校長室より

3.11(校長室より)

あれから12年になります。

お亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈りいたします。

 

この日を迎えると必ず12年前のことを思い出します。体験した方ならきっと同じだと思います。私は母校である柏五小で教務主任をしていました。校長室で面談中に大きな揺れが起こり、職員室へ走り、校内放送で第一次避難を全校に呼びかけました。職員室の窓を開けた時、近所のお家の屋根がわらがはねているのが見えました。経験したことのない揺れでした。自然災害で初めて恐怖を感じた瞬間でした。

地震大国日本です。いつ起こっても不思議ではない地震。校内においては、避難等の判断は教職員が行いますから、子どもたちにとって大切なのは「緊急の時にきちんと耳を傾けて大人の話を聞いて行動する」ことです。日常的にしていることが生きるはずです。

施設面では、校舎や体育館には耐震工事が施されています。外が安全か、中が安全かは、その災害の種類や規模によって判断して避難を行います。

 

 ちなみに、昨年度も書きましたが、12年前のあの時、共働きの我が家の娘(当時18歳)はお向かいの家から声をかけてもらい、私たちが帰宅するまでそのお家で過ごさせてもらっていました。大きくなってはいましたが、とても心細かったところでのご配慮でした。そのご家族の温かさに感謝しています。日頃のご近所とのつながりの大切さも感じます。

改めて色々と考える1日、週末にしたいですね。