校長室より

地域情報交換会(校長室より)

第1回土南部小学校情報交換会を開催いたしました。

自治会長様、交通安全推進隊の方々、エンジョイパトロールの方々に参加していただき、PTAからは会長をはじめ総務の皆さん、地区部の皆さん、校長、教頭が参加しました。

ここ数年、学校にお集まりいただくことができなかったこの会も、今年度ついに開催することができました。

直接、学校でお顔を拝見することがない時期にも、子どもたちの見守りにはご尽力をいただき続けてきました。本当にありがとうございます。

今日は、地区ごとに分かれて、情報を確認したり、共有したりしました。

3月に「保護者による地域パトロール活動のまとめ」というお手紙がPTAから出されましたが、ここ数年の課題は同じであり、改善されていない、というようなご意見もありました。

子どもたちの安全を守るためとは言え、車の運転、道路の幅、ガードレールやポールなどは我々だけの力で何とかなるものではありません。安全な通学路であるために、その危険箇所については、学校から委員会に毎年情報をあげているところです。

それと同時に、自分の命は自分で守るという気持ちを子どもたちに育てていかねばなりません。気持ちが育たなくても、自分の命を守る行動をとれるように育てていかねばなりません。

私は小学生時代に2回交通事故にあいました。1回は飛び出しで明らかに自分に問題がありました。もう1回は車に過失がありました。しかし、今考えると、自分でも気をつけようはあったと思います。となれば、2回とも、自分の行動で防ぐことはできたものです。

子どもたちの下校の様子についてはまだまだ課題があります。交通安全以外に、登下校時に人に迷惑をかける行動については4月からも何回か地域の方からお叱りを受けています。

今年度は、子どもたちの安全な下校のために、「下校時刻がクラスや学年でバラバラにならない」ように気をつけています。低学年と高学年が分かれることは仕方のないことですが、低学年は低学年で、高学年は高学年で、できるだけ下校時間をそろえるように先生方にも呼びかけています。

保護者の皆さんには昨年度、可能であれば登下校の時間に合わせてちょっとお家から顔を出していただき子どもたちの様子を見ていただく「ちょこっと見守り」とでも言うような関わりを学校だよりでお願いした時期がありました。パトロールというほどではない、そんな小さな取り組みが、「地域で見守られている」という子どもたちの意識につながれば良いなあという願いがあってのことでした。

今日、青少協の会長でもある本校学校運営協議会会長の西條さんが、このことについて参加してくださった皆さんに呼びかけてくださいました。

地域の子どもたちのためにパトロールを続けてくださっているみなさんに対して、感謝の気持ちをお伝えしたPTA役員さんがいました。実際に動いてくださっているボランティアの方々との意見交換はとても有意義なものであったと感じました。

引き続き、子どもたちの安全のためにお力を貸していただければと思います。そして、その状況の中で、子どもたちが自分でも気をつけていけるよう学校でも指導を続けてまいります。

本日、ご多用の中にも関わらず、会に参加していただきありがとうございました。