校長挨拶

 

令和6年度 校長挨拶                                                   

  4月5日より日より、令和6年度が始まりました。新2学年163名、新3学年171名で始業式を行い、4月10日の 46回入学式では、182名の新入生を迎え、合わせて全校生徒516名、教職員33名・その他関係職員18名で、創立46周年目をスタートしました。

学級数は、1学年:5学級、2学年:4学級、3学年:5学級、わかば学級:3学級を合わせ、17学級となり、柏市内では中規模校となります。

 生徒の皆さん、保護者の皆様、入学・進級、おめでとうございます。
これから始まる新生活に希望をもって、新たな気持ちで令和6年度を迎えた人が多いと思います。今の新鮮な気持ちを大切に、新たなステージで新しい自分を成長させていってください。

本校の学校教育目標は「自ら学び、心豊かに、たくましく生きる生徒の育成」です。

この学校教育目標をもとに、西原中学校で学ぶ皆さんには、次のような生徒に成長していってほしいと願っています。


          ☆自ら進んで学習し、確かな学力を身に付けた生徒
          ☆思いやりの心を持ち、励まし合い協力し合う生徒                                ☆心身ともに健康で、最後まで粘り強く取り組む生徒

 めざす学校像としては
           ○笑顔溢れる学校
           ○生徒全員に居場所がある学校
           ○安心・安全・清潔な学校 
           ○家庭・地域と共にある学校
         
  以上の目標を達成できるように、
 「一歩ずつ、ゆっくり、仲間と先生方と力を合わせて」進んでいきましょう。
  皆さんの活躍を期待しています。

 保護者の皆様、中学校の3年間はたいへん短いですが、心身ともに逞しく成長する時期です。子ども達も教師も『気づき・学び・行動』し、どのような困難にも、日々刻々と変化する時代にも、しなやかに対応しながら共に成長できる、「自ら学び、心豊かでたくましい生徒の育成」を目指した教育活動を展開していきたいと思っております。
 子ども達が「西原中で 学べてよかった」
      「西原中の仲間と先生方と過ごせてよかった」
 という気持ちになり、家族への感謝、地域への感謝を素直に感じられる人間に成長し、送り出せるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 今年度は柏市で取り組んでいる部活動移行で、陸上部・吹奏楽部が新たにクラブへの移行が9月から始まります。社会の大きな変化に伴い、学校も様々な変革の中で試行錯誤しながらの運営となりますが、大切なのは「子どもたち一人ひとりの笑顔と成長」と考えております。そのために西原中教職員一同、誠心誠意、全力を尽くしてまいります。また、いじめや嫌がらせ、SNS等での誹謗中傷等のない、安心して様々なことに挑戦できる環境・空気・風土を創れるように努めてまいります。

 そのためには、大人も子供も一人一人が、相手の立場に立って考え、行動し、相手を尊重し、互いに協力していけることがとても大事なことです。一生涯付き合える友人・仲間が、この3年間で得られるように努力してほしいと願います。人間は一人では生きていけません、 みんなと協同して支えあって生きていくものです。他人のために何ができるのかを、考えることが、未来に向けての自分自身の「夢」「志」の基本であり、成長の源とになるのだと思います。


    何かと心配なことが多い思春期の時期ですが、子どもたちが安心して、揺れ動きながらも、優しく、逞しく、成長していけるように、ご家庭と地域・学校の連携を密に図ってまいりたいと思います。些細なことでも、ご遠慮なくご相談ください。 最後になりましたが、保護者の皆様、地域の皆様、本校の教育活動に、ご理解とご協力、そしてご支援いただき、本校をしっかりと支えて頂いていることに、心から感謝申し上げます。今後も引き続き、変わらぬご理解とご協力・ご支援を賜りますようお願いいたします。

                                令和6年4月
                                柏市立西原中学校 第19代校長   山田 仁

 

 

令和6年度 『第1学期 始業式校長講話』


 おはようございます。                                     2024.4.5

 令和6年度第一学期始業式にあたり、お話をします。先ずは春休み中、大きな事故の連絡もなく、皆さんの元気な顔が今日見られて、とても嬉しく思います。そして、進級おめでとうございます。 

