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2024年2月の記事一覧

プロ意識の塊

スポーツ推薦で入学した3年生や、進学後も強い熱意を持って

部活動に取り組みたい3年生は放課後の部活動に参加しています。

受験勉強明けという事もあり、多少の衰えはありそうなものですが

現役の1・2年生を引っ張るレベルのパフォーマンスを披露する

3年生。さすがスポーツに人生を掛ける逸材たちです。

スポーツ推薦で入学した3年生は、既に入学後の活躍を期待されて

いることかと思われますが、入試が終わって間もない今から練習に

取り組む彼らであれば、その期待にバッチリと応えてくれそうです。

 

地域の三中へ一歩前進

本日は、ボランティア委員会と生徒会総務部が合同で地域の

ゴミ拾いを実施しました。10月頃から実施計画を練り上げて

ようやく実施した一大プロジェクトということで、給食後に

下校した3年生も再登校してゴミ拾いに参加しています。

永かった受験勉強もひと段落ついたうえに1時頃に下校となると

遊びたくなるのが普通ですが、地域のために貢献する3年生

の心掛けは立派です。

活動が始まると、生徒達は触るのもはばかるようなゴミも

臆すことなく拾い集めていきます。人目に付かないような

生垣にまで躊躇なく足を踏み入れ、手にしたゴミ袋はあっと

いう間にゴミで満杯になっていました。七小方面に向かうルート

では、丁寧に作業しすぎて予定していたルートの半分も進め

ないほど生徒達はゴミ拾いに熱中。通りかかる七小の子ども達

からは、お礼の言葉と元気なあいさつを貰っていました。

生徒達が考えた活動が、見事に地域の活性化へと繋がっている

と確信が持てるワンシーンでした。

 

逃げちゃだめだ

家庭での性教育について、苦手意識を持っている保護者の方は

いるでしょうか?近頃のニュースでは、理科の教員が学習指導

要領を逸脱した過激な性教育を実施したことで処分を受けた事例

もあり、教員でも担当者以外が軽率に取り扱ってはいけないよう

な印象を受けます。

しかし、子ども達も生物である以上、性に対する興味が湧いてくる

のは必然であり、それは決して悪いことでは無いように思います。

1番怖いことは、何も正しい知識がない状態で興味を持ってしまう

事ではないでしょうか?

本日の1校時には日本医科大学付属病院女性診療科・産科の豊島将文

准教授をお招きして性教育について講演をしていただきました。

男女ともに参加する中で、月経などのデリケートな話題が出てきましたが、

今後とも同じ空間で生活していくことを考えると、適切な配慮をする上で

男子生徒にも必要な知識かと思います。お互いの性について理解を深める

ことで、男女平等という概念についても認識を深めることが出来たのでは

ないでしょうか?

