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校長:博報賞の賞状を子どもたちから受け取りました

2学期の終業式では、いつもとは少し違う場面がありました。
普段は私が子どもたちに賞状を渡す立場ですが、この日は、子どもたちから 博報賞 の賞状を手渡してもらいました。
そこで、私は子どもたちに、次のような話をしました。

この賞は、新聞などに取り上げられるほど立派な賞ですが、特別な人が、特別なことをしたからもらえた賞ではありません。
すごいことを一回やったからでもありません。
大津ケ丘第一小学校のみんなが、長い年月、少しずつ、こつこつと続けてきたことが認められた賞です。
だから、この賞は、先生方と子どもたち全員に贈られた賞です。
私は代表して受け取りましたが、主役は、みなさん一人一人です。

では、みなさんは、どんなことをしてきたのでしょうか。
2学期もみなさんは、学年ごとに、「だれかのこと」を考え、周りの人を幸せにする行動を続けてきました。

6年生は、OCC(大津ケ丘クリエイティブカンパニー)を立ち上げ、柏市のよいところを動画にして、日本中、世界中の人に伝えてきました。

5年生は、「健康」をテーマに、みんなの体や生活をよりよくするための提言を考えています。

4年生は、給食を通して地域のよさを見つめ直し、特色ある食材や調理方法を全国や台湾の友だちに伝えようとしています。

3年生は、柏のカブについて調べ、ひまわりプラザまつりに大勢で参加して地域の方にしっかり伝えました。

2年生は、町探検で見つけたことをまとめ、地域や保護者の方に大津ケ丘のことを知ってもらおうと発表しました。

1年生は、秋まつりを開き、お世話になっている6年生に楽しんでもらおう、喜んでもらおうと、一生懸命準備しました。

どの学年の学びも、自分のためだけの学びではありませんでした。
「どうしたら喜んでもらえるか。」
「どうしたら伝わるか。」
「どうしたら役に立てるか。」

そう考え、行動してきたことが、この博報賞につながりました。
ですので、この賞は、「よくできました」というごほうびではありません。
「これからも、その学びを続けてください」という、応援のしるしです。

3学期も、だれかのために考え、だれかのために行動できる、そんなステキな子どもたちがたくさんいる学校であり続けましょう。

それは、きっと、だれかのためだけでなく、自分自身のためにもなるはずです。(校長 佐和)