創立79年目 学び成長し続ける富勢中
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校長雑感ブログ
10月17日(月)東葛飾地方中学校駅伝競走大会のちょっと裏話
〇小雨が降り少し肌寒い朝でしたが、選手は朝6時過ぎに学校に集合し、マイクロバスで各走区間へ出発していきました。スタート地点の松戸市立中部小の周囲には、多くの選手と付き添い、応援の方々が集まっていました。3年ぶりに行われる東葛駅伝であり、3年前は前任校の西原中にいましたので、ピンクのユニホームでした。今年は富勢中のオレンジのユニホーム(ゼッケン番号204)を目印に、応援をしました。
〇午前10時一斉にスタート、コースには、広報車、審判車、白バイが先導し、最後は救急車も走っている本格的な駅伝です。31㎞の沿道には東葛6市から交通整理員として応援に駆け付けた教職員、各市の警察署および交通安全協会の方々が等間隔でズラッと並び、特に選手が通過する時間帯のみ、大きな交差点の信号は常に青になるように警察官が信号機を操作しています。ということは、しばらく信号が赤のままの車線にいる車は、次第にイライラし始めて、時には警察官などに文句を言っている姿もあちこちに見られます。
〇私はスタートを見届けた後、近道をバイクで走り、一足先に野田市営陸上競技場でゴールを待っていました。途中の順位は、付き添いの各職員からLineで報告がありましたので、目標の40位以上は、何とか達成できるだろうと思っていました。野田市立陸上競技場に、本校の10区の生徒が滑り込んできました。ここまで「紺色の襷」を30㎞以上にわたってつないできたことを目の前でみると、毎回のことですが選手も応援する私たちも感動するものです。結果は、73校中38位(1時間51分03秒)と立派な成績でした。
〇私は以前、9つある中継所の一つの責任者をしたことがありました。中継所では70校以上の選手と付き添い生徒、引率の教職員が狭い場所にごったがえしています。まず各校でシートを敷いて、荷物置き場と選手の待機スペースを確保することから競いあいます。そして特に「コール(スタートまえの出場選手本人確認)」が2回あり、もし遅れると失格になりますので、各校ともその時間はピリピリした緊張感があります。またコールの際には、大会専用のゼッケンが身体の前と後ろの規定の位置にきちんと装着されているかも厳密にチェックされます。並行して前区の選手が通過する予定時間を常に頭に入れながら、中継所の近くでアップをしたり、体温が下がらないように毛布で身体をくるんだりと、選手はもちろん付き添いの生徒や引率の先生方も大変で、「一つのチーム」にならないと、選手をサポートできません。
〇そして襷の受け渡しの際は、大きなスピーカーで前区の速い学校のゼッケン番号が呼ばれ、そこでやっと中継地点に立てます。もし前区の選手が団子状態で走ってくると、次の選手は大きな声と手を挙げて、自分の学校の選手を呼びます。そしてひったくるようにして、襷をもらいダッシュしていきます。この風景は、箱根駅伝などでもよく見ると思いますが、そのように実際に観戦の皆さんが見ている選手の走っている姿の裏に、様々なドラマがあるのです。
〇終わってから、同じ「駅伝」でも気になったことがありました。同日に「箱根駅伝」の予選会が東京で行われていましたが、事前に同大会を主催する関東学生陸上連盟は、新型コロナ影響下での開催に、大学関係者やOB・OG、保護者、ファンに対して「選手を応援する熱い気持ちは、コース沿道から離れていても届きます。今回もテレビなどを通しての応援を頂ければと思います」とし、応援のための外出を控えるように求めていたようです。しかし実際には、沿道には人が集まり、選手らに拍手を送る様子があったようです。
〇そこでSNS上では、「沿道に人いすぎ」、「応援だめっていうから家で観戦してるのに」、「真面目な人がバカをみる」、「保護者が我慢してるのに」と批判的な声とともに、「今さらとがめるのもな」、「そりゃもう応援に行くよ」と、理解を示す声もあったとネットニュースにあがっていました。
〇このことを通しても、日本人は駅伝が好きことがよくわかります。
須藤昌英
10月15日(土) 東葛飾地方中学校駅伝競走大会
10月14日(金)パソコンのリプレイスに思う
〇私たち教職員が業務で使用しているPCは、市から一人一台貸与されているものですが、市は業者と5年のリース契約を結んでおり、今年はその5年が経過し、新しいPCとリプレイス(新しいものに入れ替える)になりました。
〇私も平均すると1日あたり2~3時間はPCを使用しており、リプレイス前に使っていたPCは、画面の一部の液晶が暗くなったままで、やりづらいことも多かったので、新品になって助かりました。特に今回は、OSとしてこれまでの「Windows 10」から「Windows 11(6年ぶりにリリースされたWindowsの最新バージョン)」が搭載されており、従来のスタイルを継承しつつ、デザインが刷新されたり、起動やレスポンスのスピードが格段にあがり効率が上がりやすくなりました。
〇ただその反面、最初は「はやくていいな」と思っていても、徐々にとその速さに慣れて、それが当たり前になってきます。そうするとその他のことでも、今までならば「少し待って考えてから動く」ことが出来ていたことでも、段々と「待つ」ことができなくなっている自分に気が付きます。これは世の中も同じで、すべてに便利で効率の良さばかり求めている風潮の中ですと、お互いに余裕がなくなったり、それによって人間関係が希薄になったりすることもあるのではないでしょうか?
〇昔から「教育には時間がかかる」と言われてきました。コロナ禍で今まで行ってきた教育活動をストップせざるをえなかったり、生徒全員にタブレットが貸与され、個別の対応ができるようになったり、自分で様々なことを検索できるようになりました。でもその以前には、しばらくはわからないことを自分で考え続けたり、それを解決するために友達に相談したり、図書館に行って調べたりしていました。
〇確かにこれらは、効率が悪いかもしれません。手元のディバイスですぐに何らかの一応の知識は得られる方が、その時は確かに満足感があります。でも果たしてそれで得た知識が本当に自分にとって「その後の人生で繰り返し使える知識」となっているのか?は、はなはだ疑問です。やはり友達と話し合ったり、時には専門書などの本で調べたりすることで、深い学びになっていくのではないでしょうか?
〇そんなことを考えつつ、新しくなったPCに感謝しながら使用させてもらっています。
須藤昌英
(中央が新しくなったPC)
10月13日(木)公園はみんなの憩いの場
〇本校学区には、あけぼの山公園をはじめ、学校近くの宿連寺第一・第二公園や比較的広いスペースの高野台公園などの公園施設が多くあります。
〇昨日、毎朝高野台公園を清掃されている近隣の方から相談があり、「最近公園を汚したまま立ち去る人が多く、小中学生とは限らないのですが、学校でも公園の利用について、みんなが気持ちよく和めるように声をかけてください」との内容でした。
〇中学生も暑いときは、水道の水をお互いに掛け合って遊んでいたり、寒くなると、コンビニなどで買った身体を温める飲食物のゴミを放置したりしてしまうことがこれまでもあった事実があります。
〇本日は学校でも各クラスで呼びかけと指導を行いますが、ご家庭でも「お子様が普段どのように公園を利用しているか」などの話をしながら、「公園は地域の宝だから大切にする」などを教えてあげるようにお願いいたします。
須藤昌英
(高野台公園)
10月12日(水)東葛駅伝壮行会
〇昨日の6校時に、15日に行われる東葛飾地方中学校駅伝に参加する選手を激励するための壮行会は、校長室からオンライン形式で行いました。まず顧問の山口教諭よりコース及び出場選手の紹介をし、その後各選手の決意表明をしてもらいました。次に当日用の「襷(たすき)」を私からキャプテンに授与しました。
最後に私から、次のような話をしました。
〇日本では古来から中央と地方の情報伝達の方法として、飛脚が文書などを運んでいました。江戸時代には飛脚の健脚を競うコンテストがあったらしく、優勝すると皆からの憧れの的になったとの記録もあります。
〇襷(たすき)は、武士が真剣勝負するときに両肩にすることからきているといわれており、そこから1本のたすきをつなぎゴールを目指すことが、日本人には性に合っていたのかもしれません。
〇駅伝は日本発祥のスポーツで、その他の相撲、剣道、柔道、空手等と同じく世界に知られており、最近は「EKIDEN」でと書けば世界に通じるようになっています。
〇近代駅伝の歴史は、約100年前に、京都から上野(514km)を昼夜かけてを走り、3日間で競い合ったそうです。
〇東葛駅伝は、今年(令和4年)は昭和97年であり、昭和23年(12校参加)から始まっているので、74年の歴史があります。富勢中が昭和22年創立ですから、ほぼ同じ時期にスタートしています。当時の中学生は、現在90歳くらいになっているのを考えると、歴史を感じます。
〇東葛飾6市(柏市 松戸市 流山市 野田市 鎌ヶ谷市 我孫子市)から73校が参加します。箱根駅伝でさえ20校ですから、その3倍以上の出場校数です。
〇東葛駅伝はおそらく、日本で唯一(中学生が一般公道を白バイが先導で、一人約3kmを10人で約30kmを走る)の大会で、毎年沿道には多くの人が応援に来ています。
〇私が思うに「駅伝の魅力」は、ルールがシンプルだからこそドラマがあり、ごまかしがきかない(選手どうしの駆け引きが難しい)ことです。また「駅伝の魔力」みたいなものもあり、それはその日の選手の体調や心の状態に大きく左右されることが多く、最後まで結果はわからないことです。
秋の空の下を各選手が無事に完走できることを祈ります。
須藤昌英
10月11日(火)自分の言葉で語ること
〇先月から3年生との「校長面接」を行っていて、ここまで50人くらいの生徒とそれぞれ約10分間くらいのやりとりが終わりました。あらかじめ質問シートを配付してあり、生徒がそれに自分の回答を書いてあるのを事前に回収し、こちらも参考にしながら、質問をその場で考えています。
〇もちろん個性がありますが、気になるのは、あらかじめシートに書いた自分の回答を覚えたままに答える生徒とそれはそれとして、その場で思ったり考えたりしたことを自分の言葉で言える生徒の違いです。もちろん前者の努力は認めますが、時々シートにない質問もしています。その際、後者の生徒は慌てることなく、「少し考えさせてください」と断ってから、しっかりと考えた後で「~だと思います」と答えています。
〇不測の質問にその場で自分の経験を土台にして、自分の言葉で語れるというのは、やはり普段の生活や授業の中で、自分の考えを書き留めたり、それをもとに発言しているからだと思います。それを繰り返す中で、段々と自分の考えの方向性が固まってきたり、逆に他人の考えと自分の考えを比べて、取り入れたいことは柔軟に学んでいるのではないでしょうか?
