平成31年度

林間学校第2日 6月10日(月)

 朝目覚めると無情にも今日も雨が降っていました。昨晩生徒たちは登山の疲れからか、夜は予想したよりも早く就寝しました。ただ朝食を何度もおかわりする生徒も多く、天候には恵まれませんでしたが、元気よく8時にホテルを出発しました。

午前中は樹海をクラスごとにネイチャーガイドが付き、3時間コースのトレッキングを行いました。ガイドさんの説明によると、昨日の宝永山は300年前の噴火で噴煙と一緒に火山灰が当時の江戸の町まで降り積もりましたが、樹海はもっと前の1200年前(平安時代)に大量のマグマが噴出され、森林地帯を焼き払ってできたものだそうです。しかしその後約800年間は木がまったく生えない荒涼地帯でしたが、約400年くらい前から冷えた溶岩の上にアカマツなどの比較的強い木が増えはじめ、徐々に森林になってきたということです。まったく土のない溶岩の上にコケが生え、それが「水分」を蓄え、数知れない倒木がバクテリアで分解され、それが「土」の役割を果たし、この新しい森は今も成長しているとも聞きました。最後に溶岩に空洞ができて作られた「コウモリ穴」に入り、残念ながら昼間なのでコウモリは見られませんでしたが、神秘的な自然の冷蔵庫(夏でも零度程度)を体験しました。

午後はミルクランドでお弁当を食べた後、クラス別に地元の酪農家にお邪魔し、乳牛のえさやりや搾乳を体験しました。また搾りたての牛乳を瓶で数分シェイクし、手作りのバターをつくりパンに塗っておいしそうに食べました。最後に酪農家の方から、私たちは動物や植物の「いのち」をいただいて生きており、それに感謝しつつ自分の「いのち」も大切にしていくことが大切であるとのお話をしてもらいました。

生徒たちはそのようにそれぞれ新しく得た知識と自分の五感で感じたことをつなぎ、2つのソウゾウ力(想像力と創造力)を働かせて、その場でしか身につくことのない何かを自分の中に貯めていったと思います。今回の林間学校はこれらのフィールドワーク(体験・観察・実験等)が目的であり、普段の学校の授業だけでは体験することが難しい面を補充できたと思います。

夕方はホテルにもどり、学年レクで楽しくすごしました。雨はほぼ一日降り続いており、昨晩にキャンプファイヤーができたことがあらためてよかったと感じました。