校長室より

こぶしと白木蓮

 校長室の窓から校庭が見渡せます。休み時間,元気な声とともに子どもたちの遊ぶ姿が映ります。下校時間になると,校長室のすぐ前の花壇に植えられた菜の花に見送られて子どもたちは帰ります。



 菜の花の上から見下ろしているのが「こぶし」です。梅の花満開の2月終わり頃から枝の芽が大きく膨らんできて,天気の良い日に一斉に白い花を咲かせます。

 こぶしの数メートル先に「白木蓮」があります。どちらも白の似た花を咲かせますが,調べてみるといろいろと違いがあるようです。私はすぼまり気味に咲く「白木蓮」の方が好きですが,原産地が日本なのは「こぶし」だそうです。

 こぶしと白木蓮に花がつき始めると,春の訪れを知り,別れの時期が近づくことを感じます。温かさと寂しさと旅立ちを喜ぶ複雑な気持ちです。

 6年生の卒業式まで子どもたちが登校する日は14日間となりました。

 前回,スズメバチの大きな巣のことを書きました。

 本校事務補助さんが親方となって手作りしたケースが出来上がりましたので,写真で紹介します。