校長室の窓

着任式・始業式

 桜満開の柏一小正門に、明るく元気な子どもたちの「おはようございます!」の声が響いています。いよいよ令和6年度がスタートしました。期待に胸を膨らませながら登校する子、クラス替えが心配で少し不安そうな子、それぞれの思いを胸に一小の子どもたちの新しい年度が始まります。4月1日現在で、新1年生を加えて609名の子どもたちが柏一小で過ごします。笑顔あふれる柏一小を目指して、今年度あたらに20名の職員が加わり、子どもたちの成長を支えてまいります。

 始業式の前に着任式を行いました。着任した職員一人一人からの挨拶に耳を傾ける子どもたち、20名の挨拶は時間がかかりますが、一人一人の挨拶をしっかりと聞いてくれました。話す人への自然な思いやりに感心させられます。

 その後は、私から子どもたちに伝えたいことを次のように話しました。

『新しいクラス、新しい先生、新しい仲間、期待と不安でドキドキしている子もいると思います。今年1年がみなさんにとって楽しく笑顔いっぱいの一小であることを校長先生は願っています。そのために、校長先生からお願いがあります。

(やさしい言葉)をたくさん使ってほしいということです。(やさしい言葉)とは決して難しい言葉ではありません。普段みなさんが使っている言葉です。

例えば「ありがとう」とか「ごめんね」とか「大丈夫?手伝うよ?」「すごいね」「がんばって」「いっしょに遊ぼう」などなどその言葉をかけられると、うれしい気持ちになるような(やさしい言葉)で一小の教室や学校があふれるといいなあと校長先生は思っています。もう使っているよという子もたくさんいると思いますが、もっと使ってみてください。やさしい言葉かけで笑顔いっぱいの学校にしましょう。』

 うなずきながら聞いてくれる子もいて、言葉の大切さについて理解してくれているのだなと実感しました。とはいえ、発達段階に応じて子どもたちの捉え方り理解の仕方にも違いがあると思われます。柏一小の教職員は粘り強く子どもたちに言葉の大切さについて指導してまいります。まずは、「やさしい言葉」かけから取り組みます。

 その後、子どもたちの待ちに待った担任発表を行いました。一人一人の教職員に拍手をくれた子どもたち。私たち教職員も子どもたちに背中を押してもらいました。始業式の最後には伝統ある柏一小の校歌をみんなで歌いました。

 春休み明けの始業式、たくさんの時間がかかりましたが、さすが柏一小の子どもたち、最後までしっかりとした態度で始業式を終えることができました。これから1年間の子どもたちの成長が楽しみです。

                                 柏市立柏第一小学校長 三浦 邦彦