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2025年2月の記事一覧
ほめられるととても“うれしい”(校内研修 菊池省三先生飛び込み授業)【校長室から】
2月14日(金)小小連携 校内研修
高柳小学校と高柳西小学校はこれまでも様々な連携をしてきましたが,
新たな取り組みとして,合同で授業研究会を行いました。初めての交流
でしたが,先生方にとって,とても充実した学びになりました。
「ほめ言葉のシャワー」で有名な菊池省三先生にご来校頂いて,道徳の
飛び込み授業をお願いしました。高柳西小は,高学年の6年生。高柳小は,
低学年の2年生の授業です。
NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀でも紹介され,柏市でも他校で
たくさんの授業をされています。教員やPTA向けの研修会も行われています。
菊池先生が教室に入る所から,みんなが引き込まれていくのがわかりました。
集中して聞いて,考えて,書いていました。
発表もしました。話し合いもできました。
たくさんほめて頂きました。ほめた人もほめられた人も,それを聞いている人も
みんな嬉しくなります。ほめるには,ほめようとして意識して見ないとほめることは
できないと改めて感じました。
やなぎっ子の目がどんどん輝いていきました。
菊池先生は,子どもたちの何をみて,どのような言葉でほめるのだろうと思い
じっくり観察しました。その子の良さ・よい行為を価値づけてくれていました。
「価値づける」というのは子どもの言葉や行動を見取り,その意味や価値について
言葉にして伝えることです。子どもが無意識で行っていたことを意識することが
できます。そして,その価値を知らせていました。ほめられた訳をきちんと言葉で
伝えていたのです。先生が大事にしていることは何か・何を目指し期待しているかを
丁寧にわかるように話してくれました。
その子自身が認められ,笑顔になりました。そしてその価値がクラスのみんなに伝わって
いきます。こうあるべきという押し付けではありません。その行為を支える心にも目を
むけてほめてくれます。結果だけでなく,過程もほめてくれます。優しく温かく,
あなた自身が素晴らしいというメッセージが伝わってきます。
授業後,菊池先生と握手をして,感想を直接渡し,伝えました。
「たのしかった。またじゅぎょうをしてもらいたいです。ほめてもらえてうれしかった。
がんばったかいがありました。」
「たのしかった。おもしろかった。えらばれてよかった。きてくれてうれしい。
いちばんたのしかった。またあいたい」
「すごくたのしかったし,よくかんがえた」
「いままででいちばんよくて,たのしくてさいこうでした。あとはくしゅをされて
うれしかった」
感想にも嬉しい気持ちが表れています。そして授業の後,子どもたちがなんだか
みんな飛び跳ねているのです。笑顔で嬉しそうに,授業の話をしています。ほめられて
みんな嬉しくて,心が弾んで,身体まで弾んで・・・。子ども達の素敵な姿に接する
ことができ,私は幸せな気持ちになりました。そして,改めて子どもを変えようとする
のではなく,私達大人が変わることで,子どもが変わるのだと思いました。
これは私が感じたことです。先生方は何を考えたでしょうか。振り返りをしながら,
先生方と対話を深め,実践に結び付け,研修の学びを深めていきたいと思っています。
菊池省三先生,ありがとうございました。頑張ります!!