を動画で発信する取り組みでした。
仲間と役割を分担し、企画し、取材し、撮影し、編集し、作品として世の中に届ける。
その経験を通して、大切なことに気づいたはずです。
自分たちの考えが形になり、それを見た人が喜んでくれることに。
その経験の中で、
「自分たちには地域をより良くする力がある」
と感じたのではないでしょうか。

皆さんが発揮してきたその力の源は、創造力です。
新しいアイデアを生み出す力。
それを形にする力。
そして、人とつながりながら新しい価値をつくっていく力です。

これから皆さんが生きていく社会は、生成AIをはじめとする新しい技術によって、大きく変化していくでしょう。
しかし、どんなに時代が変わっても、決して変わらないものがあります。
それは、自分で考え、新しいものを生み出そうとする力、それが創造力です。
新しい価値を生み出すのは、いつの時代も人間です。
自分の創造力を信じてください。
そして、人とのつながりを大切にしながら、自分の力で周りの世界を少しでも良くしていこうとする人になってください。

-----ご来賓と保護者の皆様に挨拶-----

卒業生の皆さん。

先日の「卒業を祝う会」で、皆さんがいつも優しく接してきた一年生が、かわいい魔法使いに変身して、六年生の「十年後のすがた」を見せてくれました。
その姿を見ながら、私は皆さん一人ひとりの未来を思い描いていました。
そして、その未来はきっと、さまざまな形で社会につながっていくことでしょう。
皆さんの中から、地域をより良くする人、社会を支える人、
さらには、この国の未来を動かす人も生まれていくことを、私は信じています。 

しかし、もう一つ大切にしてほしいことがあります。
それは、自分自身を大切にすること、そして家族や身近な人を大切にすることです。
人を大切にする心を忘れず、自分の創造力を生かして未来へ歩んでいってください。
皆さんの未来が光り輝くことを心から願い、式辞といたします。 

令和八年三月十七日
柏市立大津ケ丘第一小学校長 
佐和 伸明