令和5年度 校長室より

1年生昔遊び(校長室より)

昔遊び。

こま、おはじき、けん玉、めんこ・・・。どれも自分の小学校時代には普通に行っていた日常的な遊び。教務主任の宇佐美先生は「どれも生活科で触れた遊びです」と話してました。となれば、今の子どもたちにとっては当然「むかーし昔の遊び・・・」。

 

こまやけん玉などは教わったからすぐにできるというものではありません。所作の中にこつが必要な部分があって、何度も失敗を繰り返して、「なるほど」と体感するまで努力をしないとできるようになりません。

 

根気は必要ですが、それだけ、できるようになったときは喜びもひとしおですし、体が覚えたことは簡単に忘れることはありません。

 

今日は、1年生の生活科の学習「昔遊び」を、17名の地域の方の協力のもとで行いました。コロナの状況でお呼びできない年が続きましたが、今年はお願いすることにしました。

あやとり、めんこ、まり、こま、けん玉、おてだま、おはじき、だるま落としの八種目に二名ずつ、お手伝いをいただけることになったみなさんに希望の種目担当になっていただくという形で役割を決めたので、もしかしたら「いやあ、この種目はそんなに得意じゃないなあ」という巡り合わせもあったかもしれません。

 

しかしそこは、地域のみなさんとの交流も目的の一つですから、「むずかしいねえ」が共有できるという経験でも構わないのです。それぞれの種目を10分体験して、次の種目に移動、という流れで会は進んでいきました。

 

順番に回ってくる子どもたちのお相手をしていただきました。

 

何でもそうですが、やってみたい、うまくなりたい、もっとできるようになりたい・・・というような本人の気持ちが何より大切です。

 

今日体験したものは全て、そもそも遊びなので、昔は友達との交流のためだったり、本気の勝負に向けてだったり、その遊びに向けての思いが強かったものです。今は、体験のためにする物になってしまっているので、どうしても取り組み方が限定的になります。

交流も目的の一つではありますが、今回の体験を通して、興味がわく物が一つでも見つかって、熱中したり、うまくできるまでがんばる体験につながると良いなと思います。

参加してくださった地域のみなさん、今日はありがとうございました。おかげさまで8ヶ所の場の設定ができ、子どもたちがたっぷり活動できました。