大津一小ニュース

年末のご挨拶と2学期のふり返り(保護者の皆様へ)

保護者の皆様

日頃より、本校の教育活動に温かいご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。

早いもので、今年も年末を迎えました。
2学期も、行事や日々の学習を通して、子どもたちの成長を保護者の皆様とともに見守ることができましたことを、教職員一同、心より感謝申し上げます。

本校は、「身のまわりの世界をよりよく変える子どもを育てる」ことを目標に、その土台として創造力の育成を教育活動の柱に据え、日々の学びを積み重ねてきました。
自分で考え、工夫し、試しながら学ぶ経験を大切にする中で、子どもたちの学びに向かう姿勢や行動が、少しずつ形になってきていることを感じています。
私たちは、こうした身のまわりの世界をよりよく変えようとする体験や、創造力を働かせて学ぶ経験は、子どもたちが将来を生きていくうえで、とても大切な力につながると考えています。

そうした取組が評価され、『博報賞』を受賞することができました。
これは特別な誰かの成果ではなく、日々の学校生活の中で、「だれかのために」「身のまわりの世界のために」と考え、創造力を働かせながら学び続けてきた、子どもたち一人一人の積み重ねの結果です。
ご家庭での支えがあってこその受賞であり、改めて感謝申し上げます。

子どもたちの変化は、日々の様子だけでなく、学習意欲の高まりがデータとしても確認できるようになってきました。
あわせて、各教科の学びにおいても、学力調査の結果から着実な成果が見られるようになっており、学び方を大切にしてきたことが、少しずつ実を結び始めていると感じています。

さて、3学期に向けての取組についてお知らせします。
本校では、子どもたちが自分で考え、学びを進めていける力を、これまで以上に大切にしていきたいと考えています。
その一つとして、3学期は家庭学習の充実に力を入れていきます。

量を増やすことが目的ではなく、「今日は何に取り組もうか」「どうだったかな」と振り返りながら、自分なりに工夫して学ぶ経験を積み重ねていくことをねらいとしています。
ご家庭では、無理のない範囲で声をかけていただき、お子さんの頑張りを温かく見守っていただければ幸いです。
詳細につきましては、配付しました「家庭学習の手引き」をご覧ください。

さらに、来年度からは文部科学省の授業時数特例校としての取組を実施する予定で、現在、その準備を進めているところです。
これまでの実績を踏まえながら時間配分を工夫することで、一人一人の興味や関心に応じた個別探究を進め、より個別最適な学びにつなげていきたいと考えています。

学校・家庭・地域がつながりながら、子どもたちが自分の力で学び、創造力を発揮して、身のまわりの世界をよりよく変えていけるよう、今後も教育活動を進めてまいります。

年末年始、ご多用のことと存じますが、どうぞご家族で健やかにお過ごしください。
3学期の始業式に、元気な子どもたちと会えることを楽しみにしています。

来年も引き続き、本校の教育活動へのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

柏市立大津ケ丘第一小学校
校長 佐和 伸明