校長室より

わざと間違える(校長室より)

先生方は、授業中に「その時間に教えることを子どもたちに伝える」のですが、子どもたちの興味を引きつけながら、という部分は大切です。

 

1年生の漢字の学習です。「三」を教えています。

こういったときに「わざと間違えて黒板に書く」というようなことをすることがあります。例えば、3本の横線を同じ長さで書いたり、線のすきまを変えてみたりするわけです。

書いた途端に、「ちがーう」「そうじゃないよー」という子どもたちの声があちこちから聞こえます。担任がわざと間違えることで、「違いに気づかせる」「何に気をつければ正しく書けるかに目を向けさせる」。大人である担任が「わざとできていないふりをする」ことで子どもの興味を引きつけるわけです。

人の間違いから学ぶということは良くあることです。「先生、そんなことも知らないのー」「先生のくせに間違えてばっかりー」なんてことを万が一言われても気にしません。

先日は架空の子ども「れーこちゃん」を演じながらわざと間違えて子どもたちに気づかせるという方法をとっていた先生もいました。

授業中にこんなやりとりも取り入れながら、学習は進んでいきます。

3連休明け、今日も明るく元気な土南部小の子どもたち。