校長室より

最後までがんばる(校長室より)

11月の全校朝会です。

校長の話では、「最後までがんばる」というテーマで山登りに例えながら話しました。

この前、第1回持久走記録会がありました。みんなで一緒にスタートして、でもゴールはばらばら、早く着いた人もいるし、後になった人もいる。でもそれで良いの。時間制限があるわけじゃないから。大切なのは「最後までがんばる」ということ。

記録会が終わった後の夕方、田地野先生と話をしたよ。

「土南部小学校には、最後までがんばれる子がたくさんいるんだよね」って。

 

もちろん残念ながら、体調が悪かったり、気持ちが乗らなかったりして途中でやめることになった人もいるけれど、この後、まだ練習がある、第2回目の記録会もある。この前よりがんばった、と思えればそれで良い。ぜひ第2回にむけてがんばってね。

さて今日は、この話と普段の授業を重ねて考えてみる。算数の授業が始まってみんなでスタートする。ここまでは持久走記録会と同じ。では記録会との違いは何だろう。

それは、45分という制限時間があるってこと。その制限時間の中で、できるだけ多くの子どもたちとゴールしたいわけ。でもね、途中でつまずく人もいる。「できない」「わからない」「おわらない」とかね。で立ち止まることもあるよね。45分という制限時間が過ぎたところで、ゴールまで行けた人もいれば、途中で止まってしまった人もいる。それでも「45分間、最後までがんばる」という姿が校長先生は大切なんだと思っている。

途中までしか行けなかった人も、最初からあきらめて何もしないわけじゃない。途中までの経験値が少しずつたまっている。

世の中にはできないこともたくさんあるけれど、やればできることもたくさんある。ぜひたくさんの経験値をためて、レベルアップしていってほしいと校長先生は思っています。2学期も半分が終わりました。11月、12月もがんばっていこう。

言葉で伝えたらできるようになるなんて思ってません。ただ、まずは、思いを伝えるところがスタートですから。

1年生の男の子が「今日の話、よかったです」と声をかけてきました。1年生なりに感じたことがあるんだなと思いました。6年生の男の子が「今日の話はちょっと長かったです。」と声をかけてきました。「ちょっと」というところに優しさを感じました。いずれにしても、画面越しの話にも関わらずよく聞いてくれていたようです。

「あきらめずに最後まで行う力」は今年度子どもたちにつけたい4つの力の1つです。いろいろな場面でつけていけるよう引き続き指導・支援していきます。

 

生活目標については宇佐美先生からお話がありました。寒い季節になり、病気にならないための健康管理についてです。

手洗いは基本です。水は冷たいけれどしっかり洗おうね。

 

表彰では、たくさんの子どもたちに賞状やメダルを渡しました。

よくがんばりました。おめでとうございます。学年に関係なく、スッとした立ち姿が格好良かったです。