わかば日記

校地内の草花シリーズ(3)

春の花々が散って,この季節は木々の緑ばかりが目立つようになりました。歴史ある柏三小には桜や杉など大木も多く,目を潤してくれています。木々のご紹介を,とも思いましたが,文字通り「華」がないので,この時期にもひっそり咲いている「花」をご紹介します。
  
何の花かお分かりになりますか?ヒントは,以前「シロツメクサ」の記事で紹介した花です。
そう,「カタバミ」です。え?花の色が違うじゃないか?良く気づいてくださいました。これは「ムラサキカタバミ」と言います。外来種で南アメリカが原産,江戸時代末期に観賞用として輸入されました。今では日本に広く分布していて,環境省からは「要注意外来種」に指定されています。反対に,役に立つのに厄介者扱いされているものもあります。

はい,皆様ご存じの「ドクダミ」です。独特な臭いがあり繁殖力も旺盛なので,迷惑がられることも多いのではないでしょうか。名前も「ドク」で「ダミ」なんて,何となくおどろおどろしいですよね。
実は「ドクダミ」の名前の由来は,解毒作用があるという意味の「毒矯め」が転じたものとも言われています。腹痛やちょっとした傷の止血にも効くらしいです。興味のある方は,調べてみてください。
見た目やイメージで決めつけず,内包されている良さを見極める。難しいことですが,大切なことですね。