お忙しいところ、生徒達のために貴重なお話をしていただきありがとう

ございました。

交渉する生徒会長

本校の体育館にあるスポットライトですが、いつの間にか

破損していたようで、行事の際に苦労することがあります。

そんな現状を打破するため、生徒会長がPTAの方々にPTA会費

からスポットライト購入の費用を捻出して貰おうと交渉して

いました。

日頃の授業からプレゼンテーションを作成している現代の

中学生なので、交渉の際にもその技術を遺憾なく発揮します。

画像を使って分かりやすくスポットライトの必要性を説明

する説得力に溢れるプレゼンテーションはPTA会長も絶賛して

いました。また「スポットライトを浴びるという経験を全校

生徒にもしてほしい」「もっと学校行事や生徒達の気持ちを

盛り上げたい」という強い思いも熱弁。生徒達の成長に狙い

を付けた学校運営を構想する姿は学校長のようでした。

PTAからスポットライトの値段や活用方法について尋ねられた

際にもしっかりと回答しており、事前調査や購入後のビジョン

もバッチリな様子でした。

多数の大人を前にしても怯まない見事なプレゼンテーションで

スポットライトの必要性について語った生徒会長ですが、会長に

就任してから、あらゆる場面でスポットライトを浴びてきた会長が

これほどの活躍をしたことが、スポットライトが与える生徒への

影響になによりも説得力を持たせているように思えました。

今回の生徒による予算交渉の場面は、PTAからの要望により実現

するに至りました。学校設備の充実だけでなく、社会人に通ずる

経験まで提供いただき、誠にありがとうございます。

もう始まっている

本日は、初めて1・2年生のみで委員会活動を実施しています。

入試のため、頼れる3年生が不在ですが、今までの経験を活かして

2年生が中心となって活動を進めています。

学年全体のリーダーである学年委員では、全体の活動が終了後

に2年生だけが集まり、今後の活動について入念に確認。学年

全体をまとめるため、他の委員会の活動にも気を配っていくよう

気を引き締めていました。

3学期は次の学年の0学期(本校は2学期制ですが)という言葉

がありますが、2年生達の姿を見る限り、来年度は非常に良い

スタートを切ってくれると確信が持てます。

確信

メインとなる発表以外にも色々と気を配りながら

3年生を送る会の準備をする2年生。次期最高学年

としての風格を感じさせてくれます。

打ち合わせの段階から楽しくなりそうな予感がした

感謝を伝える発表は、段々と形になってきた練習風景

の段階で、予感を確信へと変えてくれる魅力があります。

残りの準備期間がまだ2週間以上ある段階でここまでの

レベルに到達する2年生には、自然と期待が高まって

しまいます。

失敗からも学ぶ生徒達

本日は先週末に実施された学年末テストの返却をしています。

高得点をとった喜びの声が聞こえてくる教科もあり、生徒達の

1年間の努力の成果が報われているように見えました。

成功に喜ぶだけでなく、失敗に対する反省も生徒達は忘れて

いません。間違った問題は黙々と復習し、同じミスを繰り返さ

ないように注意していました。

学年の集大成という印象のある学年末テストですが、来年も

テストがある1・2年生達には、今回の成功・失敗ともに

次年度へと活かしてほしいです。

期待を裏切らない総務部

テストが終わり、開放感が最高に高まるであろう本日の昼休み

ですが、生徒会総務部の生徒達は自主的に生徒会室へと集まり

三年生を送る会に向けて打ち合わせをしています。元から放課後

には活動する予定が入っていたのですが、テスト明けの精神状態

にも関わらず「放課後にやればいいや」という結論に至らない

勤勉さには驚くばかりです。

「誰か来るかもと思って生徒会室の鍵を開けていた」という

生徒会担当の教員の期待を裏切らない結果となっていました。

 

総まとめ

公立入試目前となった3年生では、最後の授業となる教科

も出て来ています。教科担任からは3年間の学習をまとめた

プリントを配ったり、学んだことを入試で点数を取る以外にも

活かしてほしいと語ったりと授業の内容から3年間の総まとめ

といった様子が伝わってきます。熱く語る教員の話に3年生も

しっかりと耳を傾けていたように見えました。

ピンチはチャンス

本日の気温はとても暖かいなと思っていると、梅の花がぽつぽつと

開花している事に気が付き、だんだんと春が近づいてきていることを

実感します。そんな気分まで良くなりそうな天気ですが、テスト前日

である生徒達の心模様はどうでしょうか?校庭を見ると、いつも昼休み

に遊んでいる生徒達がいつも通りに遊んでいます。

ストレスについて学ぶ1年生の保健体育の授業でも、適度な気分転換

が推奨されており、生徒達はしっかりと授業で習ったことを実践して

いるようにも見えてきます。授業では、適度なストレスはこころの発達

に必要とも説明されていましたが、テスト前日でもリラックスを忘れ

ない生徒達であれば、あらゆるストレスも力に変えてしまうように

思えます。

 

