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2023年12月の記事一覧

「雑草も花と一緒に育っているね!」

   

ここ2~3日は、急に冬らしさが戻り寒い日が続いていますが、青空学級の生徒達が寒さにも負けず、花壇の整美をしてくれました。お手伝いに来てくださったのは、十色咲かそう会のお二人です。生徒達と雑草抜きをしながら温かな言葉かけをしてくださいます。元気に繁る雑草を前に、「雑草も花と一緒に育っているね」とは、さすが人生を達観している方々しか発することができないお言葉だと感心させられます。

冬の寒さに負けずきれいな花を咲かせる花々のように、逆井中生達も、元気にすくすくと育って欲しいと思っています。

「やればできる!」

      

昨日、パラアスリートの山﨑晃裕氏をお招きして講演会を実施しました。1年生対象のこの講演会は「心のバリアフリー教育」のひとつとして、偏見等のバリアーを解消し他者理解を深めるという趣旨で行っています。講師の山﨑氏は、生まれながらにして右手を欠損している、世界パラ陸上や東京パラリンピックの「やり投げ」での入賞経験をお持ちの現役アスリートです。今は順天堂大学職員として働きながら、パリ・パラリンピックへの出場を目指して練習に励んでいるとのことです。

さて、講演会では次のような話を生徒達にしてくださいました。

・右手欠損のため「○○ができない。」ではなく、どうしたらできるのかということを創意工夫してきました。リコーダーも縄跳びもそして高校での硬式野球も、他の子供たちと一緒にやってきました。皆さんも「○○ができない。」ではなく、どうしたら「できる」のかを考えて取り組んで欲しいです。

・やりたいくないことから逃げるのではなく、「やればできる!」と思えば成長できます。苦手なことは、他人の倍取り組んで欲しいです。常に自分と向き合って、困難を超えていくことが重要です。

・いつも支えてくれる周囲の人たちへの感謝の気持ちをもっていて欲しいです。「失敗を恐れず」、「やればできると信じる」ことが大切です。

 

講演での生徒への語り口調は、身近な存在に感じさせてくれるものであり、あっという間だと感じました。どのエピソードもわかりやすかったのですが、「障害があることは超カッコイイ!」との言葉は特に印象的でした。生徒達も山﨑氏から、たくさんの元気と勇気をもらえたと思います。この講演を機に、生徒達が、また一回り、たくましくなってくれると思います。

山﨑氏が、次のパリ・パラリンピックへの出場権を得て、ご活躍されることをお祈りいたします。

職場体験学習(2日目)

 

元気に職場体験学習に出かけていく生徒達!(下記内容と上記画像とは関係がありません。)

進学する高校は偏差値の高低で選ぶ、40年位前はそのような時代でした。さらに偏差値の高い大学に入ることがステイタスで、将来どのような仕事に就くかは二の次、そんな仲間が結構いたと記憶しています。

そのような時代から移り変わり、現代は将来を見越し、しっかりとした職業観や勤労観を身に付けさせたいとの思いからキャリア教育が重要視されるようになり、今般の職場体験学習が行われるようになっています。

2学期に実施してきた3年生全生徒との校長面談においては、できる限り将来の方向性について尋ねるようにしました。将来の職業を明確に考えている生徒は20~30%、「数学が好きなのでそれを生かしたい」等のように何となく方向性を考えている生徒が40~50%、残りの10~20%は、「まだ考えていない」という感じです。

さらに、保護者の方と相談したことがあるか否かに関しては、「全く相談したことも話をしたこともない。」と回答した生徒が数名いました。

年頃なので多くは語らないというお子さんもいるかもしれませんが、ぜひとも、親御さんのご経験等を交えながら、共に将来の方向性を考える時間を持っていただきたいと思います。目標が定まってくれば、当然、学習への意欲付にもなりますし、将来の職業にたどり着くための一つの手段として、高校や大学、専門学校等の方向性も決めやすくなります。

職業を明確にするまで話が進まなくとも、将来の方向性について話題にし、会話の回数を重ねることには大きな意味があると考えます。学校で行われている職場体験の時期はそんな話をお子さんとしてみる大きなチャンスです。

職場体験学習

 

 早朝から2学年生徒達が職場体験学習に出かけていきました。

「どこ行くの?」「○○幼稚園です!」「頑張ってね!」「おー!」こんな生徒達とのやり取りから1日が始まりました。あいにくの雨天ですが、普段とは異なる校外での学習に意欲満々、とても楽しそうです。

私の記憶では職場体験学習が行われるようになったのは15年以上前のことで、その当時先進的な市では5日間の事業所体験をしていました。学校・事業所双方の負担があまりにも大きいことからか、若干縮小方向にシフトし、2日程度が主流になっていったと思います。

さらにコロナ禍で、休止したり、職業人講話という形に変えて実施したりという時期が数年続いてきましたが、本校においては地域の方々のご厚意により、校外での体験学習を続けてこられたと伺っています。

 

そして、本年度は学校運営協議会の皆様が、真夏の暑い最中に毎日のように事業所開拓をしてくださり、75件以上を確保してくださいました。ちなみに私が教諭として実施していた頃のその勤務校の事業所数は15件位だったと記憶しておりますので、この75件というのがいかに凄い数かということはお分かりいただけるのではないかと思います。学校運営協議会の皆様と、受け入れてくださる事業所の皆様には本当に感謝しています。

今日、生徒達がどのような表情で帰校するかがとても楽しみです。

紅葉の観音寺さん

今年の秋はいつまでも暖かな日が続き、かと思えば一気に寒くなり、はたまた暖かさが戻りという感じで、例年とはタイミングが異なり戸惑っている方も多いのではないかと思います。そのような折ですが、逆井中隣の観音寺さんの木々は、今、ほど良い紅葉を迎えています。

昨日、観音寺さんの落ち葉掃きのお手伝いをさせていただきに行ってきましたが、1時間という限られた時間では、境内は余りにも広すぎて大変でした。

手伝いの生徒達の中には、「落ち葉掃き、楽しい!」と生き生きとした表情で活動する生徒もおり、勤労の尊さを改めて感じたひと時でした。