校長室より

情報モラル教育(校長室より)

3日連続で「自分の身の守り方」に関わる内容です。安心、安全に暮らしていくためには気をつけておかなければならないことがそれだけあるということです。

 

今日は4年生以上の児童対象に「情報モラル出前授業」を行いました。講師は柏市教育委員会児童生徒課の小原指導主事です。

 

小原先生は、かつて本校で勤務していたこともある先生です。ご縁がありますね。

3時間目に4年生、4時間目に5・6年生向けに授業をしていただきました。

 

顔が見えない世界で、言い過ぎ(書き過ぎ)によるトラブル、誹謗中傷、知らない人との安易なつながり、など情報機器によるトラブルは大人の世界でも子どもの世界でも関係なく起こっています。

 

いろいろな経験をする中で初めてわかることもあります。何事も経験が大切です。でも、ここまでの報道や実例で、怖い結果になる可能性があることが想像できることなら、自分でストップをかけて回避することも大切です。怖い思いをわざわざすることはありません。

 

とは言え、子どもたちは好奇心の塊です。蜂の巣があれば「どこどこ?」と近づき「蜂の巣だー」と騒ぐ、危険と知っていても近づいてしまう子もいるのが事実です。

 

情報機器は、簡単に人とつながることができる、ゲームができる、動画が見られる・・・子どもたちにとってはわくわくするおもちゃ箱です。「もっと、もっとと刺激を求めていくようにできている」と『スマホ脳』という本でもその依存性について書かれています。

 

ということで、危ない使い方もあるんだなということを知ることでブレーキをかけられる子が一人でも増えてくれれば良いなという願いの元での出前授業です。

4年生のまとめ

 

5、6年生のまとめ

ここ数年、メールアプリやSNSでの本校児童の校内外でのトラブルは聞こえてきています。情報共有をしながら対応したり、指導したりすることはできますが、私物の情報機器の管理は学校では行えません。ご家庭でルールを決めたりすることで、お任せするしかありません。

今日の講師の小原先生からもありましたが、「正しく使えば便利」ということです。道具は人が使う物です。紙を切るのに便利なはさみでも、使い方を間違えたらけがをしたりさせたりすることもあります。「道具を正しく使う」ことは当たり前のことであり、とても大切なことです。今日の授業が、情報機器という便利な道具を正しく使うきっかけになりますように。自分で自分の身を守るために、です。

小原先生、子どもたちのために、ありがとうございました。