〇ここまでの中で、個性的なキラリと光る生徒の回答を一部だけ紹介します。
質問1「この高等学校を志望する理由を教えてください」
回答1「はい、この学校へ夏休みに見学に行った際、学校全体が明るい雰囲気で、あちらの説明では「文武両道」を目指していると聞き、この学校で充実した高校生活を送りたいと考えたからです」
質問2「どうしてその学校を志望しているのですか?」
回答2「私は読書が好きなのですが、たまたま私の好きな作家の出身校であることを知り、私も同じ学校で学びたいと思ったからです」
質問3「あなたが将来、看護の仕事をしたいと思ったきっかけはなんですか?」
回答3「小学校2年のとき、怪我で入院した際、優しく接してくれた看護師の方のように、人のために働きたいと思ったからです」
質問4「あなたの特技はなんですか?」
回答4「特技ではないですが、英語が好きなので、11月頃に英検準2級に挑戦するつもりで、今問題集で勉強をすすめています」
質問5「得意(好きな)教科を教えてください」
回答5「社会です。地理や歴史は暗記も必要ですが、その事実のつながりや流れを考えるのがとても楽しいからです」
質問6「あなたの長所と短所を1つずつ教えてください」
回答6「長所は粘り強く何かに取り組むことです。ただ短所は夢中になると周囲が見えなくなり、人の話が聞けなくなるところです」
質問7「中学校生活での一番の思い出はなんですか?」
回答7「修学旅行です。コロナ禍で多くの行事が中止になり、やっとの思いで行くことができ、班員と協力して目的地にたどり着いた時の達成感が忘れられません」
質問8「尊敬する人物は誰ですか?」
回答8「両親です。体調を崩しているときでも、家族のために文句も言わず働いてくれ、自分のことも気遣ってくれるからです」
〇お気づきだと思いますが、回答は最初に「結論(考えたこと)」を言い切り、その後に「理由(思っていること)」を言うと、相手に伝わりやすく好印象になります。これは一朝一夕で身に付くものではありません。でもそれを意識しながら生活していると、いつの間にか相手に伝えるにはこれが一番伝わりやすいことがわかってきます。「入試」と言う目先の関門もありますが、卒業後の「人生」にも、自分の言葉で、相手にわかりやすく語ることは重要になってくると思います。
須藤昌英
10月10日(月)「スポーツの日」に因(ちな)んで
〇先日紹介した精神科医のアンデシュ・ハンセンさんの別の著書【最強脳―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―】から、スポーツつまり運動と子どもの成長について、要約をしてみました。
〇まず運動の後は、ドーパミン(幸せを感じる)やエンドルフィン(気分が高揚する)というホルモンが分泌されます。そのことで何とも言えない満足感が得られます。また運動したことで得られるドーパミンの方がスマホを見たときのドーパミンの量よりもずっと量が多いことが知られており、脳は臓器の中で心臓や肺などと比べても、一番運動から良い影響を得ていると指摘されています。具体的には、人間の認知機能やその他(記憶力、集中力、創造力)、つまり「知性」そのものが運動から良い影響を受けています。それが強いては「学力も向上する」ことにつながっています。
〇最近の子ども達は生活の中で、「座りがち」になっている傾向があり、データとして20年前に比べてスウェーデンの若者の歩数は25~30%減少しているそうです。またフィンランドの調査でも、よく歩いている子どもの方が集中して学ぶため学力が高く、ストレスも感じにくいことが発表されています。さらに別の研究では、運動が不安や鬱(うつ)のリスクを軽減しているデータが多い、つまり心理的な問題と戦うことができ、「ストレス耐性」があがることになります。
〇特に本来人間は生き延びるため無駄なエネルギーを使わないように、怠惰に生活することを遺伝子レベルで継承しています。つまり、有酸素運動は人間にとって「一種のストレス」であり、本心ではあまりやりたがらないのが普通なのです。しかしそこをあえて運動するとその最中は、大量のコルチゾール(エネルギーを動かすホルモン)が出ます。そして運動が終わるとコルチゾールの値が一気に下がります。これを身体で経験しておくと、運動以外でストレスを感じても、運動している人は運動していない人に比べてコルチゾールの量が少ない、つまりストレスに強くなっているということです。
〇運動量が減った要因はいくつかありますが、最大の要因はスマホであり、スマホは有効な情報を提供してくれるが、その反面「中毒性が強い」、そしてそれにより我々の時間を奪っていることになります。実際に15分のランニングは60分のウオーキングに相当する(つまり効果が4倍)そうで、ランニングでなくても、特に運動しない子には、学校まで歩いて登校することや休みの日に自転車で出かけることがとても効果があるそうです。学校でも昼休みにグラウンドで身体を動かしている生徒は、5時間目に溌剌としている姿が多い気がします。
〇家庭学習ではスマホを別の部屋におくこともハンセンさんは指摘しています。他国の精神科医ですが、世界でも日本と同じように、子どもの成長に不安を感じていることを強く思いました。
須藤昌英
10月7日(金)ストレスは誰にでもある
〇「プレジデント」という雑誌の先月号に、世界的ベストセラー『スマホ脳』の著者である精神科医のアンデシュ・ハンセン(スウェーデン)さんが、「なぜ脳はストレスを求めるか」「「ストレスがなければ人類は絶滅する」という題の文を投稿しています。少し長いですが引用させてもらいます。
「私たち人類は『幸せ』になるためではなく『生き延びる』ために進化してきました。人類としての長い歴史の大半を、食料が限られ、身の危険も多い過酷な環境の中で暮らしてきましたが、そのような環境下を耐え勝ち抜いてきた者の末裔が、今の私たちなのです。目の前に食べ物があればついつい食べてしまうし、運動したほうがいいとわかっていてもついソファーでだらだらしてしまうのは、私たちの祖先が常に飢餓の脅威にさらされ、カロリーを節約する必要に迫られていたからです。あれやこれやと気が散りやすいのは、いつも周囲を警戒して自衛しなければならなかったから。生存の可能性を高める特性といえます。実はストレスや不安が生じる理由も、生き延びるため。脳が危険だと感じる状況からあなたを遠ざけるために起きる現象です。目の前にいる上司が怒ってあなたを怒鳴りつければ、ストレスを感じることでしょうし、『明日も上司に怒鳴られるかもしれない。嫌だな』と不安に思うことでしょう。これは怒鳴りつけてくる上司のことを、あなたの生存を脅かす存在と認識しているから。不安とは、あなたを守るための感情なのです。」
〇非常に合理的に納得のできる解説で、読んでいると自分にもあてはまるところが多くあります。後半は大人の例が示されていますが、生徒も同様だと思います。ハンセンさんは、自著の『スマホ脳』という本でも、「自分の脳をよく理解することで、ストレスと上手く付き合うことができるようになるはず」と説かれています。
〇生徒達も昨日までの定期テストで、相当なプレッシャーやストレスを抱え込んでいたと思います。上記を読んでいると、ストレスがないことが良いのではなく、ストレスは自己防衛としてあって当たり前であり、自分なりのストレス解消の方法をもっていることが大切なのではないかと感じます。ハンセンさんはその一つとして、運動(散歩なども含む)で、心拍数をあげることを提唱しています。
〇今朝は肌寒いですが、テスト明けでグラウンドでは部活動の生徒たちが走っています。身体を動かしていれば、ストレスも発散でき、また新たなやる気も湧いてくることでしょう。
須藤昌英
10月6日(木)進路保護者説明会
〇昨日の生徒が下校した時間より、来年度の入試に向けた保護者対象の説明会をオンライン形式で行いました。3年生の保護者だけでなく、1,2年生の保護者にも参加いただきありがとうございました。今後も内容に関しての質問は、各担任を窓口としてお答えさせていただきます。
