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2023年12月の記事一覧

恒例の神社清掃!

 

 

12月27日、ボランティア委員と有志部活による神社清掃が行われました。地域貢献の一環として15年位前から続いている行事です。参加生徒は150名超、逆井中学校そばの浅間神社の境内が狭く感じます。

 

 

浅間神社、弁天様、天神様の3箇所を手分けして掃除します。もの凄い量の落ち葉にも、嫌な顔一つせず一生懸命に体を動かす逆中生、見る見るうちにきれいになっていきます。およそ90分間位の作業で見違えるようになりました。

 

 

清掃の後は、”十色”咲かそう会の方々が作って下さった「すいとん」のごちそうをいただきました。大鍋2つ分…200人分位はあろうかと思われる凄い量です。「昨年度はおかわり分がなく、子供たちに悲しい思いをさせてしまったので、今年は倍量作ったから、満足してもらえるとうれしい」と代表の方はおっしゃっていました。2杯、3杯と思う存分にいただいていたようでした。

 

 

地域貢献をさせていただいた上に、おいしい「すいとん」をいただかせてもらえた逆井中生はともて幸せなのだと思います。これからも皆で、逆井地域を盛り上げていけるといいですね。

 

 

 

2学期終業式

12月22日㈮に第2学期終業式を実施しました。

今回は感染症拡大の懸念が小さいことから体育館で実施しましたので、校歌の全校合唱があり、生徒達の元気な歌声に励まされとても嬉しく感じました。

さて、校長式辞では、大きく3つの話をしました。

1.校長から全校生徒への通知表(学年毎に2学期の頑張りをほめました。)

2.「主体的」生活の振り返り(学校生活、学習への姿勢、部活動)

3.担任からのプレゼント(各生徒への通知表のこと)

 それぞれの大意は次の通りです。ぜひお子さんと話題の一つにしてください。

 

1.校長から全校生徒への通知表

【1年生】

清水公園の校外学習は自分たちの手で作り上げ成功させました。公共の交通機関の利用の仕方にはほとんどの生徒が気づかいできました。先日の性教育の参加態度をみると、4月から大きく成長したことがわかります。今後もさらに成長し、数か月後に入学してくる下級生の立派な先輩になってください。

【2年生】

先日の職場体験学習2日間を無事故で終われたことは大変素晴らしいです。当日のみならず、これまでの日常生活がきちんとできていたので良い結果につながったのでしょう。また学校のリーダーとして、委員会、部活動でも立派に役目を果たしてくれています。苦労もあるかもしれませんが、残り半年余りさらに自分自身を成長させられるように頑張ってください。目標は、立派な3年生を追い越すことです。

【3年生】

3年生は第一線から退き受験モードに入っていますが、良い後姿を見せることで後輩たちに好影響を及ぼしてくれています。特に、一時ルーズになりかけた朝の登校時刻については、3年生自身が遅刻をしないように頑張り、その姿を後輩たちに見せ続けたことが、1、2年生の遅刻者減少につながっています。今後も、気持ちを引き締めて生活することで最上級生としての責任を果たしてください。一人一人の進路実現を応援しています。

 2.「主体的」生活の振り返り

学校生活、学習、部活動それぞれについて、主体的な活動ができたか否かを問いました。今後も主体的生活を心がけ、成長して欲しいです。

 3.担任からのプレゼント(各生徒への通知表)

通知票に記されるC(時にはBも同様)や低い数値は、自分を伸ばす道標となるのでとても大切なものです。皆さんに厳しい評価をくれるのは、皆さんのお家の方を除くと、学校の先生方以外には、そうはいないと思います。厳しい評価や言葉は、耳の痛いものではありますが、その弱点や不足している部分を克服することで自分が成長できると思えば、大変ありがたいものだと気づくはずです。通知表というすばらしいプレゼントを無駄にすることなく、さらに成長して欲しいです。

1年「性教育(デートDV)」

  

講師の先生方                         生徒によるロールプレイ…上手でした。

12月21日(木)1学年で性教育講演会を実施しました。テーマは「デートDV」です。「DV」という言葉をご存じの方は多いと思います。いわゆるドメスティック・バイオレンスの略で、配偶者や恋人間に起こる様々な形の暴力のことです。

「DV」に「デート」を付けた「デートDV」は、恋人同士の間に起こるDVのことです。ここで言う暴力というのは、身体的な暴力の他に、過度の拘束等の心理的な強要も含まれますので、大人に限らず、中学生、高校生の恋人同士にも十分に関係してきます。講演の中で、1年生生徒達が行ったロールプレイは、「部活動と遊びとの時間の調整に苦労する」場面でしたので、詳しい内容をお子さんに聞いてみてください。

