令和3年度(R4.4.11まで)

朝顔(校長室より)

登校と同時に1年生が朝顔の鉢に水やりをしています。

ここ1週間であっという間に芽が出ました。たくさんの芽が出ている鉢もありますが、もちろんみんな同じタイミングで出るわけではありません。また、他の鉢を見てみると芽の数が少ない鉢もあり、みんな同じではありません。
種によって個体差もありますから、同じ日にまいた種でも当然のこととして差は生まれます。
今日は歯科検診でした。歯の成長も同じですね。歯が生えるタイミング、生え替わるタイミングも一人一人違います。同じはずがありません。
学校は、4月生まれから3月生まれまでが同じ学年になります。この1年の差は小さいうちほど大きいものです。

私自身は3月25日生まれです。同じ学年に4月2日生まれの友達がいました。私が生まれて「おぎゃー」と泣くしかなかったときに、彼は、もう言葉を発していたかもしれません、歩き始めていたかもしれません。
その差が一気に縮まることもありませんし、一気に縮めることもできないと思います。我が子を見る親として、クラスの子どもたちを見る教員として、年齢とともに気にならなくなる差であっても、子どもが小さいときほど気になるものです。
こんな時、気持ちはわかりますが、焦っても仕方はありません。
朝顔と人を簡単に比べることはできませんが、「待つ」ということの大切さを感じます。しかも、その日が来るのをただ待つわけでなく、「芽が出ることを信じて、あきらめずに水をやり続ける」という関わりをした上でということになります。
今日も1年生はせっせと水やりを続けています。