〇配布資料につきましては、「メニュー」⇒「進路指導(保護者会資料)」に掲示してありますので、ご参照ください。
須藤昌英
10月5日(水)第2学期中間テスト
〇「お知らせ」に提示したある通り、本日と明日は中間テストです。出題範囲は、前回の1学期期末テスト(6月)以降から昨日末までの授業内容が中心です。本日は給食有り、明日は給食無しです。テスト期間中は、生徒は制服を着用しています。普段よりもキリっとした姿に見えます。生徒の頑張りを見守ります。
須藤昌英
図書室の掲示板
10月4日(火)ビオラの苗を鉢へ植え替え(3年生ボランティア)
〇昨日の放課後、11月に富勢地区にお住まいのお年寄りの方々へ、鉢植えの花を届けるため、ビオラの苗を鉢へ植え替える作業をしました。40人の3年生のボランティアと民生委員・ふるさと協議会の方々との協働でしたが、生徒は楽しそうにやっていました。今日から毎日、交代で鉢へ水やり(10/4~11/18)を行います。
〇正門横のスペースで作業をしていたら、たまたま近くに住んでいる孫娘(1歳2か月)が通りかかったので、一緒に土いじりをしていました。生徒は代わる代わる「可愛い」と声をかけてくれましたが、「君たちも14年前はこんなだったんだよ」と私から話しました。子どもの成長はとても神秘的です。
須藤昌英
10月3日(月)生徒会本部役員選挙での経験と学び
〇9月30日に、柏市選挙管理委員会と明るい選挙推進協議会の方々合計9名に来校していただき、本校の生徒会本部役員選挙の実施について、お手伝いしていただきました。皆さんは、実際の選挙においても、投票所運営や立会人を務めていらっしゃいますので、本物の選挙と同じ雰囲気と形式で行いました。
〇まず最初に選挙管理委員会の方からは、生徒に向けて「政治・選挙とは?」「選挙は義務?権利?」「柏市の選挙について」「若者の投票率について」などの講義をしていただき、18歳になったときに「選挙権を行使する」ことの大切さを教えていただきました。3年生ですと、3年後には有権者となりますので、とても貴重な経験でした。
須藤昌英
10月2日(日)キンモクセイの香り
〇今道路を歩いていると、あちこちでキンモクセイの甘い香りが漂っており、まだ昼間の日差しが強くても秋を感じます。残念ながら、本校にキンモクセイの木があるかと探しましたが、見当たりませんでした。昨日、学区のあるお宅で、背の高い花満開のキンモクセイの木をあえて高所作業車で伐採しているのを見かけましたが、何かしらの事情があるのでしょうが、少しもったいないと思いました、
〇金木犀(キンモクセイ)は芳香剤としてもおなじみの強い香りを放つ花が特長です。 調べてみると、その香りは、遠くまで届くことから古くは「千里香」とも呼ばれていたようです。 秋にオレンジ色の小花をいっぱいにつけた姿は、日差しを受けると名前の通り金色に輝いて見え、秋の風物詩となっています。本校の中庭に、今度苗木を植えてみようかと思います。
須藤昌英
10月1日(土)市内駅伝・ロードレース大会
〇9月30日(金)県立柏の葉公園と競技場において、令和4年度柏市内駅伝大会が行われました。公園内の巡回コースを、一人が約3000m、合計6人でタスキをつなぎました。結果は女子Aチームが16位(19校中)、男子Aチームが10位(19校中)、男子Bチームが9位(19校中)でした。
〇公園内には、各校の多くの保護者も応援に来ており、生徒はその声援を受けながら、これまでの練習をいかし精一杯力を発揮しました。次は10月15日(土)の東葛飾地方中学校駅伝大会です。こちらは32kmにわたる公道を警察の白バイを先頭に、10人でタスキをつなぎます。また応援をお願いいたします。
須藤昌英
9月30日(金)花鉢配付事業の準備
〇富勢地域ふるさと協議会と富勢地区民生・児童委員会の主催で、11月に地域のご高齢の方々のお宅に、ボランティアの中学生が育てた花鉢を贈る活動があります(下記の案内で、40名の生徒が応募してくれました)。来週の月曜日に苗の植え替えをして花鉢をつくり、その後約1か月半の間水やりをしていきます。
〇昨日は地域の方々9名と一緒に、正門を入って右のプール脇のスペース草刈りと防水シート敷きを行いました。ありがとうございました。来週の3日の放課後に、3年生のボランティア40名で、苗を鉢に植え替える活動をします。11月19日まで、良い花の育成にみんなで取り組みます。
須藤昌英
9月29日(木)柏市保健所による給食施設巡回
〇本校の給食施設を柏市保健所及び教育委員会事務局の職員が現場の状況を把握するために、巡回してきましたので、校長として同伴しました。給食室に入るためには、専用の帽子と白衣、マスクを着用し、手洗いと消毒を複数回行わないといけません。調理場の昨日の気温は30度弱でしたが、夏場は40度を軽く超え、灼熱状態らしいのは調理員さんから前から聞いています。
〇今日のメニューの中でも大釜でつくる呉汁(大豆、油揚げ、豚肉、小松菜、人参など)は、具だくさんで、かき混ぜだりクラス別の容器によそったりする作業が大変そうでした。そのようにして、いつも安全でおいしい給食をつくっていただき、あらためて感謝の気持ちがわいてきました。
須藤昌英
9月28日(水)生徒会役員選挙運動
〇今週の金曜日の生徒会本部役員を決める投票による選挙に向けて、朝や帰りの会で候補者とその推薦者による呼びかけや演説活動を行っています。
〇朝は各学年の生徒昇降口で立っての投票の呼びかけ、帰りの会ではリモート(図書室から配信)で、各教室に向けて演説(立候補の動機や当選した後の公約など)をしています。
〇生徒会活動は生徒による自治活動(当事者として自分たちの学校生活を点検&改善していく)ですので、このような民主的な活動によって、将来社会に出ても、自分たちの代表を決める選挙などに「無関心」にならないようにするのが目的です。
〇立候補している生徒も推薦している生徒も、真剣に取り組んでいます。そういう姿を見て、他の生徒も自立・自律することの大切さを学んでいると感じます。
須藤昌英
9月27日(火)警察と教育委員会事務局からの注意喚起情報
〇今朝七時半過ぎ、教育委員会事務局からの電話で、「柏市布施(京小町あられ工場付近)で、大型の甲斐犬が逃げているので、生徒の登校に注意を」との連絡があり、すぐに現場に向かいました。ちょうど現場近くで登校途中の生徒に会い、話を聞いたところ、「昨日あたりから家の人と犬が土手にいるね」と話していたようです。
〇パトカー数台と警察官が複数いましたので、話を聞きました。「近くに犬を多数飼育しているお宅があり、逃げ出した犬が戻っているか現在確認中です」とのことでした。8時を過ぎると生徒の登校はほぼ終わっており、教育委員会事務局と近隣の小学校へもその旨の連絡を入れ、学校に戻りました。
〇警察からは児童生徒の下校時刻までに、新しい情報があれば学校に連絡をしてもらうことになっています。無事に見つかってくれれば・・と思います。
須藤昌英
9月27日(火)ヒマワリで数学
〇この夏正門付近に、あすなろ学級の生徒が育てて咲いていたヒマワリを校長室に持っきてもらいました。種がびっしり詰まっているヒマワリの頭花を観察したことはありますか?よく見てみると、種が中心から外に向かってらせん状にびっしりと並んでいます。
〇この中に、数学では有名な「フィボナッチ数列」が隠れています。言葉で説明すると、「直前の2つの数の和が次の数になって、これがずっと続いている数の列」となり、実際には、
1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 ・・・
と数字が並んでいます。この数列は、12~13世紀のイタリアで活躍した数学者レオナルド・フィボナッチが発見したということでこの名前が使われています。
