校長室より

芸術鑑賞会(校長室より)

今日は芸術鑑賞会を行いました。

これは柏市教育委員会生涯学習部文化課の事業で、文化課の担当の方や課長さんもお見えになりました。

お招きしたのは「Morning Child(モーニングチャイルド)」というジャズバンドです。

代表の尾崎さんは柏の小中高を卒業したサックス奏者です。今日は他にドラム、ギター、ベースを合わせて4人での演奏でした。

 

会は低学年と高学年の2部に分けて行いました。

 

ジャズといえば、あまり子どもたちにとってはなじみが薄いのでは、というジャンルの音楽です。しかし、目の前で躍動感あふれる演奏を見ることができたのは、子どもたちにとって良い機会になったようでした。

 

曲に合わせて、手拍子したり、体を揺らしたり、ぼーっとしたり、音楽の楽しみは人それぞれです。特にジャズは歌詞がありませんから、一緒に口ずさんだりしない分、その空間に身を置き、どんな過ごし方をしても心地よければ良いのではないかと思います。

 曲の途中で、ドラムのリズムに合わせて手拍子を呼応させたり、アドリブで手をたたいたり、子どもたちが参加できるような工夫も取り入れてくださいました。

ベーシストの方が曲に合わせてけん玉の技を披露してくれたりもしました。

写真では伝わりませんが、その正確さ、素早さには、子どもたちから自然と感激の声があがりました。

演奏も素晴らしかったのですが、途中と最後に、代表の尾崎さんが同じ話をされていたその内容が心に残りました。

別々の楽器その一つ一つの「らしさ」が集まって曲ができる。みんなそれぞれ違うのが楽しい。」そんなお話でした。「みんなも同じだよね」って呼びかけていました。

「みんな違ってみんないい」という言葉は、金子みすゞの詩の中にも出てくる言葉として、あちこちでよく聞きますが、「なるほど、音楽もそうなんだなあ」と私自身改めて気づかされました。

子どもたちにとっても、生の演奏に触れる貴重な時間となりました。低学年、高学年それぞれの部で何人かの感想発表をしましたが、子どもたちの素直な感動、感謝の温かな気持ちが表れていて良かったです。

Morning Childのみなさん、ありがとうございました。ご活躍をお祈りしています。

生涯学習部文化課のみなさん、お声がけありがとうございました。