 昨日までの春休みはどのように過ごしていましたか。学校では先ほど着任式で紹介した先生方を迎え、全員の先生方が新年度の準備を熱心に進めていました。そんな姿から、先生方は、みなさんとの新たな出会いを楽しみに、大切にしているのだと感じました。これから始まる新生活に希望をもって、新たな気持ちで今日を迎えた人が多いと思います。今の新鮮な気持ちを大切に、新たなステージで新しい自分を仲間と共に成長させていってください。 

 新3年生は、最高学年として様々な活躍を期待しています。また、クラス替えもあり、新たな気持ちでのスタートとなります。これから始まる卒業までの1年間の道のりを、新しい仲間との出会いを大切にしながら、苦楽を共にすることで、西原中の顔として、一回りも二回りも成長し、中学生活最後の1年が充実したものとなるよう期待しています。そして、中学校生活最後の・・と呼ばれるすべてのことを一緒に楽しみたいと思っています。また、進路決定の年でもあります。将来の夢や目的、目の前の目標を持つことは、今をより良くしていこうとする気持ちが生まれ、日々の努力を積み重ねていく力となります。納得できる進路を選択できるように、自分を高める努力を惜しまずに、何事にも取り組んでほしいと思います。そして、3年生全員が進路の実現を果たし、立派に西原中を巣立っていく姿を見せてください。 

 新2年生は、中堅学年として先輩から多くを学び、後輩の模範、目標となるような、先輩としての活躍を期待しています。また、最高学年となるための心構えをつくる一年でもあります。クラス替えもあり、新たな気持ちでのスタートとなります。毎日の学校生活、一つ一つの行事を真剣に取り組み、互いに支え合って、皆が楽しいと感じられるようにしていきましょう。そして、3年生から西原中の伝統を、しっかり引き継げるように、成長していってほしいと思います。 

 西原中全体としては、今年度3年目となる、「あいさつ」「傾聴力」「清掃」の3本柱にさらに力を入れていき、みなさんと先生方で【チーム西原】として大きく成長していきましょう。 

 行事について、二つお話をします。

 ●一つ目は、入学式についてです。卒業式と同様、今年度から全校生徒での参加となります。昨日までは先生方で準    備を進めてきましたが、今日からそれぞれ最上級生と中堅学年として、来週、入学してくる新入生の入学式が、立派なものになるように、一緒に準備をしていきましょう。そして新入生には先輩として優しく温かい心で、様々なことを教え、導いていってください。 

 ●二つ目は宿泊行事についてです。今年は5月に、3年生は修学旅行、2年生は林間学校が予定されています。この西原中を離れての校外学習となります。普段の学校生活をしっかり過ごせていない状況では、ただの旅行になってしまいます。準備をしっかりし、宿泊行事を終えた時に、自分自身・学年全体が一段と成長したと実感できるように、また。一人一人が良い思い出となるような3日間にしていきましょう。 

 最後に、令和6年度、着任された先生方11名、本日転入した2年生1名、来週入学してくる182名とみなさん・先生方・保護者の方々・地域の方々と共に、心身健康で、和やかで、笑顔あふれる 新たな西原中を築き上げていきましょう。

 

令和6年度 柏市立西原中学校 第四十六回入学式 

『 校長式辞 』                                         2024.4.10

 今年は、例年になく寒暖の差が大きく、行きつ戻りつの春となっています。そのような中でも、校庭の桜は皆さんの入学を待っていたかのように満開となり、木々たちは、力強く新緑の芽を出し始め、春の息吹を感じさせる今日の良き日に、 ただ今、担任の先生から呼名された182名の皆さんを、西原中学校第46回入学生として、お迎えいたします。
 「入学おめでとうございます。」皆さんの入学を、教職員・在校生一同、心より歓迎いたします。
 そして、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

