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真実の愛はココにあった
8月4日に高円宮杯に出場予定のサッカー部は朝の6時30分から
練習をしています。練習をする生徒の中には3年生の姿もあります。
今年度の3年生は、彼らが1年生の時代から同学年の部員数が5名程度
であり、11人でやるスポーツと考えると人数が十分とは言えない
環境で努力を重ねてきた世代かと思います。中学生であれば、人間関係
を築きやすい多くの部員で賑わっている部活に魅力を感じても不思議
ではありませんが、そういった事情を優先せずにサッカー部を選んだ
真のサッカー愛を持った3年生達だと断言できます。
そんな、3年間真摯にサッカーに打ち込み続けてきた3年生がハーフ
ラインくらいの位置からフリーキックを打っていますが、その精度は
かなり高く、ゴールポストのすぐ横で写真を撮っていてもこちらにボール
が向かってくることがありません。正に3年間の練習によって培われた
技術の賜物と言えます。早朝から練習に熱中していますが塾の夏季講習に
参加するため、時間になると後輩達よりも先に練習を切り上げており
部活と勉強共に全力で取り組む文武両道の姿を見せてくれます。
1・2年生だけになってもサッカー部の練習中の気迫は衰えることが無く
全員で声を出して盛り上げながらシュートを打っていました。
練習が終わると教室で補食を取るサッカー部の1・2年生ですが10時前
とは思えないほどの勢いでモリモリ食事をしており、若さゆえの食欲に
驚かされます。そして忘れてはいけないのが、その食事を用意してくれた
であろう家族がいるということ。6時30分に学校に到着する生徒に
食事を持たせるということはそう簡単なことではありません。体を冷やす
効果と塩分補給が同時に出来る、熱中症予防に最適な「きゅうりの漬物」
を持ってきている生徒が複数おり、生徒の体調を気遣うメニューからも
家族の愛情が感じられます。
本校の教育活動にご理解ご協力いただき、誠にありがとうございます。