〇ヒマワリに話を戻すと、その種は中心から外側に押しながら生まれます。そしてフィボナビッチ数列に従う事で、種は真ん中だけがびっしりなっていたり、外側だけがはげた状態にもならず、平均的に隙間なく、ヒマワリの顔の部分の面積に最大限詰められているのです。この不思議な法則は、ヒマワリ以外にも、植物の葉や花びらの付き方,木の枝分かれ,更には台風の渦の形など自然界に沢山隠れています。ある本には、「ヒマワリは種を少しでも多くつけて子孫を残そうとして、このように効率のよい種の配置になっている」とも書かれていました。
〇さらに若い頃、このフィボナッチ数列に関することを調べていた際、「ヒマワリの描くらせんを拡大すれば、その形は銀河系宇宙のらせんとも重なるという」という部分を読んだ時、その壮大な話になかなかその時は想像がつかなかったのですが、今ではこれは理屈ではなく、「フィボナッチ数列は、生命の根源をも担う神聖な数なのかも逸しれない」と少し情緒的に理解するようになりました。身近な自然と数学のつながりは不思議ですが、面白いです。
須藤昌英
9月26日(月)校長面接を開始しました(3学年)
〇先週から校長室を面接会場にして、3年生一人ひとりと「面接練習」を行っています。一人あたり10分以内ですが、こちらからいくつか質問をし、その受け答えに対してアドバイスをしています。生徒は真剣な表情で、取り組んでいますので、こちらも一層真剣になります。
〇来年の3月10日の卒業式まで、あと半年をきりましたので、教職員とともに生徒の進路決定にかかわっていきます。
須藤昌英
9月22日(木)教職員の授業研修を行いました
〇昨日は午前中で生徒を下校させて、午後柏の葉中学校に移動し、近隣の中学校の教職員が集まり、授業についての研修を行いました。柏の葉中は、平成30年(2018)に創立された柏市内で一番新しい学校で、道路を挟んだ柏の葉小学校とは、ガラス張りの通路でつながっています。教室や特別教室、体育館・武道場など、明るく機能性を重視したつくりになっています。
〇開校の数年前から、私は当時教育委員会事務局に勤務しておりましたので、柏の葉中の校舎設計や設備・備品の選定に、建設委員会のメンバーとしてかかわっていました。市内には小・中・高等学校あわせて64校も学校がありますが、一つの学校を建設するのは、大変な労力を必要とするのだなとしみじみ感じたのを今思い出しました。
〇柏の葉中の授業を参観し、その後各教科に分かれて、授業のねらいや生徒たちの学びの様子について、話し合いをしました。教職員にとって自分の学校だけでなく、今日のように他校の授業を題材に研修していくことが、明日からの自分の授業に役立つので、有意義な時間でした。
須藤昌英
9月21日(水)台風が通り過ぎました
〇日本列島を縦断した台風14号は、昨日の午前中に太平洋に出たとニュースで流れていましたが、いわゆる「台風一過の晴天」とは違い、その後も昨晩まで雨が断続的に降っていました。一夜明け、お陰様で学校には大きな被害がなく、曇ってはいますが、静かな朝を迎えています。先日の体育祭で、生徒たちの活躍した姿の余韻が残っています。
〇昨日、本校は体育祭の振替休業日となり、朝の登校を心配することはありませんでしたが、学区の小学校では登校時間の判断は難しかったことと思います。朝よりもむしろ正午前くらいに、スコールのような雨が降っていました。私も昨日の午前中は、校長室で様子をうかがっていましたが、事故などの連絡がなくてホッとしました。
〇本日は、教職員の研修(柏の葉中に行きます)の為、生徒は3時間授業(給食有り)で、12時45分に下校となります。昨日から急に涼しくなりましたので、夏や体育祭の疲れが出てくることもありますので、体調管理をお願いします。
須藤昌英
(静かな今朝の校庭と校舎)
9月17日(土)第28回東関東吹奏楽コンクール出場
〇体育祭と同日の夕方、千葉県文化会館において、東関東吹奏楽コンクールがあり、本校吹奏楽部が出場しました。参加中学校35校の最後に、「千葉県代表:柏市立富勢中学校」と紹介され、「秘儀Ⅱ(西村 朗作曲)」という難しい曲を見事やり遂げました。私もこれで千葉県予選、本選と今日の合計3回聴きましたが、今日が一番良かったと素人ながらに思ったほどです。結果は35校中、見事10位!の成績でした。午前中は体育祭に参加し、その後バスで移動しての演奏でしたので、相当疲労があったと思います。お疲れ様でした。
〇吹奏楽部の生徒が頑張れたのは、大きな理由があります。実は吹奏楽部の生徒は、早めの昼食と練習の為、閉会式は4階の音楽室にいました。結果発表と表彰が終わり、校歌を全校生徒で歌ったあと、応援リーダーの和田君と飯島君の発案で、校庭の全校生徒から4階の吹奏楽部員に向けて、エールを送ったのです。それを受けて吹奏楽部員は手を振っていました。私は開会式で、「今日の主役は君たちです。自分たちで結果を含めて責任をもってやり遂げてほしい」と呼びかけましたが、このリーダー達のように、自分たちの仲間を思い、自分たちの考えで行動できる生徒が育っていることを目の前で見ることができるのが、我々教職員にとって最大の喜びであり、役得だと思っています。
〇このシーンをご覧いただいた保護者の方々にも、本校生徒の優しさを感じ、ジーンと胸にせまるものがあったかと思います。やっぱり中学生は素晴らしいですね。
須藤昌英
9月17日(土)第76回体育祭
【開会式:校長の話】
生徒の皆さんおはようございます。大変お待ちどうさまでした。ステージは整いました。いよいよ今から体育祭が始まります。体調は万全ですか?やる気はどうですか?私をはじめ先生方も今日を楽しみにしていました。予行練習でも言いましたが、先生方はあくまでも補助役であり、君たちが主役(主人公)です。主役とは、いろいろな条件を人に揃えてもらうのではなく、すべてを自分たちで準備し、結果も自分たちで責任を負うということです。そのためにはまずは、楽しむこと。楽しむには、今の持てる力を精一杯発揮すること。そして、総合優勝や応援賞などの結果にも、精一杯やった結果として、お互いに爽やかに讃え合うことです。一つだけお願いがあります。マスクは競技の特性を考え、自分で外すことを判断してください。その判断力も主役として求められる力です。
ご来場の保護者の皆様、またYouTubeでご覧の皆様、3年振りに体育祭を実施できますことにまず感謝したいと思います。また日頃から多方面にわたる本校教育へのご理解・ご支援をいただいておりますことを深く感謝申し上げます。ここにいる本校生徒500名あまりは、この富勢地域で育ち、多くが今後の富勢地域を支えていく子たちです。毎朝自宅を出て、地域の中を通学し、夕方また自宅に帰ります。つまり生活の基盤は地域にあります。私たち教職員45名は、昼間この子たちをお預かりし、学校教育というフィルターを通して教育を行っていますが、それは生徒の成長をあくまでも手助けしているに過ぎません。
本校は「地域とともにある学校」として、この子たちが10年後の社会でたくましく生き抜いていける力を身に付けられるようこれからも尽力してまいります。今日はその中でも「目の前の課題に仲間と知力と体力を合わせ、最後までやり抜く力」の育成がねらいです。今日は、その中学生のS・・スピード P・・パワー S・・スピリットをご覧ください。本日はお時間の許す限り、躍動する姿をご覧ください。
最後に、今回のテーマは、「深紅(しんく)の刃(やいば) 純白(じゅんぱく)の盾(しーるど) 切り開け 勝者への道」です。赤組リーダーの和田さん、坂巻さん、自信はありますか?白組リーダーの飯島さん、長谷川さん、準備はいいですか?「富勢中スピリット」を保護者の皆様にお見せしてください。それでは生徒のみなさんよろしくお願いいたします。
9月16日(金)体育祭前日準備(全校表彰)
〇明日の体育祭のために、全校生徒で最終準備をします。明日は夕方から雨の予報が出ていますが、なんとか午前中は雨が降らないように、「てるてる坊主」に願いをかけたい気持ちです。ただ今日のように暑くなるほど晴れなくていいので、曇り空が理想なのですが・・・。人間の願いは身勝手かもしれません。
〇最後の練習の後に、一学期から夏季休業中に活躍した部活動や各コンクール参加者の表彰を行いました。おめでとうございます!
