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大野先生の版画教室(校長室より)
版画家の大野隆司先生をお招きして版画教室を行いました。対象は4年生です。
それぞれのクラスで1時間ずつ指導をしていただきました。短い時間ですが一期一会です。この1時間は、大野先生が師匠で、子どもたちは弟子です。
子どもたちは前もって絵をかいた板を持ち寄りました。
短い時間です。大野先生も真剣勝負です。テンポの良い指導が続きました。
必ず手を止めさせてから、「手本を示し、やらせてみる」また「手本を示し、やらせてみる」・・・このように同じ流れで、作業をさせていきました。
彫刻刀の説明、使う彫刻刀だけを出す、持ち方、掘り方、注意すべきこと、その一つ一つを素早く短い指示で進めていきました。
彫刻刀を扱う上で注意すべきことは1つ。けがをしないために「手を彫刻刀の刃の前に置かないこと」です。それをしないために「片手で彫らずに反対の手の人差し指か親指を添える」と教わりました。子どもたちは師匠の教えを守り、けがに気をつけながら彫り進めていきます。
毎年感じますが、無駄のない説明が聞きやすくわかりやすく、ほとんどの子どもたちは集中して話を聞き、作業を行うことができました。
「間違って彫ってしまっても、5分落ち込んで切り替えよう」という言葉とともに、失敗してしまったときの解決策も示してくださるなど、大野先生のやさしいお人柄があふれ出るご指導でした。
途中では、切らずに彫り進めるプロの技を見せていただきました。
大野先生の指導は、今日だけなので、紙に刷る所までの全行程を見せていただきました。
最初から最後まで、その一つ一つが本物に触れた瞬間です。子どもたちは先生の技に驚きながら、真剣に取り組みました。
子どもたちの作品は、この後、まだまだ「彫り」の作業が続きますが、今日教わったことを思い出しながらがんばってほしいです。完成が楽しみです。
授業の最後には、子どもたちの前でもう一度「間違って彫ってしまっても、5分落ち込んで切り替えよう」この言葉を言い換えて、「これから先、いろんな失敗があると思うけれど、ずっと落ち込んでいても仕方ないからね。すぐに切り替えていくんだよ。」と師匠から弟子への温かい教えとなりました。
最後の片付け、机上のごみの集め方や捨て方まで丁寧にご指導いただきました。
大野先生、今年もご指導ありがとうございました。
そして作品もありがとうございました。
(今日の写真は、3時間目の4年3組のものです。)
①治癒証明書等の取扱いの変更(柏市のHPです)
https://www.city.kashiwa.lg.jp/gakkokyoiku/kyouiku/gakkohoken/flu.html
②保護者様に書いていただくものです
③資料です
保護者の皆様そして地域の皆様,引き続き子どもたちの見守りをよろしくお願いいたします。
土南部小学校長