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2024年3月の記事一覧
最速は5組でした
ネットが普及した現代社会では、企業の平均年収についての
情報が簡単に手に入ります。それと同時に、年収の平均値
よりも中央値の方が実情を表しているという情報も手に入り
ます。数学の授業で各クラスの反射神経についてヒストグラム
でまとめてランキング付けをしている1年生では、その中で
中央値・平均値・最頻値などを駆使しており、前述したような
数字のトリックに騙されないような知識を得ています。
データを分析してからプレゼンテーションの作成と、反射神経
ナンバーワンとする根拠の抜粋から表現まで、1から自分達
で作り上げるという、なんとも難しそうなこの授業。しかし、
1年生は様々な着眼点とタブレットを扱う技術により、良い
プレゼンテーションを大量生産していました。
でも、お高いんでしょう?
限られた時間の中で商品の魅力を伝える通販番組。そこには
言葉や資料を巧みに使って相手の心を動かす極意が詰め込まれて
いるそうです。1年生の国語の授業では、通販番組の模範を
してその技術を学ぼうとしています。
授業時間は45分と短めですが、1年生は制限時間内に台本を
作り上げて見事な発表をしていました。短時間で班員全員が
活躍する台本を作り上げる1年生の企画構成力には驚かされます。
9年間の答え
卒業式という晴れの日ですが、朝起きると道路には雪が積もって
おり、学校へと向かう足も重くなってしまうような天気です。
しかし、毎朝3年生の中で1番に学校へ到着する生徒は、本日も
登校時間よりもやや早めに登校。毎日繰り返してきた習慣を最後
の1日まで守り通しています。この生徒は、学級の輝いている人
通称「キラビト」に選ばれた生徒であり、キラビトインタビュー
の際には「当たり前のことをやっていたらキラビトに選ばれた」
と発言していました。些細な当たり前を毎日やり抜く事が、この
生徒が義務教育の9年間で育んできた力かと思われます。
式が始まり卒業証書授与の時間となると、にこやかな表情をする
生徒もいれば、緊張した様子の生徒もいます。さらには、意外な
生徒が涙を流している場面もあり、卒業に対する思いやそれまで
に身に付けた力は本当に十人十色で、本人しか理解できない何か
があるように思えました。
様々な思いを持つ生徒の中から代表して答辞を贈ってくれたのは
先代の生徒会長。コロナ禍により、あらゆる活動が0になった状態
から、自分達の力で1へと進めたという言葉が印象的でした。
振り返ってみれば、自分達の力で学校の歴史を創った成功体験という
美談ですが、活動を進める中では先の見えない不安やコロナに対する
怨嗟などもあったかと思われます。そういったものを乗り越えて
本日の卒業式に臨む生徒達は、大人たちの想像以上に成長している
のかもしれません。
4月からは様々な生徒が様々な進学先で新たな挑戦をすることと
思われますが、本日生徒達が作り上げた立派な卒業式を見ると
新天地でも新たな仲間と協力して活躍してくれる予感がしてきます。
また、1・2年生は式場の準備及び後片付け。家庭科部の1年生は
素敵な紙刺繍を作って校舎を彩ってくれました。3年生のために
色々と尽力してくれてありがとうございました。
最後の試練
卒業まで残り1日となった3年生は、学年レクを実施して最後の
思い出づくりにいそしんでいます。レクの内容は3年生対3学年
担任のお題にそってのガチンコ勝負です。3年生の担任達は大人
の壁を越えていけと、全力で生徒達の前に立ちはだかっていました。
運動関係のお題では、既に生徒達は壁を超えているようにも思えますが
生徒達は一致団結し、最後の勝負に笑顔で挑んでくれました。
学校の活動を純粋に楽しむ生徒達の真っすぐな心は、明日の卒業式を
素晴らしいものにしてくれると確信させてくれました。
ハンカチをご用意ください
本日は2・3年生合同で卒業式の予行練習を実施しました。
どちらの学年も、そこまで多く卒業式の練習をしていない
はずですが、細かい動きは勿論のこと歌声までかなりのレベル
に仕上がっているように思えます。
少ない練習でここまでの歌声を響かせることが出来るのも
合唱コンクールの翌日であろうと実施してきた歌練習の積み
重ねの成果かと思われます。3年間の集大成ともいえる卒業式で
披露される、生徒達の毎日の積み重ねが実感できる歌声は
涙腺に響くこと間違いありません。