令和3年度(R4.4.11まで)

4校合同演奏会(校長室より)

土曜日に南部地区青少協主催の4校合同演奏会が南部中体育館で開催されました。
今年度の前半は学校でも地域でも各種行事が中止や延期となりました。
10月に宣言が解除された後でも、人を集める行事の実施については頭を悩ませました。

4校の子どもたちや保護者のみなさんや地域のみなさんが集まるこの行事についても同様です。一度は中止を決めた演奏会でしたが、青少協会長をはじめとする役員のみなさんや、各校の校長の意見交換の末、実施することになりました。とは言え、小学校における音楽の活動については、授業でも部活動でも感染症予防の観点から、控えめに行ってきたこともあり、発表に向けての準備は簡単ではありませんでした。本校も逆井小も本来の器楽演奏はとてもできる状態ではありません。

しかし、青少協西條会長の「一つでも思い出になるものを」という願いと、南部中植松校長の「同じ地域にいる音楽好きの子どもたちの音楽でのつながりを大切に」という願いにそって、それぞれの学校でできることを準備することになりました。この願いはお二人から開会式で子どもたちに伝えられました。

演奏会実施が決まった頃、本校では、器楽の練習がスタートしたところでした。急遽、練習内容を演奏会向けに変更し、準備を進めてきました。短い期間の中で、担当の先生方には大変ご苦労をおかけしました。

当日は、リコーダーやハンドベルの演奏を行いました。自分の楽器演奏に真剣に取り組む子どもたちの姿はとても素晴らしいものでした。学校での日常とは少し違う、緊張感のある姿でした。みな、背筋のピンとした良い姿勢です。

 

逆井小のマスク着用のままの6年生の合唱は、マスクの下の大きな口が想像できるようなしっかりした歌声でした。

南部中、逆井中の吹奏楽の演奏は、さすが中学生というものでした。


また、スタッフとしても働いていた南部中の吹奏楽部生徒のてきぱきとした動きも立派でした。

温かな、そして主催者側の目的を十分に達成できた演奏会になったと思います。

一つの行事を行う時、「やりたい」という思いだけではできません。実際に動く人たちが必要です。開場準備や当日の運営のためにご尽力いただいたたくさんのみなさまにこの場で感謝申し上げます。ありがとうございました。