  

                        教師陣もロールプレイで参加しました。

講師の先生方の話で印象的だったのは、「男(女)はこうあるべきだという固定観念を持たないこと(ジェンダー平等)」「互いに尊重し合うこと」「自己決定の大切さ」等、人権意識を高く持つことです。改めて人権意識高揚の必要性を感じさせられました。

  

それにしても、寒い中での60分間に及ぶ講演でしたが、1年生の態度は大変立派で、講師の先生方も感心されていました。入学時からの1年生の成長を感じさせてもらった1時間でした。

「論語」に関する講演会

  

12月20日㈬保護者会全体会に続き講演会を実施しました。講師の竹内喜久雄氏は、文化史家・音楽評論家等の肩書をお持ちの藤心在住の方です。多数の書籍を執筆されており、新聞社から子ども向け現代語訳の「論語」の連載もされています。今回は御近隣にお住まいの御縁でお話を頂くことができました。

お話の内容は、「論語」の中から、「親としての子への関わり方」についてでした。専門的な読み下し等は避けますが、「後から生まれてきた子供の方が新しいことを知っているかもしれないので、若い世代を軽くみてはいけない。」、「子供の言葉についても、どのような考えで言っているのかを、一歩引いて考えてみることが必要です。」等、親としてハッとさせられるような内容でした。

多感な中学生の時期、何かと大変なことがあると思われますが、保護者の皆さんのお力を借りながら、学校と保護者とが同じ方向を向いて子どもたちの成長を支えていければうれしいです。

12月は「いじめ防止啓発月間」です。

 

11月に柏市教育委員会による「いじめ防止サミットKASHIWA」が行われました。これは柏市内の21中学校の代表者と柏市PTA連絡協議会の代表者、さらに柏市教育委員会の弁護士さん達が参加して実施される、いじめ防止のための意見交換会です。本校からは生徒会長と副会長が代表として参加してくれました。

その報告を給食の時間にパワーポイントの資料を使って行ってくれました。生徒会役員からは、「たとえ相手にわるいところがあっても、いじめはやめましょう。」「いじめられた人のつらい気持ちや悲しい気持ちを考えましょう。」「もし自分がいじめをされたら…と考えてみましょう。」「いじめのない笑顔あふれる逆井中学校を作っていきましょう。」等、いじめ防止のための考えが力強い言葉で語られました。

学校代表でサミットに参加してくれた、生徒会長、副会長、そして今回、昼の放送で、その内容を全校に広めてくれた生徒会役員の皆さんありがとうございました。全校生徒が協力し、いじめ防止に取り組める思いやりあふれる逆井中にしたいですね。

「雑草も花と一緒に育っているね!」

   

ここ2~3日は、急に冬らしさが戻り寒い日が続いていますが、青空学級の生徒達が寒さにも負けず、花壇の整美をしてくれました。お手伝いに来てくださったのは、十色咲かそう会のお二人です。生徒達と雑草抜きをしながら温かな言葉かけをしてくださいます。元気に繁る雑草を前に、「雑草も花と一緒に育っているね」とは、さすが人生を達観している方々しか発することができないお言葉だと感心させられます。

冬の寒さに負けずきれいな花を咲かせる花々のように、逆井中生達も、元気にすくすくと育って欲しいと思っています。

「やればできる!」

      

昨日、パラアスリートの山﨑晃裕氏をお招きして講演会を実施しました。1年生対象のこの講演会は「心のバリアフリー教育」のひとつとして、偏見等のバリアーを解消し他者理解を深めるという趣旨で行っています。講師の山﨑氏は、生まれながらにして右手を欠損している、世界パラ陸上や東京パラリンピックの「やり投げ」での入賞経験をお持ちの現役アスリートです。今は順天堂大学職員として働きながら、パリ・パラリンピックへの出場を目指して練習に励んでいるとのことです。

さて、講演会では次のような話を生徒達にしてくださいました。

・右手欠損のため「○○ができない。」ではなく、どうしたらできるのかということを創意工夫してきました。リコーダーも縄跳びもそして高校での硬式野球も、他の子供たちと一緒にやってきました。皆さんも「○○ができない。」ではなく、どうしたら「できる」のかを考えて取り組んで欲しいです。

