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2024年1月の記事一覧

分かってはいるけど難しい

社会人になってから「ヒヤリハット」について学んだことがあり

整理・整頓・掃除・清潔・しつけの5Sが大事だと聞きました。

2年生の家庭科では家庭内に潜む危険な場所について考えており

危険個所の対策方法に前述した5Sをズバリと答えていました。

危険について予測する段階では、生徒達は1枚のプリントを全員

で覗きこんで様々な意見を出していました。全員が当事者意識を

もって授業に臨む姿勢は「素晴らしい!!」の一言です。

毎日生活するゆえ、小さな整理整頓要素が現れ続ける家と言う空間で

5Sを守り続けるのは、なかなか困難なように思いますが、危機意識

をしっかり持っている2年生であれば良い環境を保っているに違い

ありません。

調理実習の域を超えた調理

秋が旬のイメージが強いサツマイモですが、2~3ヶ月ほど貯蔵

することで甘味が増すそうなので、冬に食べても美味しく頂ける

そうです。菜の花学級の生徒達も秋ごろに収穫したサツマイモを

しっかりと追熟してからスイートポテトを作っています。

自分が食べる分を作るだけならただの調理実習ですが、菜の花学級の

生徒達が作っているスイートポテトの個数は100を超えている

のではないかと思われるほどの量で、調理実習というよりはパティシエ

の訓練のように見えてしまいます。

作るだけでなく完成品を1つ1つ自分の手で包装までしており作物の

栽培から、加工、販売までの流れを全て自分達の力でやり遂げて

いました。

 

脅威の吸収力

1年生と2年生の国語では、漢文について学んでいます。

初めて漢文について学ぶであろう1年生にとっては、突如

あらわれたルールに従って漢字を読み砕くようなものかと

思いますが、生徒達はあっという間に順応。複雑な漢文も

問題なく解読し「解けた人」と問われると自信満々に手を

挙げています。

内容が発展した2年生では、文章中にあるのに読まない

「置き字」が登場します。日本の文章にはない概念が登場

するだけでも大変そうですが、2年生は書き下し分を読んで

漢文にレ点・一二点・フリガナを振るという高度な学習

をしています。難しそうな要素がてんこ盛りの授業ですが

生徒同士の相互点検で答え合わせをしており、2年生達の

吸収力に驚かされます。

30日で何が出来る?

本日実施された委員会活動は、3年生にとっては中学校生活最後の委員会

活動です。3年間同じ委員会に所属し、力を発揮してくれた3年生もいる

ようで、1つの仕事をやり抜いたという達成感を感じているかもしれません。

委員会活動は最後ですが、あいさつ向上のための活動を計画する生活委員会

では当然3年生もその活動に参加するようで、日常的な取り組みはまだまだ

終わることはありません。3年生が学校に来るのは残り30日という短い

期間になっていますが、同じ仕事を3年間やり通す粘り強さを持つ3年生

であれば学校や後輩達のために最後まで尽力してくれるに違いありません。

志が高すぎる

日頃の生活態度を生活委員会が振り返る中で、時間に対する意識

が低いという問題が上がってきました。そうした問題を解決する

手段として、授業の始業時間などを知らせるチャイムを鳴らさない

ノーチャイムデイという取り組みを生活委員会が提案し、本日実施

しました。

いざノーチャイムデイが実施されると、授業開始2分前には全員が

教室の自席に着席し、廊下からは生徒達の姿が消え去ります。教室

を移動する授業ですら、2分前にはしっかりと移動先の教室で準備

をしているように見えました。友達とじゃれ合う1年生の男子生徒

ですら、談笑しながらもしっかりと時間には気を配っています。

ノーチャイムの影響を1番受けそうな、昼休みに校庭で遊ぶ元気のよい

生徒達も、時間になればすぐに行動を切り替えて教室へと戻っていきます。

学校全体が自分達で時計を見ながらしっかりと行動し、ノーチャイム

の影響を全く感じさせない1日を過ごしていましたが、生活委員会は

まだまだ伸びしろを感じている可能性もあり、その志の高さがうかがい知れました。

また、放課後には、1月15日から17日の3日間で集めた石川県への義援金を

生徒会長が柏市役所まで届けに行きました。各家庭のご協力の他に本校のPTAさん

からも協賛もいただき、集まった金額は合計87,511円となりました。

生徒の思いやりある行動に応えていただき、誠にありがとうございました。