校長室より

学ぶということ(校長室より)

12月6日7日の2日間、講師の先生をお招きして書き初め練習会を行ったのですが、5年生を教えていただいた時の子どもの様子についての講師の先生のお話が印象的でしたのでご紹介します。

外部から来た先生に教えていただくわけですから、それなりの姿勢で臨むことは大切なことです。その学ぶ態度についても素晴らしかったという話だったのですが、それ以上に、その時間の中で、「ここがうまくできない」「ここを教えてほしい」と直接講師の先生に声をかけてきた子どもたちがいたのだそうです。これについて、大変喜んでいらっしゃいました。

「学ぶ」「やってみる」そして、「できた」あるいは「できなかった」で終わらずに、「できるようになりたい」と思えたわけで、さらに行動できたという話です。

勉強はだれのためにするものか、自分のためのものです。短い時間の講師の先生との関わりの中でそういう気持ちになれたことも、もう一歩踏み込んで行動できたことも、学ぶ姿勢としてとても立派な姿だと、講師の先生の話を校長室で聞いていて思いました。

やってみても、できることばかりではないのが学習です。それでも、「できないことがある」「わからないことがある」そこが本当の意味での学びのスタートです。簡単にあきらめずに粘ってみるというその姿勢で今後もがんばってほしいなと思います。

 

ちなみに、講師でお招きした戸沼先生は市内で校長先生をされていた方で、その当時の学校に、5年担任の小藤田先生が子どもとして在籍していたというエピソードがあります。

自分がかつて仕事をしていた学校の子どもがこんなに大きくなって自分で決めた仕事をがんばっている姿を見て、それも大変喜んでいらっしゃいました。ここでの再会も「縁」ですね。

 

さあ、12月も中旬に入ります。

暗くなるのも大分早くなっています。明日12月10日(土)から12月19日(月)までの10日間は冬の交通安全運動期間でもあります。昼の放送でも子どもたちへ呼びかけがありましたが、とびだしなど危ないことをせずに、交通事故等に十分気をつけて生活できますように。