須藤昌英
9月15日(木)体育祭予行練習
〇明後日の本番当日を想定し、予行練習を行いました。昨晩から涼しくなり、グラウンドにも爽やかな風が吹いていて助かりました。目的の一番は、係り生徒の動きを確認し、それをもとに本日中に改善点を洗い出し、修正案を検討することです。午後の職員の反省会で、各担当からそれについての提案がありました。
須藤昌英
9月14日(水)校庭の草と格闘中
〇今月に入り、用務員、教員、教頭、校長で手分けして、夏の間に伸び放題だった雑草を刈っています。使うのは「刈払機」という、2サイクルエンジンの付いた機械で、肩にかけて左右に振って草を刈るものです。よく道路でも街路樹の下で作業している人を見たことがあると思います。
〇10年くらい前までは、この機械で草刈りしてもなんともなかったのですが、今年は久しぶりに行ったこともあり、次の日に前の日の疲労が身体に残っているのがはっきりとわかります。「年齢には勝てない」ことはわかっていますが、かといってやらないと今後もどんどん体力は落ちていくばかりですので、「自分のための筋トレ」と思っています。
〇練習開始は強い日差しでしたが、しばらくすると大きな雲が上空を覆い、少し涼しい風も吹いてきました。熱中症対策はしていきますが、明日以降もこうだとありがたいのですが・・・。
須藤昌英
9月13日(火)栄養補給と休養促進をお願いします
〇昨日の午前中は、天気予報よりも晴れて日差しも強く、途中の休憩も長めに設定して体育祭練習をしましたが、生徒も疲れが出たと思います。直後の給食もいつもよりも残渣(食べ残し)が多く、栄養士も「暑さで食べられないのはわかりますが、きちんと栄養を摂取できていない生徒もいるのが心配です」と言っていました。
〇疲れが蓄積されると、集中力が続かなくなり、ちょっとした動きでも怪我が発生する確率が高くなります。今朝もある生徒は、「昨日の練習で身体のあちこちが筋肉痛です」と言っていました。次の日に筋肉痛になるのは、新陳代謝がよい証拠なので、少し羨ましいですが、「今日は無理しないでやりなさい」と声をかけました。
〇ご家庭でも朝食や夕食をしっかりと食べ、夜も早めに就寝するようにしてください。「教科の授業ではないので、夜遅くまで起きていても大丈夫」みたいな過信をもっている生徒もいるだろうと想像します。
〇午前中は雲が多く、昨日のような強烈な日差しはなく、多少は楽に感じました。本日も学年ごとに練習したり、色別に応援の練習に余念がありませんでした。
〇今日の給食メニューは、「ピザトースト、かみかみ海藻サラダ、豆乳入りコーンポタージュ、冷凍ミカン」です。私はいつものように、「検食で」生徒達よりも30分早く食べましたが、ピザトーストの程よい塩分が汗をかいた身体にはピッタリです。また生徒達は特に冷凍ミカンに大喜びすることでしょう。たくさん食べてほしいです。
須藤昌英
9月12日(月)体育祭練習&準備(~16日)
〇今日から体育祭練習が本格的に始まりました。基本的に各学年ごとに、「徒競走」「レク走」「団体種目」の選手決めやルールの確認をしたり、全校綱引きや色別対抗リレーの練習を行ったりしています。
〇雨でないのはありがたいですが、まだ夏の終わりの蒸し暑さが残っていますので、少し動いただけでも汗をかいたり喉が渇いたりします。適宜木陰で休むなどの休憩を入れ、水分補給をしながら進めていきます。
〇当日の仮のプログラムです。多少の変更はあるかもしれませんが、前日までには正式のプログラムを配付します。参考にしてください。
須藤昌英
9月9日(金)体育祭応援色別集会
〇5校時の避難訓練後、晴れてきた校庭において、初めて体育祭の色別で集まりました。応援リーダーの自己紹介と応援練習を行いました。マスクはしたままでしたが、3年振りに太鼓のリズムに合わせ、生徒たちの掛け声と手拍子が響くのを見聞し、職員の多くも感動していました。
〇来週は体育祭練習が本格的に始まります。タオルや水筒などの用意を忘れずにお願いします。
須藤昌英
9月9日(金)第2回避難訓練
〇4月に続いて、2回目の避難訓練を行いました。今回は事前に何時に行うかの予告をしない状況で、突然給食後の昼休みに「緊急地震速報」を流し、その後第1次及び第2時避難を行いました。蒸し暑い中でしたが、ふざけて参加する生徒は皆無でした。
〇生徒たちが教室に戻ってから、私から放送で、いつくるかわからない大地震に、繰り返し練習することの必要性、自分で命を守るためには日頃からの心備えが必要なことを伝えました。
須藤昌英
9月9日(金)第36回柏市小中学校科学展へ出品と科学展のご案内
〇明日10日と明後日11日に、さわやかちば県民プラザの回廊ギャラリーで行われる科学展では、各校から夏休みの自由研究の代表として出品された作品や論文が展示されます。
〇本校からは3作品をエントリーしました。
「雑草から紙を作る」1年5組宇賀神日菜乃さん
*雑草を単子葉類と双子葉類に分け、紙とその植物で作った比較実験
「十円硬貨の汚れの性質と分解について」1年5組城代日咲さん
*十年玉の汚れを様々な物質を用いて落とせるか調べる実証実験
「地球温暖化と二酸化炭素~身近な二酸化炭素を調べる」1年5組渡部遥斗さん
*地球温暖化と二酸化炭素の関係を調べるため、いろいろな場面で二酸化炭素排出量を計測
〇どれも科学的思考により、仮説(予想)をもとに、実験観察の結果(事実)と考察(仮説の検証とその判断根拠)をわかりやすくまとめてあります。理科の実験観察だけではなく、いろいろと人を納得させる文章は、すべて上記の要素が含まれています。各教科でもそのような力を身に付けることが目標の一つになっています。
〇身近な事象に疑問をもち、「自分で調べてみたい」という自主的な動機をきっかけに、未来の科学者が育っていくことを楽しみにしています。もしお時間がありましたら、他の小中学校の作品もご覧になれますので、さわやかちば県民プラザまで足を運んでみてください。
須藤昌英
9月8日(木)令和4年度体育祭スローガン
〇今年の体育祭のスローガンは、2年4組からの提案された次の文言が、体育祭実行委員会(委員長:3-3梅崎琴美さん、副実行委員長:泉 悠太さん)で承認&決定されました。
深紅(しんく)の刃(やいば)
純白(じゅんぱく)の盾(しーるど)
切り開け 勝者への道
いかかでしょうか?語呂もいいですし、紅白のコントラストが上手に表現されており、何より若者らしい潔さが感じられます。
〇2年前に漫画や映画で大ヒットした「鬼滅の刃」を、私は題名だけは聞いていましたが、ストーリーなどはまったく知りませんでした。そこで少し調べてみました。引用します。
〇「物語の舞台は日本の大正時代で、“鬼”に変えられてしまった妹を人間に戻すため、主人公が“鬼”に立ち向かう姿を描いた和風ダークファンタジー」だそうです。また「ヒットした理由としてまず最初に考えられるのは、敵味方問わず登場人物が深く掘り下げられていること。『日本一慈しい鬼退治』というキャッチコピーからも分かる通り、敵である鬼にも善良な人間だった過去があります。“鬼退治”というシンプルなストーリーの中で、家族愛や兄妹愛、勧善懲悪ではない複雑で奥深い心理描写を描いたこと。この点が、年齢や性別を超えて読者の共感を集め、幅広い層のファンを獲得することに繋がった」とありました。今度機会があれば、観てみようと思いました。
〇体育祭でも、生徒一人ひとりが自主的に参加しつつ、仲間とのつながりの良さを感じてもらいたいと願っています。
須藤昌英
9月8日(木)うれしい情報が入りました
〇昨日、地域の方からお礼の電話が学校にありました。本校3年女子のUさんが、自宅近くで泣いていた小学校2年生に声を掛け、自宅に帰ることができように手配したということです。
