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2022年6月の記事一覧
読んでワクワク、調べてワクワク、そんな気持ちを大切に 富勢小学校
富勢小学校は明治33年に開校した児童数656人の歴史ある小学校です。図書館は
2階で、第一図書室(9類の物語の本)と第二図書室(0~8類の調べ学習の本)
の2部屋に分かれています。年間を通して、読書センター、学習センター、情報
センターとして様々な活動を行っていますが、ここでは近況をご紹介します。
◆五感で絵本を味わう~栄養教諭とのコラボ◆
コロナの感染予防対策を十分行ったうえで、1年生がソラマメの皮むきを行いま
した。図書館指導員が「そらまめくんのベッド」を読み聞かせし、栄養教諭が
絵本に出てきたお豆をクイズ形式で説明しました。むいたソラマメはその日の
給食の献立です。児童からは「ソラマメって大きいね」「ベッドの中はふわふ
わだね」との声が…。五感をフル活用して絵本もソラマメも味わえたようで
す。
◆どこででも百科事典で調べ学習を~Sagasokka!(さがそっか!)の活用◆
柏市で今年度から導入されたSagasokka!(さがそっか!)の活用が、端末
に慣れた高学年から順次始まっています。6年生ではSDGsや修学旅行、
5年生ではお米やAIなどの調べ学習がさっそく行われています。さまざ
まな検索メニューや音声・動画情報など、本とはまた違ったデジタルなら
ではの良さを実感したようです。本と併用しての活用に期待です。
◎6年生の自学ノート。自宅での調べ学習にも役立っています。
◆ゴールデンアップルめざして~読書のりんごの木◆
毎年3月になると図書館の廊下の窓は、桜の開花でピンク色に染まるの
ですが、それにも増してこの春、図書館に華やぎを添えてくれたのは
「読書のりんごの木」です。これは貸出冊数に応じて、緑の葉、黄色
の花、赤や金色のリンゴの実がつくもので、昨年度から始めました。
今はまだ緑の葉っぱだけれど、ゴールデンアップルめざして、全校で
楽しく読書に励んでいます。
◎今はまださびしいけれど…(1・4・6年生用と2・3・5年生用の木の2本あります)
◎昨年度の「読書のりんごの木」。今年度は全員でゴールデンアップルを実らそう!
【読みたい!知りたい!調べたい!に応える学校図書館】柏の葉中学校
柏の葉中学校は創立5年目の市内で一番新しい中学校です。
学校図書館は一面ガラス張りで明るく、床や書架は木の温かみが感じられる造りで、
生徒の憩いの場となっています。
<人気の閲覧コーナー>
【情報発信する学校図書館】
本を読む楽しさを伝えるだけでなく、「知りたい」という知的好奇心を刺激するような
場所となるよう、日々、情報発信を心がけています。
カウンターには「今日は何の日」の掲示と、それに関連する「おすすめ本」を紹介する
コーナーを設け、毎日更新しています。
<新聞コーナーと学習スペース>
新聞コーナーでは、日刊紙2紙と中高生新聞を読むことができます。
英語の記事や投書欄、時事問題などは切り抜いて掲示しています。
昼休みには生徒たちが閲覧台を囲む姿が見られます。
2年生の国語の授業では、新聞の投書欄を教材として意見文を書き、
希望者は書いた文章を新聞社に投稿しました。
【学校図書館オリエンテーションと自校の推薦図書】
今年度は全学年で学校図書館オリエンテーションを実施しました。
3ケタの分類記号(NDC)と書架の配置を確認したので、本を
元の場所に返すというルールがほぼ守られています。
また、本校ではぜひ読んでほしい本を「柏の葉中推薦図書」として、
各学年20冊ずつ選定しています。その中から、指導員が各学年3冊ずつ紹介しました。
<2年生の学校図書館オリエンテーション>
【タブレット端末と図書を併用した授業】
柏市の小中学校では一人に1台、タブレット端末が貸与されていて、
調べものをしたり、レポートをまとめたりと、日々、様々な授業で使用されています。
「絵本の制作」では、市立図書館からお借りした絵本を手に取り、対象年齢や絵本の
ねらいについて考えることから始めました。手描き派もいれば、フリー素材の画像で作る
デジタル派、混合派もいるようです。館内にあるイラストの本やポップアップカードの
作り方の本を参考にする生徒もいます。どのような絵本ができあがるのか楽しみです。
<3年生家庭科 絵本の制作 構成を考え中…>
【図書委員会の活動】
「来館者と貸出冊数を増やしたい!」
という思いから、図書委員会ではポップの制作を行いました。
館内でおすすめ本とともに展示しています。
図書館だよりや昼の放送でお知らせしたところ、昼休みに利用する生徒が増え、
おすすめ本の貸し出しも増えました。
今後の活動としては、先生方へのおすすめ本取材、柏の葉小学校への読み聞かせなどを予定しています。
これからも、「癒しの場」「信頼できる情報が得られる場」として、学校生活をサポートしていきたいと思います。
「子どもの力 図書館のためのブックフェア2022」がひまわりプラザで開催されました。
5月23日(月)から26日(木)、「子どもの力 図書館のためのブックフェア2022」が
ひまわりプラザ学習室で開催されました。
柏市学校図書館でお世話になっているTRC図書館流通センターの主催です。
24日は、合同研修会会場がひまわりプラザ大ホールでしたので、
多くの司書教諭・図書館指導員がブックフェアに参加し、
学校図書館にどの本を選書しようかと手に取っていました。
今回の「ブックフェア」は、SDGsに配慮した方法での開催となっており、
学校図書館での掲示や展示のヒントにもなりました。
柏市大島田48番地1
04-7191-7369(指導課)