令和5年度 校長室より

終業式(校長室より)

体育館で終業式を行いました。

生徒指導の田中先生からはチコちゃん風にお年玉の話から、お金の貸し借り、おごりおごられによるトラブルを避けようと呼びかけをしました。安全主任の長野先生からは交通安全についての話をしました。

校長の話。

2学期の最初に「やる気というのは何かをやり始めてから生まれてくるんだよ、やる気がでるのをただ待ってるだけではやる気は出ないんだよ」という話をしました。ずっと校長室の前にはってあります。


その後、何日かして、6年生のある女の子が「やってみたけどやる気が出ませんでしたよ」って言いに来ました。うれしかったな。「まずやってみた」ということがうれしかった。
どうか引き続きその「やってみる」「チャレンジしてみる」という気持ちを忘れずにやってみてほしいです。

やってみて、やる気が出て、よっしゃーとがんばったとする。でも、できることもあればできないこともある。勉強、友達関係、ゲーム、食べること、何でもかんでもうまくいくことばかりではない。できないことも多いよね。そんな時、「あーもうやめちゃおうかな」「めんどうくさいなあ」という気持ちは必ず生まれる。

 

校長先生の心の中にだって、最後までがんばるぞという強い心と、めんどくさいからやめちゃおうかなという弱い心がある。みんなはどうかな。そしてその強い心と弱い心がいつでもけんかしてる。強い心が勝てば頑張れるし、弱い心が勝ったら諦めることになる。
そうやって考えると、がんばるかあきらめるか、やるかやらないかって自分との勝負なんだよね。誰かとの勝負じゃない。あいつだってやってないじゃないかって人のせいにすることもあるかもしれないけど、人のせいにして逃げてるのも自分で決めてることだからね。

2学期、持久走記録会で歯を食いしばって走ったみんなの顔を見た。ゴールまでたどりついたってことは「つらい」「くるしい」「もうやめたい」という弱い気持ちに「最後までがんばるぞ」という強い気持ちが勝ったということ。自分に勝ったということ。みんな、やればできるんだよ。校長先生はそう感じた。

そんな中、2学期もいろいろな悲しい話が校長室に聞こえてきた。
道具を正しく使わないトラブルや、友達にいやなことをしたり、いやなことをいったり、学校の物をこわしたり、学校の物を窓から投げたり、そのたびに先生やお家の人におこられるのわかってるのになにやってんだろ。

でも、君たちはそういうこともしながら大きくなっていくので、止められないこともわかってるよ、たださ、おなじ経験は何度もしなくてもよいからさ、しっかり反省して同じ失敗は繰り返さないぞ、ぐらいのことは思って生活してもいいんじゃないかなと思っている。

自分の弱い気持ちに負けないところを持っている君たちだから、やればできることはたくさんあるはずだよ。3学期も「みんなでつくる楽しい学校」に向けてがんばろう。

1月9日元気に会いましょう。

(今学期最後の給食の様子です。おいしそうに楽しそうに食べていました。)

保護者のみなさん、地域のみなさん、2学期も色々な場面で、ご理解ご協力をいただきありがとうございました。冬休みに入ります。ご家族皆様、健康に気をつけて良いお年をお迎えください。