〇概要は、「一昨日の夕方、我孫子市の小学2年生が、放課後に友達の家に遊びに行った帰り、道がわからなくなり途方にくれて道端で泣いていました。そこへUさんが通りかかり、「どうしたの?」と声をかけました。迷子だとわかったので、すぐ近くの自分の家にいた祖母と隣の方に相談し、当初は警察に連絡しようと思いましたが、学校名がわかったので、小学校へ連絡して事情を説明し、その後は小学校から保護者に連絡をいれてもらい、保護者の方が迎えにきて自宅に戻った」とのことです。
〇先日も他県で2歳の男の子が自宅から行方不明になったというニュースもありました。小学生とはいえ、泣いている子に声をかけるのはとても勇気のいることです。Uさんの行動は、さすが中学生と思わせるものです。本校には素直で優しい生徒(他にも大勢います)がいることを知り、うれしくなりました。
須藤昌英
9月7日(水)応援リーダーは昼休みに練習しています
〇17日(土)の体育祭に向けて、赤組と白組の応援リーダーたちが昼休みにそれぞれ理科室と被服室に集合し、打合せや練習を行っています。
〇彼らは自分の体と声を使って、仲間を鼓舞し、チームの一体感を得ようと努力しています。どの中学校も3年前までは、衣装や小道具も揃えて、盛りあがっていましたが、コロナ禍&熱中症対策では時間短縮が求められているため、そこまで出来ません。各組ともそれぞれ5種類ずつの応援を考案し、それを覚えることから始まります。パソコンから映像を何度も映し出し、掛け声と振付が身体にしみこむまで練習しています。覚えるのは大変そうですが、その反面精一杯楽しんでやってもらいたいと思います。
須藤昌英
(白組応援リーダー)
(赤組応援リーダー)
9月6日(火)水道(手洗い場)増設
〇富勢中に赴任して5ヶ月、やっと校舎の全体図が頭に入りました。本校は校庭からみで右から、1号館(二階建て:3学年教室)、2号館(三階建て:特別教室)、3号館(四階建て:1学年教室)、1号館の裏に中庭をはさんで4号館(二階建て:2学年教室)があり、それぞれを通路でつないでいます。
〇私もこれまで市内の数校の中学校で勤務してきましたが、ここまで複雑なつくりの学校はありませんでした。4月当初はどの教室に行くにも校舎配置図を手にもち、歩きながら必死に覚えていました。ただその後も、急な用事である教室に向かうも、何度か間違えて遠回りをするなどの失敗をしてきました。先月の夏季休業中、生徒がいない校舎内を点検してまわり、ようやくここにきて全体像をはっきりと把握し、間違えることもなくなりました。
〇創立76年目ですので、当初の木造校舎から何度となく建て替えや増築を繰り返してきたため、このような校舎配置図になっているのでしょう。ただ校舎内を巡回していると、建築された年代が違うので、どの校舎も統一感は少なく、それぞれ独特なつくりをしています。1号館などはいまだ、廊下と教室の境の窓枠は、木造のところもあります。
〇また一番驚いたのは、廊下に水道(手洗い場)がとても少ないことです。もちろんトイレにはありますが、今までの勤務校でも各階に何ヶ所かまとまった手洗い場が設置されていました。これでは生徒に手洗いを奨励しても、物理的に難しいと感じていました。昨年度中から教育委員会に要望し、この夏季休業中に、1号館の二階に小さいですが、水道を設置してもらいました。
〇決してこれで十分というわけではなく、まだまだ足りない状況ですが、今後も教育委員会へ水道増設の要望を行っていきたいと思います。
須藤昌英
*左が従来の手洗い場で、右が新たに設置した手洗い場です。
9月4日(月)天気予報の確認とジャンボカボチャ収穫
〇2学期のスタートであった先週の木曜日と金曜日は、ちょうど生徒の登校時間に土砂降りとなり、傘がない生徒は朝からずぶ濡れになってしまいました。何人かに声をかけると、「自宅を出た時には降っていなかったので、傘がありません」「制服ではなく、体操服なのですぐに乾くと思います」などと答えてくれました。今週は幸い台風の直接の影響はなくてすみそうですが、大気が不安定だと局地的な豪雨もありそうなので、毎朝自宅で天気予報を確認するようにしてください。
〇6月に紹介したジャンボカボチャ(アトランティックジャイアント)を、プール前の花壇で育ててきましたが、相当な大きさになったので、収穫しました。この苗は、JAちば東葛富勢支店からいただき食べられませんが、一番大きなもので直径30cm以上あります。秋にはその大きさを富勢中学校区の小中4校(富勢小、富勢東小、富勢西小)で競い合う予定です。果たして優勝できるでしょうか?
須藤昌英
9月2日(金)確認テスト(3学年)
〇本校では各学年とも、授業での理解度・定着度を判定する目的で、定期テスト(1学期1回、2学期2回、3学期1回:計4回)を行っています。これは、約2か月間ほどの授業内容から出題範囲が示され、生徒はその範囲で授業の復習等を行った上で、テストに臨んでいます。
〇以前にも書きましたが、東京大学池谷教授はその著書の中で、「人の脳の海馬は、『短期記憶から長期記憶』へと情報をつなげる中期記憶を担っています。海馬に入ってきた情報が溜まっている期間は、情報の種類によって異なりますが、短いと1か月程度です。海馬は情報を1か月かけて整理整頓し、『何が本当に必要な情報なのか』を選定しています。」と書いていますが、やはり1~2ヶ月間で習ったことをきちんと復習し、「いつでも使える知識」にしておくことが必要です。
〇一方で、高等学校入試はその「出題範囲が中学校3年間」と広く、上記の定期テストと同様な対策では追いつかない場合が多いです。3年生はこの夏季休業あたりから徐々に計画的に1・2年生の復習を行っています。じっくりと自分のペースで取り組んでほしいのですが、今日で4回目になる「確認テスト」もほぼ7~8割程度が1・2年生の復習問題です。朝から、国語・数学・理科・社会・英語の順で、各自精一杯取り組んでいます。
〇もちろん結果が出ると、「出来た」「出来なかった」と一喜一憂することもありますが、このテストの本当の目的は、自分の復習が足りない部分が明確になったり、それをもとに復習計画の見直しをしていったりすることです。また過去2年間の復習をすることで、それが3年次の授業にもいきてくることは間違いありません。
須藤昌英
9月1日(木)第2学期始業式での校長の話
【オンラインによる始業式での校長の話の要約】
〇生徒の皆さん、お久しぶりです。元気にしていましたか?昨日までの42日間の夏休みはどうでしたか?久しぶりの学校の様子はどうですか?体育館改修工事が着々と進んでいますが、そのため2年生は昇降口まで中庭を通ることになったことが変化ですね。
〇唐突ですが、1,2,3と数字が並んでいます。次にくる数字は何だと思いますか?ちょっと近くの人と話合ってみてください。(間をとる)話し合った中で、答えは「4」が一番多かったですか?では、その理由はなんでしょうか?そうですね。1から始まり、1つずつ増えていく「自然数」だとすれば、確かに「4」ですね。するとその次は「5」ですね。これは正解ですね。それでは、他に答えはありましたか?
*この流れで、答えが「5」「6」「7」の場合も全て正解と確認する
〇いかがでしょうか。少し頭の体操になりましたか?もう一度最初の問いをみると、1,2,3と数字が並んでいます。次にくる数字は何だと思いますか?でしたね。それに対し、「4」「5」「6」「7」と4つの答えの可能性があります。私が何を言いたいのかというと、
・一部が同じように見えていても、全く同じでない可能性もあること、なぜそうなるのかの理由をしっかりと考えること
・可能性は1つではないこと、これと思い込んでしまうと他の考えが見えなくなる、「もしかして他にもあるかも・・・?」が大切 ということです。
〇次に、色々な角度から見てみることとして、図形を考えます。右のような2つの立体があります。なんていう立体ですか?そうです、円柱ですね。ただ円柱には、斜めのもの(斜円柱)もあります。
〇では、1つの円柱を別々に、横と上から見ると、どんな図形に見えるでしょうか?
