校長室より

ご恩と奉公(校長室より)

6年3組の社会の授業を参観しました。担任は教職3年目の田地野先生です。

ICTを活用した授業を積極的にすすめています。

子どもたちも先生の用意した掲示物や電子資料をよく見て、テンポの良い授業について行っていました。

今日の授業は、若い先生方を中心に授業について学ぶための1時間でもあったので、先生方の参観もありました。

今、自分がすべきこと、考えるべきことが、はっきりしているときは、子どもたちの活動も活発に行われるものです。

今日の授業は「ご恩と奉公でバランスを取っていた鎌倉幕府が衰退していく様子」についてでした。

「がんばったら、ごほうび」という関係でがんばれていた武士が「がんばったのにごほうびがもらえないことに不満を募らせるといく」というような話を聞いていて、私は別のことを考えていました。

 

「がんばったらお小遣い」「がんばったらおもちゃ」「がんばったら旅行」など子どもたちのやる気を出させるために手を変え品を変えするご家庭での後苦労話を子どもたちから直接聞くことがあります。担任のころもありましたし、今もあります。

「ごほうびがなくなったらやる気がなくなる」のは武士も子どもも同じだろうなあと思っています。

ごほうび大作戦は手っ取り早いのですが、ずっと継続して行えないという点で、有効な手ではありません。しかも「ごほうび」という刺激は、少しずつ強く(大きく)していかないと効きめがなくなっていく分、やっかいなのです。

(写真はごほうびなど関係なく自分の学びのためにがんばる子どもたちの姿であり、後半の文章とは直接関係ありません。)

 

台風が遠くを通り過ぎたため、台風一過で暑く、晴れの1日、とはなりませんでした。すっきりしない1日でしたね。しかしながら、朝も帰りも、危険を伴うような暴風が吹き荒れていなかっのが幸いでした。