校長室より

第1回持久走記録会(校長室より)

今日は記録会を行いました。

暖かな日差しの元、子どもたちががんばる姿を見ることができました。

2年前までは、練習期間を経て、持久走大会を行い、順位とタイムをもらう形でした。昔からおそらく多くの学校でその形でした。しかし、改めて目的を考えたときに、「個人個人の成長に目を向けたときに、競うべき相手は自分」であるはずであり、そうならば形を変えざるを得ないとなりました。

限られた期間の中で、練習、第1回記録会、練習、第2回記録会というのはなかなか気ぜわしいのですが、この形で、自分に向き合う行事にしようしての2年目です。

最後まで走りきった子もいれば、歩いてしまう子もいました。残念ながら途中で走れなくなった子もいます。体調不良やけがで今日は走れなかった子もいます。全部まとめて、「それが今日の自分」です。これからまた練習の期間を経て、第2回の記録会に臨みます。

すでに、今日の時点で「校長先生、私、目標を達成しました。」と言いに来た高学年の子がいました。順位を言うのかな、と思っていたら、「○分台が目標だったんです」とうれしそうに話していました。この子はこれからの期間でさらに自分なりの目標を決めて第2回に向かっていくでしょう。

子どもたちにとって、考え方としては難しいかもしれませんし、順位の方がよっぽどわかりやすいというのは確かなのですが、成長とは人との比較ではなく、自分の中で起こるものです。がんばったことで、順位という人との比較の数字ではないところで、成果が実感できるとよいと思います。

今年度、ここまで一生懸命がんばってきた6年生、悔いのないよう精一杯がんばってくださいね。