横から見ると ⇒ 長方形に見える(立面図といいます)
上から見ると ⇒ 円に見える (平面図といいます)
どうですか?同じ立体でも角度を変えてみると、元の図形の印象が異なってみますね。
〇では、どこから(だれから)見ても同じ、つまりどの角度から見ても全く同じに見える立体はなんでしょうか?それは「球」しかありません。どの方向からみても円になります。何が言いたいのかというと、
他人を見る時 ⇒ いろいろな角度から見ていこうとした方が、本当の姿が見られます。
自分が他人から見られる時 ⇒ 誰からも同じように見られるようにした方が、普段の生活で楽に生きることができます。
〇大切なのは、自分の見方や考え方以外にも、色々な見方や考え方があることを知ること。一つの見方や考え方だけにこだわらずに、別の見方や考え方もない?か疑ってみること。自分の考えと友達の考えを比べて、その良さや理由の違いを分析していくこと、いろいろな見方・考え方には、思いこみは一番禁物であることなどです。
〇私の話を聞きながら、「校長先生が言っていることは本当?」と疑ってみることも大切です。YouTubeやSNSの情報に対し、それを鵜呑みにせず、「これっておかしくない?」と考えてみること。この姿勢がこれからの時代を生きる君たちにはますます必要になってきます。私も普段からテレビやインターネットから得られた情報を、「その確かな根拠があるか否か?」「その根拠の出どころはどこか?」「自分の感覚とのすりあわせでどう受け止めたらいいか?」などを常に考えながら見ています。
〇悪く言えば、そういう批判的な見方は「素直じゃない」とか「斜にものごとをみている」などとなりますが、この情報過多の時代には、そのくらいで丁度いいのかもしれないと思うようになりました。明日からの授業でも、「先生や友達は~と言うけど、私は~思う」とか「友達の意見の理由は~ということかな?」と考えてみましょう。
〇2枚の写真は3年前(令和元年度)の体育祭と合唱コンクールです。写っている君たちの先輩は、全員今は高校生となっています。今年は3年ぶりの全校行事となるように計画しています。9月の体育祭、11月の合唱コンクールと成功することを祈っています。
〇最後にこの2学期は、3年生は進路選択の時期になり、今月から一人一人と校長面接を行います。卒業後の自分のやりたいことや夢などを話せるように準備しておいてください。2年生はいろいろな役目を3年生から引き継ぐ時期です。委員会活動や部活動での活躍を期待します。そして1年生はもうお客様ではなく立派に富勢中を支える立場を自覚する時期になります。それぞれの立場で、一段と成長した姿を実現し、楽しい富勢中を一緒につくっていきましょう。
須藤昌英
8月31日(水)「防災週間」に思う
〇内閣府は、台風、豪雨、地震などの災害の未然防止と被害の軽減に資するよう、「防災週間(8月30日から9月5日まで)」と「防災の日(9月1日)」を設けています。
〇特に明日の9月1日は、関東大震災(1923年:大正12年)が発生した日であり、今年はそれから99年目になります。関東大震災については幼い頃、明治生まれだった祖母から実体験を直接聞いたことがあります。当時東京に住んでいた祖父母は、正午近くに大きな揺れを感じ、その後倒壊した建物やあちこちで発生した火災から一晩中逃げ続け、ようやく隅田川のほとりで夜を明かしたそうです。その際は大勢の犠牲者を目にしたと悲しそうに話していました。記録によると、関東大震災で主として火災により約10万5千人の死者、全焼家屋は約21万2千棟だったようです。
〇私はまだ小学校低学年くらいでしたので、話を聞いていろいろとその場で想像してはいましたが、まだそれほどの人生経験もなく、こちらから祖母にそれ以上にいろいろと質問して尋ねることはしませんでした。今思えば、もっと当時の詳しい様子を聞いておけば良かったと後悔しています。その関東大震災の2年後に生まれた私の父(生きていれば現在97歳)も実際には体験しておらず、父からは太平洋戦争の話は聞いたことは何度もありますが、関東大震災については記憶にありません。
〇色々調べてみますと、関東大震災(1923年)の前には、元禄関東地震(1703年)、明応関東地震(1498年)、永仁関東地震(1293年)と約200年の周期で発生しているようです。であるならば、2130年頃に関東大震災並みのM8クラスの地震が起きるという周期説になりますが、最近はそれとは別にM7クラスの「首都直下型地震」というもっと周期の短い地震の発生も指摘されているので、予断はゆるされません。
〇明日から2学期ですが、大きな災害がないことを願わずにはいられません。特に本校は現在、体育館改修工事(来年2月まで)を行っており、災害の際、地域の避難場所としては使用できません。広さが半分以下の武道場と一部の教室のみです。ご家庭でも防災について、話し合いをしていただけたら・・・と思います。
須藤昌英
8月30日(火)「寒暖差疲労」にご注意ください
〇今週に入り、朝夕の涼しさが感じられ、以前の猛暑を考えれば体調的に助かると思う反面、気温の寒暖差が大きいことで、自律神経の働きが乱れ、体が疲れる「寒暖差疲労」が出てくるようです。
〇気温の変化に伴い身体は体温を一定に保つため自律神経を働かせて血液量を調整したり、筋肉で熱を発出したり、逆に発汗して体温を下げたりします。気温差が大きいと自律神経が過剰反応し、大きなエネルギーを消耗することによって疲労が蓄積し、頭痛、めまい、倦怠感、便秘、下痢、不眠などの様々な心身の不調が出てくると言われています。さらに慢性化すると、わずかな気温差でも不調を感じやすくなる恐れもあります。
〇寒暖差疲労をケアするためには乱れた自律神経を整えて、日常生活に適度な寒暖のリズムを作り、自律神経をトレーニングすることが大切です。例えば、散歩などの軽い運動をする、規則正しい生活(適度な睡眠と朝に太陽の光を浴びる)、筋肉をストレッチする 、身体を温める食べ物をとる、ぬるま湯に首までつかり体の芯まで温めるなど。
〇ただまた残暑が厳しい日が戻ってくることも考えられます。日頃のお子様の体調を観察していただき、若いからといって無理をせずに、徐々に身体を慣れさせていくように配慮してください。
須藤昌英
8月27日(土)特設駅伝部の練習
〇1学期中に特設駅伝部員を募集し、徐々に練習をしていましたが、この夏季休業から本格的な練習を始めました。もともと陸上の長距離専門の生徒もいますが、そこへ他の部活動からも複数のメンバーが集まっています。
〇朝の涼しいうちに練習をするため、練習開始時間は朝の7時です。準備運動から軽いジョギング、2000mや3000mのタイムトライアルで記録を残し、持久力と精神力を向上させています。今日は県立柏の葉公園内で、他校の生徒と合同練習を行い、より刺激を受けていました。
〇柏市中学校駅伝大会は9月30日(金)、東葛飾地方中学校駅伝競走大会は10月15日(土)に予定されています。選手たちの活躍が楽しみです。
須藤昌英
8月23日(火)柏市中学校英語発表会に向けての練習
〇明日、アミュゼ柏のクリスタルホール及びプラザにおいて、市内中学校の代表者による「英語スピーチコンテスト」が行われます。本校からは、3年生の梅崎琴美さん(暗唱の部)がと3年生落合真友美さん(スピーチの部)が出場します。前日の今日は、本番に向けて最終リハーサルを校長室で行いました。
〇そもそも日本語と英語は、主語と述語の順番をはじめ文法がまったく異なる言語なので、難しく感じるのは当然ですが、「とにかく話したい! 」「絶対話せる! 」という気持ちさえあれば、最後には話せるようになると、昔ある英会話の講師から聞いたことがあります。また難しい単語を使おうとすると、頭の中で適切か考えてしまい、スムーズな会話が成り立たないこともあるそうで、むしろ中学で学んだ基本的な英単語や文法だけでも、テンポよく会話を楽しむほうがずっと上達するそうです。
〇二人とも堂々たる3分間弱のスピーチでした。明日本番での健闘を祈ります。
須藤昌英
8月19日(金)富勢地区学校運営協議会研修会(塾議)兼教育ミニ集会
〇富勢中学校区学校運営協議会の涌井会長のもと、運営協議会委員、地域住民、4校教職員(富勢中、富勢小、富勢東小、富勢西小)が富勢小に集まって、グループワークを基本とした「塾議形式」の研修会を行いました。
〇この研修会は、地域と学校がお互いのもっている情報を共有しあい、この学区の子ども達が将来、この富勢地区に誇りをもち、愛してくれるようになるために、これから何ができるか、何をすべきかについて、顔と顔を突き合わせて考えていこうという目的があります。
〇各グループ5人~6人で、16グループをつくり、円陣を組みながら3色の付箋紙を使って、活発な話し合いが行われました。日頃はあまり顔を合わせて話のすることのない地域の方々や小学校の先生方とも気軽に話ができ、この富勢地区の良さや小学校の様子がよくわかりました。
〇今後は各グループが作成したシートを分析し、それを元に学校運営協議会で2学期以降、富勢地区の各学校が連携し、子どもたちのためにできることは何かを絞っていくことになります。お忙しい中、ご参加いただいた地域住民の方々、ありがとうございました。
8月17日(水)定例の市内校長会議を行いました
