校長室より

1月が終わります(校長室より)

小学生の時、好きな女の子の気を引きたくてわざと意地悪なことを言ったり、その子の物を取ってしまったり・・・そんなことありますか。

 

私は、そういうことが結構多い子どもだったと思います。うまく言葉にできない、素直に表現できないところがあってなおさらでした。

 

「なんでそんなことしたんだ」と先生に聞かれれば、「好きだからです」なんて恥ずかしくて言えるはずもなく、とってつけたような言い訳をして、ごまかしていたんだろうと思います。

 

これは、今なら「いじめ」と言われてしまう働きかけです。でも当時の自分にはそれ以外の関わり方はできなかっただろうなあと想像できます。

 

今日は水曜日なので、昼休みに、体育委員会や高学年有志が下学年の縄跳びを見る時間がありました。異年齢の子に対して、思いやりを持って優しく関われる子どもたちの様子があちこちで見られます。

「役割だから仕方なく」という感じではありません。本当に温かな関わりを感じます。本校の子どもたちの良さの一つです。

これが、同じ学年、同じクラスの子が相手になるととたんに厳しい態度になってしまうということはよくあることです。

また、まだまだ未熟な、成長途中である子どもたちの中では、人との距離感がうまくとれずにトラブルになったり、余計な働きかけでトラブルになったりすることも少なくありません。

 

今、土南部小学校には全部で20の学級があります。それぞれの教室で毎日毎日ほんの些細なことが原因での色々なことが起こっています。その一つ一つが必ずや子どもたちにとっての学びにつながるよう、近くにいる大人として向き合っていくことは大切なことであり、安心安全な学校のためにしなければならないことであると思っています。

 

今日も、何人かの担任から報告がありました。モグラたたきのような日々ですが、それでも関わり続けていきます。