 皆さんの、先ほどの呼名での返事、起立する立ち居振る舞い、引き締まった表情から、中学校生活への意気込みが伝わってきました。今日から中学生になった皆さんは、入学の喜びと、新しく始まる中学校生活への夢や希望で、胸がいっぱいのことと思います。中にはほんの少し、新しい生活への不安があるかもしれません。でも、心配することはありません。
 中学校には、334名の2・3年生の先輩や33名の先生方、事務員さんや栄養士さん・スクールソーシャルワーカーをはじめとして、18名の市職の方々、総勢51名が、皆さんが分からない事や出来ない事、困っている事などを、親身になって助け・支えてくれます。誰にでも、一人では解決できないことは沢山あります。そんな時は、迷わず相談してください。
 そして、この西原中学校で、一歩一歩確実に、よりよい社会人となるための、知性と徳性を備えた、人間性豊かな魅力ある大人へと成長していってくれることを、期待しています。

 皆さんが大人になる未来は、予測困難な社会、ブーカの時代と言われています。そのような時代の中で、より良く、心豊かに生きていく力を身につけるために、心がけてほしいことが二つあります。
 一つ目は、自らの能力を高めるために、授業や活動に取り組む時は、この授業や活動で、「何々が分かるようになった!できるようになった!」と言えるように取り組む努力をすることです。そのためには、取り組む前に、今の授業・活動を通して、何が分かるようになるのか、出来るようになるのかをよく考え・理解して臨むこと、そして、取り組んだ後に、この授業・活動を通して、何が分かるようになったのか、出来るようになったのかを、振り返って、言えることが大切です。皆さんが下校する時に、今日はこんなことが分かるようになった、出来るようになったという、嬉しい気持ちで帰宅し、また明日も頑張りたいと思えるように、一つ一つの物事に誠実に取り組んでほしいと思います。
 
 二つ目は、予測困難な変化の激しい社会の中で、様々な問題をより良く解決しながら、自分らしく生きていく能力を、身につけるために、まわりの意見に流されることなく、まずは自分で「考え」、「想像し」「判断し」、「行動できる」といった『主体性』を発揮することです。そして、一人で考えるよりも、仲間と対話し、協働しながら物事を、多面的・多角的に考えた方が、よりよい答えや方向性を、導くことができる事から、『協調性』を身に着けていくことも大切です。この『主体性』と『協調性』を、皆さんが学校生活を送る上でのキーワードとしてほしいと思います。
 また、相手の立場に立って考え、行動し、相手を尊重し、互いに協力していけることは、とても大事なことです。一生涯付き合える友人が、この3年間で得られるように努力してください。人間は一人では生きていけません。 みんなと協同して支えあって生きていくものです。他人のために何ができるのかを、考えることが、未来に向けての自分自身の「夢」「志」の基本であり、成長の源となります。
 自分としっかりと向き合い、逃げずに挑戦し続けたその先に、生涯にわたる真の友や人生の師、将来を左右する知識や体験を得ることになるのです。
自分を大切に、人を大切に、自分に厳しく、人に温かく、皆が力を合わせ、自信・誇り・気概を持って歩んでいってほしいと願っています。
    
 改めまして、保護者の皆様,お子様のご入学、まことにおめでとうございます。
何かと心配なことが多い思春期の時期ですが、揺れ動きながらも、子どもたちが安心して、健やかに成長していけるように、ご家庭と学校の連携を密に図ってまいりたいと思います。些細なことでも、ご遠慮なく、ご相談ください。
今後、三年間、皆様のご協力とご支援を賜りながら、子どもたち一人ひとりの笑顔と成長のために、私ども教職員一同、誠心誠意、全力を尽くしてまいります。   

  最後になりましたが、本日はお忙しい中、本校入学式に、PTA会長の佐々木様、西原中学校区学校運営協議会会長の宮本様をはじめ、ご臨席賜りましたみなさまに心より感謝申し上げます。一層複雑化する社会の中、教育という営みは、学校だけでは十分な機能を果たすことが、難しくなりつつあると感じております。これまで以上に、地域の皆様の「お知恵」や「お力添え」を頂きながら、三位一体で、子ども達の教育を、考えていかなければならない時が来ていると思います。これからも様々なお願いごとや、ご相談をさせていただくことも数々あると思いますが、なお一層のご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
それでは、新入生の皆さん、在校生の皆さん、今日から新たな西原中を、みんなで創っていきましょう。

以上、式辞といたします。
                                  令和六年四月十日
                                   柏市立西原中学校 校長 山田 仁