校長室より

感動

 この1年間,コロナの影響で「何がなくなったか?」「何が足りなかったか?」を考えると数えきれないほどあるのですが,-形としては見えないけれど心に刻まれるもの- を思い浮かべると,それは「感動」ではなかったかと思うのです。

 そう考えるようになったのは,2月から3月にかけてです。

 学校は,実は「感動」にあふれている場所です。「感動」は,そのほとんどが子どもたちから与えられます。「感動」は,努力して何かをやり遂げたときに生まれます。「感動」は一人より大勢で目標を持って成し遂げたときに,またそれを見たとき感じたときに心に刻まれます。

 2月中旬の「学習発表会」,3月に入ってすぐの「6年生を送る会」,「部活動引退行事」(『行事のアルバム』に写真があります)。これまでのうっぷんを晴らすかのように,子どもたちは感動を与えてくれました。発表までの努力があってこそだということもわかりました。

 6年生はこの感動を胸に小学校を巣立ち,1年生から5年生は感動を与え感動に涙する人となって次の学年に進んでほしいと願います。