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酒井根地区学校運営協議会が開かれました

「学校運営協議会」,耳慣れない言葉ですよね。

 「未来を担う子どもたちを育てるために,学校の力だけでは限界がある。

  これからは,家庭・地域社会の力を結集して,社会総がかりで子どもたちを

     教育していくことが必要である。」

そうした考えに根ざして生まれたのが,「学校運営協議会」です。

「学校運営協議会」が設置された学校を「コミュニティースクール」と呼びます。

「コミュニティー=地域社会」「スクール=学校」

「コミュニティースクール」とは,「地域とともにある学校」ということになりますね。

酒井根地区では,昨年度より3校(酒井根中,酒井根小,酒井根西小)の関係者が集まり,

学校運営協議会が結成されました。

元酒井根中学校長の五味田委員長を筆頭に,各校のPTA会長,酒井根保育園長,

学校を支えてくださっている地域の代表の方々,有識者の方,各校の校長,

総勢15名の協議会です。

昨年度はコロナの影響で,思うように活動が進まず,今年度より本格始動しました。

先日,本校の体育館において,今年度第3回目の酒井根地区校運営協議会が

開催されました。

    

 第3回は,いつものメンバーに加えて,各校の職員,PTAの役員の方にもご出席いただき,

総勢20名の集まりとなりました。

学校運営協議会を進めていく肝は,なんと言っても

「目の前の子どもたちをどういう大人に育てていくか」

その思い・願いの共有です。

いくら思いがあったとしても,それぞれの思いがバラバラの方向を向いていたとしたら,

動きが取れなくなりますよね。

今回は,その方向性について話し合いをしました。

テーマはずばり,「酒井根地区の子どもの未来を考えよう」です。

メンバーが4つのグループに分かれ,話し合いをしました。

ワークショップ①「子どもたちに身につけてほしい力はどのようなものか」

ワークショップ②「そのために,学校・家庭・地域で何が(一緒に)できるか」

 

 まずは,個人作業。それぞれの考えを付箋に書き込みます。

次にグループ協議。模造紙に付箋を貼りながら,意見を交わし合い,

グループとしての意見に練り上げていきます。

最後に全体でシェアリングをしました。

「大切なのは子どもたちの知・徳・体+行動力」

「地域全体で子どもたちを守ること」

「最終的には子どもたちに一人で生き抜く力を身につけること」

それぞれのグループから方向性が示されました。

そして共通していたのは…。

「子どもを育てていくには,『学校・家庭・地域』の協働が必要」

ということでした。

子育て・教育に正解はありません。課題は山積しています。

しかし,今回の話し合いをとおして,その思いを共有し,

同じ方向を向く第一歩を踏み出せたのではないかと思います。

学校運営協議会のメンバーは,地域の核となり,

これから様々な取組について,皆様に提案・発信させていただきます。

皆様の意見に耳を傾け,皆様と共に,酒井根地区で成長していく子どもたちを,

未来に向けてサポートしていけたらと思っています。

今後とも,ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。