2022年1月の記事一覧

どの学年も着々と準備を進めています

   コロナ禍で先行きが不透明な日々ですが、子どもたちは先を見据えて着々と準備を進めています。今日の6校時、総合的な学習の時間に、1年生は「林間学校の準備」、2年生は「3年生を送る会の準備」、3年生は「進路集会」を行いました。例年通り・今まで通りの活動ができない中ですが、この状況下で何ができるかを考え対応している生徒と職員の柔軟性には感心します。

  

 1年生は、次年度実施予定の「林間学校」の予察報告を聞いた後、タブレットを利用して福島県についての調べ学習をしていました。林間学校に関しての活動は今日が初めてということで、まだ知らないこと、わからないことばかりだと思いますが、これから地理的な特徴や訪問先の歴史等についてしっかりと学んでいって欲しいと思います。6月初旬の実施日まで4ヶ月余り、コロナ感染の終息を祈ります。

  

 2年生は、「3年生を送る会の準備」に入りました。送る会でイメージするのは合唱のプレゼントですが、歌を歌うことが困難な状況になっています。このような中ですが、今できる最大限のことを考え、準備を始めているようです。どの学級をのぞいてみても生徒達が中心になって話し合いを進めています。さすが2年生だと思います。ものごとに主体的に取り組んでいく様子が見られ嬉しいです。「もうすぐ最上級生になる。」そんな心構えはもうすっかりできあがっているようです。

  

 3年生の「進路集会」は、進路指導主任の学級が発信元となり、各教室のスクリーンにリアルタイムで配信し投影するという形で行われました。今までは体育館で学年生徒全員が一堂に会して行われていましたが、学級単位で話を聞く集会も、集中して話を聞いたり、わからないことをすぐに聞けたりするという意味では、メリットが大きいと思われます。いよいよ出願準備、公立の検査日まで1ヶ月を切りました。本当にラストスパートの時です。健康に十分に気をつけながら、悔いのないように準備して欲しいです。全員が納得いく結果を得られるよう応援します。(文責 飯田)

コロナ禍の授業(技術科)

   

板を押さえる足とノコギリを引く手の位置関係が大切ですね。   完成形をイメージします。

   

カンナがけは結構むずかしいようです。              黙々と作業する生徒達。

千葉県が、まん延防止等重点措置の適用になってから5日、先日もお伝えした通り、柏市では感染レベルが「レベル3」に引き上げられ、授業等での制限が以前より厳しくなりました。そのような中、学校での授業はどのような形で行われているのかと心配される方々も多いのではないかと思います。

授業で特に制限が厳しくなったのは、声を発する場面等での生徒同士の距離感です。やはり音楽での合唱や家庭科の調理実習、理科での話し合い活動や声かけ等が必要な実験観察等です。学級や学年を超えての活動も実施しづらいため、委員会活動や3年生を送る会の実行委員会も、時にはタブレットを使ったリモートや、大きな部屋で十分に距離感を保って行う等の工夫をしています。

冒頭画像にあるのは、1年生の技術科で木材加工を行っている場面です。ノコギリやカンナ等の刃物を使っていますで、おしゃべりをしている余裕はないようで、皆真剣そのものでした。

周辺の学校からは、コロナ陽性の児童生徒が出ているとの情報が入っていますが、本校では今のところ陽性者は出ていません。しかしながら、TVの情報番組等では、今後更に感染は広がっていくだろうと報道されています。学校では、日頃の感染予防対策を徹底し、感染者が出たとしても、それが拡大していかぬよう緊張感をもって生活させていきます。ご家庭においてもどうぞご協力をお願いいたします。(文責 飯田)

1、2年生の授業参観を断念!