匂いで解る美味しさ

前回の調理実習で中華風サラダを作った1年生は、次のステップ

として肉料理の「中華まん」を作っています。

肉料理ではありますが、餡に椎茸やタケノコを混ぜる本格的な

中華まんなので、野菜のみじん切りにも注力する1年生。細かい

作業で時間がかかりそうですが、なんと生地まで1から手作り

しており、時間内に作り切れるのか心配してしまうほどの作業量

です。

生地と餡の準備が完了し、いざ蒸し始めると、家庭科室の窓は

どんどん蒸気で曇って行きます。廊下から様子を覗くことが

出来なくなりましたが、変わりに肉汁とごま油が混ざり合った

良い香りが家庭科室から溢れ出してきており、調理が進むことで

視覚ではなく嗅覚から食欲を刺激してくるようになっていました。

音楽に明るい1年生男子

3年生を送る会の準備のため、昼休みも活動している姿を

見かける1年生。詳細は明かせませんが、各々がしっかりと

自分の仕事を果たして1つの発表を作ろうと努力していること

が伝わってきます。特別に役割を与えられた訳でもなく、

自ら歌の自主練習に励む生徒までいるほどです。

自主練習までする1年生なので、パート練習の時間も当然

見事な歌声を響かせます。音楽に精通した男子の人材が

豊富なようで、伴奏も難なくこなしている姿を見かけます。

小学2年生の時の担任の先生に見てほしい

1年生の数学の授業では水を使って柱と錐の体積を比べています。

錐の体積は柱の体積の1/3であることを計算式で教えるだけでなく

実際に確認しているのですが、生徒達は楽しそうに水を錐の模型

に入れています。小学2年生の算数「かさ」の授業でも、笑顔で

同じような実験をしたかと思われますが、5年ほど経過した現在も

生徒達は楽しそうに学び続けています。

実験中はワイワイと楽しそうでしたが、解説を聞く時間になると

一切の私語が無くなったり、学び合いの時間になると教える側も

教わる側の生徒も真剣に対話したりと、生徒達のメリハリの付け方

には目を見張るものがありました。

小学2年生の時と類似した授業内容を小学2年生の頃よりも更に

向上しているであろう授業態度で受ける1年生の姿は、なんだか

小学校の先生達に見せたくなってしまいます。

どっちの主義ショー

歴史の授業をする2年生ですが、より学びを深めるために社会主義と

資本主義どちらが良いかディベートをしています。今の日本は私有財産

が認められているという点で考えると、生徒達も資本主義の方が馴染み

深いように思えますが、社会主義のメリットについてもしっかりと

挙げていきます。生徒達が上げたメリットの中には、世界の問題とされる

経済格差の解決につながりそうなものもありました。資本主義派の

生徒も「頑張りが報われる世界の方が良い!!」と熱弁を奮っており

一進一退の熱い議論を繰り広げていました。

授業の最後には審査員を務める生徒達によるジャッジが下されます。

社会の授業ながら、説得力を持たせる文章の構成や話し方まで学習

までしていました。

二律背反

給食委員会の生徒達が黙食と会食、2つの意義について考えています。

コロナウイルスが5類に引き下げられたとはいえ、感染リスクがゼロに

なった訳ではありません。楽しさと安全という、食事において両立が

難しい問題ですが、生徒達は自分達の意見をしっかりと述べて議論を

深めていました。出てくる意見の中には、食事マナーの講師のような

ものまであり、生徒達の行儀の良さがうかがい知れました。

学生時代にコロナ禍を経験した生徒達は、大人顔負けのテーブルマナー

を身に付けているかもしれません。

高い英語力

英語の授業では、1年生は好きな人物について、2年生は日本の偉人について

調べたことをパワーポイントにまとめてインタビューテストを実施しています。

インタビューテストをずっと張り付いて見ていた訳ではありませんが、動画の

通り流暢な英語を使いこなす生徒を複数発見できます。「樋口一葉のお気に入り

の小説は何ですか?」という問いに対し、正直に「読んだことがない」と返答

したのを見ると、生徒達の英語でのコミュニケーション能力も上達してきて

いるように思えてきます。

 

実物でなければ味わえない感動がそこにある

明日から、さわやかちば県民プラザで「柏っ子造形展」が開催され

本校の生徒が美術の授業で作った作品も出品されます。

1年生が作った段ボールによるアートは、パット見るとダンボール

の茶色しか目に入ってこないので、華やかさに欠ける印象を受けますが

生徒達が書いた作品の解説を読むと印象が一変します。作品を形作る

部品の1つ1つに意味が込められているようで、生徒達の様々な感情を

見事にダンボールで表現しています。作品タイトルも秀逸で、ルーブル

美術館の出展一覧に載っていても違和感のなさそうなセンスをしています。

2年生が作った、枡の中で何かの世界を表現する作品は、見えない部分

までこだわっており、1つのアングルからの写真だけでは作品の魅力を

伝えきれない、立体の醍醐味を活かした作品となっています。粘土を細かく

成型する制作風景は、細かすぎて部品なのかただの切れ端なのか判別が

出来ないほどです。

3年生の篆刻と水墨画も流石最高学年といったところで、思わず手に

触れてみたくなる魔力があります。

どなたでも入場可能ですので、お時間がありましたら是非とも足を運んで

その魅力を感じてください。

温かい生徒会総務部

本日は、来年度入学してくる新1年生が学校見学にやってきました。

学校長からは、柏三中の4つのキーワード(Smile)(Diversity)

(Update)(Challenge)についての話がありましたが、新1年生は

しっかりとした反応を見せてくれました。

在校生の代表として学校の説明をする生徒会総務部の生徒達。

制服を着て司会進行を務めていた生徒が、数分後には夏の校内服の

モデルに大変身しており、1人で何役もこなして少人数ながらしっかりと

会を進行していました。日頃の授業からユーモアあふれる発表でクラス

メートを笑顔にしている生徒会長は、本日の学校説明でもその人柄

を存分に発揮したスピーチで新1年生の緊張をほぐしています。

台本を淡々と読み上げるだけでない温かみのある語りかけに新1年生も

心を掴まれたのか、話の節々でしっかりと返事を返していました。

校内見学の時間では、見学の場所が重複するという不測の事態もあり

ましたが、生徒会総務部は臨機応変な対応で乗り切ります。次に会う

のは2ヶ月ほど後になりますが、新1年生の名前を覚えようとメモを

取りながら案内する生徒もいました。その場しのぎの対応であれば

絶対に出てこない行動に、来年度の後輩を歓迎する気持ちを感じ取れました。

生徒会総務部の活躍により、来年度の新1年生達の不安も解消された

のではないでしょうか。