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仕事の流儀には、その人の生き方が表れる。

 柏第三中学校の放送委員会は、給食の時間に「お昼の放送」を流しています。今日は特別に、お昼を放送を「画像」ともにお楽しみいただこうと思います。

 「給食の時間になりました。皆さん、準備はできましたか? 手を洗って教室に入り、着席しましょう。……」今日のプロフェッショナルはこちらの3年生。彼は今日、放送委員として表に立つことに区切りをつけ、後進に道を譲ることを決意してこの場に臨んでいます。

 読み原稿の確認を行います。先輩の適切なアドバイスは、下級生にとってこの上ない宝物です。

 お昼に流す音楽はホワイトボードに記録されます。短期間に同じ曲を流さないようにするための、地道かつ丁寧な作業です。

 「10月29日火曜日、これからお昼の放送を始めます。今日の献立は……美味しく味わって食べましょう。」

 合唱コンクールを間近に控え、歌声委員による合唱曲の紹介が行われています。落ち着いてマイクに向かう放送委員とは対照的に、緊張の面持ちで待機する歌声委員たちの、初々しい姿です。

 音楽を流しているわずかな時間で、放送委員たちは給食をいただきます。時間の経過を意識しつつ、黙々と給食をとる姿からは、仕事に対する誠実さをひしひしと感じることができます。

 給食をとっている間も決して油断することのないのがプロフェッショナル。曲の終わりが近づくと食事の手を止め、淀みなくCDを交換し、新たな曲を流します。

 「これでお昼の放送を終わりにします。今日の放送担当は……」原稿を読む後輩を、後ろから見守るプロフェッショナル。給食終わりのチャイムにも気を配りながら、適切なタイミングでアナウンスすることの大切さを後輩に伝え、彼の最後の放送は終わりました。

 放送終了後、物品を整頓するプロフェッショナルの姿がありました。細かなところまで整理整頓の行き届いた放送室。プロフェッショナルの仕事の流儀は、先輩が範を示すことで、後輩へと受け継がれていくのです。