令和７年度 松葉中日記

本日、３年生は日本医科大学より滝澤彩子先生を講師にお迎えし、性教育集会を行いました。

本集会のねらいは、生徒が身体の発達、妊娠・避妊、性感染症などに関する科学的・医学的に正しい知識を身につけ、自身の身体と性について適切に理解すること、また性に関するさまざまな状況において、自ら主体的に判断し、責任ある行動を選択できる力を育むことです。

主な内容としては、産婦人科について、男女の身体の変化、妊娠について(避妊、性感染症)、子宮頸がんとHPVワクチンについて、性の多様性や性別違和についてなど、多岐にわたるお話をいただきました。

６月３日～５日、本校２年生が福島県へ林間学校に行ってきました。あいにくの天気からのスタートでしたが、どの日もたくさんの学びと体験にあふれた、思い出深い３日間となりました。

【１日目】ワクワクの洞窟探検と調理実習

まずはあぶくま洞を探検。あぶくま洞は、福島県田村市にある日本有数の鍾乳洞です。地下水が石灰岩を溶かし、約８，０００万年かけて作られた自然の芸術作品であり、全長約６００mの公開部分には、様々な形の鍾乳石や石筍が広がっています。この幻想的な鍾乳洞の世界に、生徒たちは目を輝かせていました。

 その後ホテルへ移動。あいにくの雨模様のため、予定していた飯盒炊爨は中止となりましたが、屋内での調理実習に変更し、みんなで協力してカレーを作りました。慣れない手つきながらも、班ごとに工夫して、美味しいカレーが完成！

夕食後は、二クラスが集まり、合同レクリエーションの時間を過ごしました。笑い声があふれ、和やかな雰囲気の中でどの合同クラスでもレクが行われました。

【２日目】歴史と文化に触れる班別行動

この日は、会津若松市内を班ごとに巡るフィールドワーク。

鶴ヶ城や武家屋敷では、会津の歴史や武士の暮らしに触れ、飯盛山では白虎隊の悲話に心を寄せました。

また、七日町通りの街歩きや、福島県立博物館での展示見学を通して、地域文化への理解も深まりました。

鶴ヶ城

夜は、昨日より延期となっていたキャンプファイヤーが行われました。火のまわりに円になり、先生や友だちと一緒に歌を歌ったり、フォークダンスをしたりして、大いに盛り上がりました。炎がパチパチと音を立てながら燃える炎が印象的でした。

さらに、サプライズで花火の打ち上げもあり、夜空に大輪の花が咲いた瞬間は、あちらこちらで思わず歓声が上がりました。

【３日目】いわきで震災学習

最終日です。お世話になった方々に生徒一同で感謝の気持ちをお伝えし、ホテルを後にしました。

退館式の様子

そして、いわき震災伝承みらい館を訪れ、東日本大震災について学びました。

当時の映像や展示、語り部の方のお話を通じて、災害の恐ろしさや命の大切さをあらためて感じることができました。 

無事に帰校し、それぞれの心にたくさんの「学び」と「思い出」が残った林間学校。

仲間との絆を深め、自然や歴史、命について考える貴重な3日間となりました。

これからの学校生活にも、今回の経験を生かしていってくれることを期待しています。

磐梯山

猪苗代湖

本日、生徒一人ひとりが主体的に学校生活に関わる意識を育むことを目的として、生徒総会を開催しました。生徒総会は「最高の議決機関」として、生徒会活動や各種委員会、部活動、学級活動、学校行事の基盤となる大切な場です。

今年の生徒総会では、まず生徒総会の意義を全校生徒に伝えたうえで、学級会、専門委員会、部長会などを通じて計画や予算案の検討・確認を行いました。

次に、全体討議を行い、『「伝え方・聴き方」松葉スタンダードをつくろう！』と題して、事前討議の内容と他クラスの方針を踏まえて「学校」における話し方や聴き方の目標決めを行いました。

生徒たちはそれぞれの立場から意見を出し合い、真剣に考える姿が印象的でした。今後も生徒会活動を通じて、さらに充実した学校生活を築いていくことを期待しています。

５月２２日～２４日、３年生は修学旅行に出かけました。『楽学両道』のスローガンのもと、仲間とともに多くの学びと貴重な体験を重ねることができました。

【初日　５／２２（木）】

初日は奈良を訪れました。東大寺や奈良公園を見学し、歴史ある町並みや文化財に触れながら、日本の伝統文化について理解を深めました。鹿とのふれあいも思い出のひとつとなりました。

【二日目　５／２３（金）】

京都市内にて班別行動を行いました。タクシーを利用しての行動で、各班が計画したコースを巡りました。歴史的建造物や名所を巡る中で、主体的な行動力や協力する姿勢が育まれました。天候にも恵まれ、充実した研修となりました。

【三日目　５／２４（土）】

三日目は学級ごとの行動です。北野天満宮～金閣寺を巡るコースと、伏見稲荷大社を訪れるコースに分かれて行動しました。午後は全クラスで清水寺を拝観し、京都の魅力を存分に味わうことができました。

今回の修学旅行を通じて、生徒たちは歴史や文化への関心を深めるとともに、仲間との絆をさらに強めることができました。保護者の皆さま、関係者の皆さまのご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。

「伝えること」は、相手との意思疎通を円滑にし、相互理解を深めるだけでなく、信頼関係を築き、より良い人間関係を構築する上で不可欠です。　

本日１学年は、「総合的な学習の時間」を利用して「伝えること」を学びました。内容については、フォトックマーケットパートナーズ株式会社の藤武様にお願いをして、お話しをしていただきました。

　 「総合的な学習の時間」では、まとめや表現において次の点を意識することを目指しています。

　　○ 相手意識や目的意識を明確にして、まとめたり表現したりすること

　　○ 伝えるための具体的な方法を身に付け、目的に応じて適切に選択・活用できるようにすること

 　今回の授業では、

　　・プレゼンテーションの話し方　　　・伝わりやすいデザインの方法　　・見やすいプレゼンの制作方法　

などについてお話いただきました。

　話し方では、相手に伝えるための技法や留意点を、デザインの方法では、伝わりやすい「書体」や「色」への配慮、また、伝えたいものに注意を引くような工夫、とくに説明しなくてもすぐに伝わる配慮を、またプレゼンを見る側に立って制作する工夫等、多くの視点からお話しいただきました。

　今回の授業で学んだことをこれからの活動に活かし、伝え方や表現方法のスキルを向上させて欲しいものです。

　ご多用の中にもかかわらず講師を務めていただいた藤武様、ありがとうございました。