〇夏季休業も残りあと2週間となり、「9月からの2学期をどのように迎えるか」をテーマとしたWebによる校長会議が行われ、校長室で参加しました。主な内容をお伝えします。
1 9月1日の始業式を迎えるための準備
三者面談などの中で伝えられた生徒の家庭での過ごし方の様子を踏まえ、もし新学期に不安を抱いている生徒がいる場合、家庭と連絡をとりあい、不安を取り除く方法を家庭と連携しつつ検討する。
2 変化していくコロナに対応した感染防止
爆発的に増加した第7波の状況を今後も注意深く見守り、継続した感染防止対策の再確認を行う。特に体育祭などの実施にあたり、学校内でのクラスター発生をさけるための方策を優先する。
3 熱中症対策予防優先の徹底
暑さ指数(WBGT値)を注視し、活動計画は体力面を考慮しつつ、こまめな水分補給と休憩を促す。また屋外の運動では適宜マスクを外し、その際は極力お互いの距離をとり、会話は控える。
4 台風シーズンにおける防災への備え
先日の台風8号の接近の際は、本校に幸いにして大きな被害はなかったが、例年10月ころまでは幾つかの台風が発生し、近づくことも考えられる。地震(9月1日の防災の日)や線状降水帯などの風雨災害も含めて、自然災害への備えをしておく。
〇上記の1に関して、もしご心配ごとがあれば、学校へ連絡してください。また9月17日を予定している体育祭につきましても、実施方法の詳細がきまりましたら、お知らせいたします。
須藤昌英
8月8日(月)サルスベリ(百日紅)の花が満開
〇正面玄関前にあるサルスベリの木に、濃いピンクの花が咲き誇っています。本校のサルスベリはその大きさから、相当の樹齢だと思われます。
〇サルスベリの花について調べてみると、「咲く季節は夏で、その花は非常に開花期が長く、6月から咲き始め、9月の終わりから10月初旬まで咲いています。サルスベリの魅力は何よりもその花です。よく見るととても変わった形をしています。花は円錐花序(えんすいかじょ)といって、小さな花の集合体を枝の先に房のように咲かせます。」とありました。
〇また本校の濃いピンクの他、「花の色は多彩で、赤、淡いピンク、紫、白、褐色がある」そうです。確かに自宅近くを散歩していると、多くのお宅の庭に色々な色の花が咲いています。
〇本校のサルスベリの木の真下に、「友愛の像」という若者二人が両手をとりあっている白像があります。校長室の古いアルバムをめくってみると、少なくとも昭和三十年代にはあったらしく、となると60年以上前から、本校の歴史をみてきたと思われます。
〇先週はグッと気温が下がり、過ごしやすい日が2~3日ありましたが、今週からまた猛暑の日が復活するようです。涼しいと夏の疲れが出てきますし、コロナの感染症状況も予断を許しません。どうぞお身体をご自愛ください。
須藤昌英
1学期ありがとうございました
〇赴任した4月1日より、実際に目の前で見たことや思いついたままのことをあえてまとめずに、「雑感」として書いてきましたが、今振り返ると、この3カ月半は、本校の「素晴らしさやもう少しここをこうするともっとよくなる」ことを単に知るだけでなく、体感しつつ理解してきた日々だったと感じています。
〇この間、特に思い続けてきたことは、中学生に「自ら主体性をもつ」ようにしてほしいと願いながら教育活動をするには、まずは私も含めて大人である教職員が「自立から自律」へと意識を変えていくしかないということです。
〇前者の「自立」は、「他人に頼らず、自分で独立した状態」ですが、後者の「自律」は、「自分で考え、行動の主体となった状態」です。となると「主体性をもつ」に関しては、「自立」よりも「自律」が求められており、教職員には「教育活動の一丁目一番地である『授業』に全力を注いでほしい」と言い続けてきました。その上で、今日の終業式で生徒たちには、「これからも授業の中で、自分で考えたことや友達の考えを相互に承認しあい、時には批判的な見方もしつつ、何か一つでも心が動く(感動)経験をしてほしい」と話をしました。
〇明日から8月いっぱいまでの夏季休業中、家庭が生活の中心となります。学校へ行けば友達がいたり、スケジュールが決まっていたりと、それに合わせて生活のリズムをつくっていた生徒は、それが一時的になくなって、戸惑うこともあるかもしれません。逆に、人や時間に縛られないで、自分の好きなことをトコトンやっていきたいと思っている生徒もいるかもしれません。いずれにせよ、私たち大人も中学生の頃はかつてそうだったように、「人生は自分探しの旅である」、「己事究明(自分とは何かを明らかにしていくこと)」の言葉とおり、日々自分と向き合い自分らしさを見つめていくことは、中学生という青年前期にはとても重要であると思います。
〇1学期間の御理解と御協力に感謝いたします。夏季休業中も、8月6日~16日を除くウィークディの8時半から16時半までは、職員が学校におりますので、ご相談等があればご連絡ください。
須藤昌英
7月20日(水)第1学期終業式
〇4月5日にスタートした1学期の授業日数は、今日までで71日間でした。さらに詳しくは、2・3年生は入学式に参加していないので70日、1年生は始業式から3日後の入学式からの登校になるので68日です。いずれにせよあっという間でしたが、振り返るといろいろなことがあった気がします。
〇終業式は、明日から体育館が改修工事のために使用できないこともあり、2及び3学年は体育館、1学年は感染防止策として教室で行いました。予定では「校歌斉唱」も行いたかったのですが、「校歌静聴」に切り換えました。
〇私からは、まず先日も書きましたが、1時間の授業を通して、生徒と一緒に授業に参加していると、生徒の表情やつぶやきから、その授業への興味関心や理解の度合いがある程度わかること、そのときに、「あ、い、う、え、お」のような生徒の反応がよく見られることを伝えました。次に、先日の保護者アンケートの結果からも、「学び続ける富勢中」の一員として各自が授業に前向きに取り組んでいたこと、各学年とも3年ぶりの校外学習ができたことを保護者も喜んでいることを話しました。また体育館は来年2月まで改修工事で使用できないので、2学期の始業式・終業式、3学期の始業式はオンラインでおこなうこと、3月の卒業式は新しい体育館で気持ちよく行えることなどを話しました。
〇生徒指導主任の古島教諭からは、「夏休みは暑いことから例年水の事故が心配されます。気持ちが大きくなって大胆な行動にならないように。また人間関係が壊れていくのは、ほとんどがSNS上の問題からの場合が多いので、十分に気をつけて使用すること、もしトラブル等が起きたら身近な大人に相談すること」を話しました。
〇最後に、9月17日の体育祭における「組の色決め」の抽選を行いました。結果は、
赤組 応援リーダー:和田さん(3-2) 副リーダー:坂巻さん(3-1)
白組 応援リーダー:飯島さん(3-5) 副リーダー:長谷川さん(3-4)
その後、一人一人から当日に向けての熱いメッセージが全校生徒に向けてありました。さすが3年生で、しっかりと自分の言葉で聞いている生徒に投げかけるような話し方でした。
すべてを30分以内で終了し、教室で学級活動を行いました。
須藤昌英
7月19日(火)体育館の長寿命化改良工事が始まります
〇夏休みから来年の2月にかけて、体育館の工事を行います。その為早速、体育館を囲むような柵を設置しています。工事期間中は、体育館玄関前の通用門は閉鎖されたり、体育の授業や部活動は使用できなかったりと支障が出てきますが、安全を最優先していきますので、ご了承ください。
〇近隣の方々にも、工事車両の出入りや多少の騒音でご迷惑をおけけしますが、よろしくお願いいたします。
須藤昌英
〇2,3年生の部活動に入っている生徒たちが、体育館内のすべての用具等を校舎に移動させてくれました。倉庫内のボールや支柱・ネット、卓球台、パイプ椅子など、こんなに多くの物品が入っていたのかと驚きました。
〇体育館は骨組みや窓枠などは残しますが、その他はいったんすべて取り外しまたは廃棄し、リニューアルする予定です。来年の卒業式は、真新しい体育館で行うことができます。
7月18日(月)成功よりも成長を!
〇今月に入り、昨日まで3度の週末がありましたが、連日、岡本教頭と運動系部活動による柏市総合体育大会の各会場を分担して回り、生徒たちの躍動する姿をみてきました。校長としては、授業やその他の活動では見られない生徒たちの姿をみると、好きなことに一生懸命取り組んできた若者の姿は、「美しく、輝いている」と感じます。
〇先日の壮行会で生徒たちには話しましたが、この柏市総体は県大会、関東大会、全国大会へとつながるもので、そのために柏市の代表を決めることが目的であり、県大会に行けるのは、柏市の21校中1校か2校です。勝敗がつくのは仕方ありません。勝っては「これまでの努力が実った」と喜び、負けては「もう少しこうすればよかった」と悔やんでしまうのは人情です。
〇しかし部活動の真の目的は、「成功(優勝)ではなく、成長(人間性)をする」ことにあります。特に3年生は大会が終わってから、受験準備などに気持ちを切り換えるのに、しばらくは時間が必要だと思います。どうぞご家庭でも、本人の成長を見守り、次のステップに踏み出せるように声をかけてください。
須藤昌英
(柏市総合体育大会の様子:抜粋)