・やりたいくないことから逃げるのではなく、「やればできる!」と思えば成長できます。苦手なことは、他人の倍取り組んで欲しいです。常に自分と向き合って、困難を超えていくことが重要です。

・いつも支えてくれる周囲の人たちへの感謝の気持ちをもっていて欲しいです。「失敗を恐れず」、「やればできると信じる」ことが大切です。

 

講演での生徒への語り口調は、身近な存在に感じさせてくれるものであり、あっという間だと感じました。どのエピソードもわかりやすかったのですが、「障害があることは超カッコイイ!」との言葉は特に印象的でした。生徒達も山﨑氏から、たくさんの元気と勇気をもらえたと思います。この講演を機に、生徒達が、また一回り、たくましくなってくれると思います。

山﨑氏が、次のパリ・パラリンピックへの出場権を得て、ご活躍されることをお祈りいたします。

職場体験学習(2日目)

 

元気に職場体験学習に出かけていく生徒達!(下記内容と上記画像とは関係がありません。)

進学する高校は偏差値の高低で選ぶ、40年位前はそのような時代でした。さらに偏差値の高い大学に入ることがステイタスで、将来どのような仕事に就くかは二の次、そんな仲間が結構いたと記憶しています。

そのような時代から移り変わり、現代は将来を見越し、しっかりとした職業観や勤労観を身に付けさせたいとの思いからキャリア教育が重要視されるようになり、今般の職場体験学習が行われるようになっています。

2学期に実施してきた3年生全生徒との校長面談においては、できる限り将来の方向性について尋ねるようにしました。将来の職業を明確に考えている生徒は20~30%、「数学が好きなのでそれを生かしたい」等のように何となく方向性を考えている生徒が40~50%、残りの10~20%は、「まだ考えていない」という感じです。

さらに、保護者の方と相談したことがあるか否かに関しては、「全く相談したことも話をしたこともない。」と回答した生徒が数名いました。

年頃なので多くは語らないというお子さんもいるかもしれませんが、ぜひとも、親御さんのご経験等を交えながら、共に将来の方向性を考える時間を持っていただきたいと思います。目標が定まってくれば、当然、学習への意欲付にもなりますし、将来の職業にたどり着くための一つの手段として、高校や大学、専門学校等の方向性も決めやすくなります。

職業を明確にするまで話が進まなくとも、将来の方向性について話題にし、会話の回数を重ねることには大きな意味があると考えます。学校で行われている職場体験の時期はそんな話をお子さんとしてみる大きなチャンスです。

職場体験学習

 

 早朝から2学年生徒達が職場体験学習に出かけていきました。

「どこ行くの?」「○○幼稚園です!」「頑張ってね!」「おー!」こんな生徒達とのやり取りから1日が始まりました。あいにくの雨天ですが、普段とは異なる校外での学習に意欲満々、とても楽しそうです。

私の記憶では職場体験学習が行われるようになったのは15年以上前のことで、その当時先進的な市では5日間の事業所体験をしていました。学校・事業所双方の負担があまりにも大きいことからか、若干縮小方向にシフトし、2日程度が主流になっていったと思います。

さらにコロナ禍で、休止したり、職業人講話という形に変えて実施したりという時期が数年続いてきましたが、本校においては地域の方々のご厚意により、校外での体験学習を続けてこられたと伺っています。

 

そして、本年度は学校運営協議会の皆様が、真夏の暑い最中に毎日のように事業所開拓をしてくださり、75件以上を確保してくださいました。ちなみに私が教諭として実施していた頃のその勤務校の事業所数は15件位だったと記憶しておりますので、この75件というのがいかに凄い数かということはお分かりいただけるのではないかと思います。学校運営協議会の皆様と、受け入れてくださる事業所の皆様には本当に感謝しています。

今日、生徒達がどのような表情で帰校するかがとても楽しみです。

紅葉の観音寺さん

今年の秋はいつまでも暖かな日が続き、かと思えば一気に寒くなり、はたまた暖かさが戻りという感じで、例年とはタイミングが異なり戸惑っている方も多いのではないかと思います。そのような折ですが、逆井中隣の観音寺さんの木々は、今、ほど良い紅葉を迎えています。

昨日、観音寺さんの落ち葉掃きのお手伝いをさせていただきに行ってきましたが、1時間という限られた時間では、境内は余りにも広すぎて大変でした。

手伝いの生徒達の中には、「落ち葉掃き、楽しい!」と生き生きとした表情で活動する生徒もおり、勤労の尊さを改めて感じたひと時でした。