12月から予定していた1、2年生の授業参観ですが、感染レベルが「レベル3」に引き上げられ、学校生活で様々な制限がかけられるようになったことから、実施を断念しました。前年度も授業参観は無かったと聞いていますので、子どもたちの様子を見られることを楽しみにしていた保護者の方々が多かったと思います。子どもたちも、自分が頑張っている姿を親に見てもらいたいと思っていたのではないかと思います。大変申し訳なく思っています。

代替措置と言えるかどうかは分かりませんが、子どもたちが真剣に、しっかりと授業に臨んでいる姿を見ていただきたく、授業風景の動画撮影を考えました。発案は簡単で、撮影も簡単にできるように思えますが、実際に撮影するとなると様々な障害が生じます。

しかしながら、1、2学年教員からは、すぐにリアクションがあり、どの角度でとれば見やすいのか、全員を写すのにはどうすれば良いか等々考えながら行った試し撮りの報告がありました。撮影機器や三脚の問題等も残されています。授業参観が予定されていた1月26日に配信とはいきませんが、職員が知恵を出し合いながら、頑張っていますので今しばらくお待ちいただきたいと思います。

感染は想像以上のスピードで拡大しているようです。学校ではできる限りの予防対策をしていくしかないと思っています。ご家庭においても十分にご留意いただきますようお願い致します。 (文責 飯田)

感染拡大に伴う活動制限

  

班員4人が頭を寄せ合って行う実感は難しくなってきます。

一時はこのまま終息かと思われるほど、数値が下がっていたコロナの新規感染者数ですが、今回のオミクロン株の拡大は急激で、あっという間に全国に広がりました。先日柏市教育委員会から(レベル1を)レベル2にするという連絡をいただいた際には、すでにレベル3への移行も視野に入っていたようですし、現に保護者宛プリントを作っている脇で、まん延防止とそれに伴うさらなるレベルアップのことを話している始末です。

3学期には、何と言っても人生の大きな節目としての「卒業式」があります。下級生にとっても今までお世話になった先輩達への感謝の気持ちを伝える「3年生を送る会」があります。どちらも事前の歌練習等には、ある程度の日数が必要ですし、急な変更はできる限り避けたいと思っています。市教委からの連絡をいただいてから、担当者等を含め、その実施方法等について幾度も話し合いをしていますが、例年通りの内容とはいきません。少しでも生徒達が満足感をもって終えられるよう、感染拡大のリスクを考えながら詰めていかねばなりません。

また、授業や給食等も、活動制限をせざるを得ません。添付の画像は2年生の理科ですが、本来は4人位のグループで行うはずだった「放電」の実験を,教師による演示実験とした場面です。他教科においても同様に制限する場面が出てきます。感染拡大防止と学びの保障、どちらも非常に重要です。子どもたちの状況を見ながら、保護者の皆様にご理解いただきつつ前に進めていきたいと思います。今後益々状況が厳しくなっていくと思われますが、どうぞよろしくお願いします。 (文責 飯田)

講師をお招きし「がん教育」を実施しました。

    

講師 千田 操 氏          真剣な表情で聞く生徒達       生徒代表お礼の言葉

本日、第2学年で「がん教育」集会を実施しました。これは、新学習指導要領の保健体育で「がん教育」を取り扱うこととなったことにより、本年度初めて実施したものです。講師には東京慈恵会医科大学附属柏病院看護師の千田操氏に来ていただきました。

講師からは、がんが発生する仕組みや原因、予防や治療についての概略を聞くことができました。予防の話では、バランスの良い食事(塩分過多に注意)や適度な運動の必要性等、日頃気をつけた方が良い点に加え、将来的には健康診断を受診するようにとの言葉が印象に残りました。

2学年職員に聞くと、集会後の感想箋では、「がんは治らないという考え方が変わった。」「将来タバコは吸わない。」という意見が多かったとのことです。今回の学習機会を通して、生徒達の健康への意識が高まれば何よりです。

また、講師の思いとしては、保護者の皆様の健康保持増進というねらいもあるようで、「生活習慣等について保護者の皆様と話をしてみてください。」との言葉もありました。子どもたちが、ご家庭で「がん教育」について話題にするかもしれませんので、この機会に健康について話してみてください。 (文責 飯田)