校長室より

ひらがな(校長室より)

どうもスッキリしない天気が続いています。

 

体調管理に気をつけたいですね。

1年生がひらがなの練習をしていました。

なまじ「知っている」という状況は改めて学ぶときにマイナスになることもあります。1年生でひらがなの練習をする際に「僕、ひらがなは知ってる」とか「私、ひらがなは書ける」という状況が、新しい気持ちでの学びにつながらないことがあるのです。知っていると思い込んだ状態だと、小さな間違いに気づかないということが起こるわけです。

29歳の時、初めて1年生の担任をしたとき、1日2こずつ、ゆっくりひらがなを教えました。そのときに、自分が29年間書いてきたひらがなのいくつもが何となく変な形であることに気づき、正しい形を意識して書くようになりました。いくつになっても気持ちさえあれば学び直しができる、そんな体験をしたことを思い出します。しかし、教員でなかったらへんてこな字を書き続けていたかもしれません。(字を書く場面はどんどん減っていますが。)

低学年で学ぶことの多くは、その後の学習や生活の基本になります。
ひらがななどの文字はもちろん、のりで貼ったり、定規で線を引いたり、そんな活動も「はい、のりではってごらん」とか「定規でまっすぐな線を引くよ」と、言葉で言えば簡単なことですが、指の使い方や、力の入れ加減によって、うまくできないこともあります。何度も何度も繰り返していくなかで身についていくことです。

削った鉛筆を毎日持ってくる、鉛筆で書くノートには下敷きを敷く、連絡帳をきちんと連絡を書くなどの習慣も、毎日の繰り返しで身についていきます。

いずれのことも、その気になれば、いつでも学び直しができるわけですから、自分で気づくか、人に指摘されるか、タイミングは人それぞれですが、一つ一つのことに「そんなことに何の意味が?」という理屈は置いておいて、正しい形を身につけてほしいな、と願いつつ教職員一同指導を続けています。

マスク姿で職員紹介。

月火水の用務員さんです。

1年間よろしくお願いします。 

 

さて今日の最後は牛乳の話。

柏で生まれ育った私が子どもの時に給食で飲んできた牛乳はびんでした。

教員になってもずっとこれでした。

今は、紙パックです。ストローで飲みます。

そしてこの度、ストローなしで飲めるように

「横から開くよ」というメッセージとともに、開けて飲む方法が印刷されるようになりました。SDGs関係の取り組みの一環です。もちろんストローで飲んで良いのです。時代とともに変化している牛乳の話でした。