校長室より

新刊展示会(校長室より)

柏市から配当されている学校予算の中に、子どもたちの図書を購入できる予算があります。

今年度の前期購入分を図書室に並べました。「新刊展示会」です。

1時間目は3年1組が図書室で新刊を手にしました。

今は全校に紹介の期間なので、新刊についての貸し出しはまだ先です。色々手に取って、楽しみにしていてください。

学校にはたくさんの図書があります。大人になってみると、色々な本を手に取ってほしいという願いもありますが、自分自身を振り返ってみると、決してそうしてこなかったことを思い出します。小中学生のころは、字がたくさんの本を進んで手に取ることはありませんでした。読書感想文は最も苦手意識のある宿題でした。「感じたことを書きなさい」と言う言葉が本当に難しい指示でした。「何も感じないー」そういう子どもでした。

その後、大学生になって、電車での通学時間を使っての読書をするようになって、本を読む楽しみを知り、本を読むようになりました。

小学生の時は「買ってあげる」と親に言われても興味を示さなかった本を、自分で購入するときがくるなど、思いもしませんでした。

1つ思うことは、本との出会いはタイミング。嫌いにならないようにしておくことが一番大切なことだと思っています。千葉県でも読書活動の推進は重点の1つです。学校でも、司書教諭や図書館指導員の先生が、子どもたちに本に興味を持ってもらおうとあれこれ活動を仕掛けます。そんな中でも、今、本と良い出会いができる子もいれば、今は出会えない子もいるはずです。

「いつかきっと良い出会いがあるといいね」という大人の心の余裕は必要だと、自分の経験からも思います。

 

高学年が委員会の仕事をしています。みんなが休んでいる時間にありがとう。