校長室より

6年生奉仕作業(校長室より)

いよいよ卒業の日が近づいてきた6年生です。給食も終わり、3時間授業を心穏やかに味わいながら過ごしたいところです。

しかし、高学年の時間はいつの時代もギリギリです。

学校では授業を行う時間の確保が最優先です。国で決められた標準時間を下回るわけにはいきません。

教科書を使った授業以外にも、学期ごとに各教科のテストがあります。例えば1枚に1コマの授業時間を使ったら、3年生以上は4教科1学期25枚として25コマが必要ということになります。その他にドリルをする時間や授業以外の行事や行事の準備などをする時間も必要です。標準授業時間にも必要な時間があるということです。

こうしてどんどん、限られた時間がなくなっていきます。そして学期末、学年末にそのしわが寄ってくるのです。

「奉仕作業をして学校をきれいにしたい、でも、自分のことが終わらないんだよね」そんな子どもたちの声が聞こえてきそうな6年生の2,3時間めでした。

良いのです。自分のことを行ってください。だって明後日卒業なんですから。

そんな中でも何とかやりくりして、自分のことが終わった6年生は、1階の廊下や家庭科室をきれいにしていました。限られた時間の中で、ありがとう、お疲れ様、6年生。