日記

「やればできる!」

      

昨日、パラアスリートの山﨑晃裕氏をお招きして講演会を実施しました。1年生対象のこの講演会は「心のバリアフリー教育」のひとつとして、偏見等のバリアーを解消し他者理解を深めるという趣旨で行っています。講師の山﨑氏は、生まれながらにして右手を欠損している、世界パラ陸上や東京パラリンピックの「やり投げ」での入賞経験をお持ちの現役アスリートです。今は順天堂大学職員として働きながら、パリ・パラリンピックへの出場を目指して練習に励んでいるとのことです。

さて、講演会では次のような話を生徒達にしてくださいました。

・右手欠損のため「○○ができない。」ではなく、どうしたらできるのかということを創意工夫してきました。リコーダーも縄跳びもそして高校での硬式野球も、他の子供たちと一緒にやってきました。皆さんも「○○ができない。」ではなく、どうしたら「できる」のかを考えて取り組んで欲しいです。

・やりたいくないことから逃げるのではなく、「やればできる!」と思えば成長できます。苦手なことは、他人の倍取り組んで欲しいです。常に自分と向き合って、困難を超えていくことが重要です。

・いつも支えてくれる周囲の人たちへの感謝の気持ちをもっていて欲しいです。「失敗を恐れず」、「やればできると信じる」ことが大切です。

 

講演での生徒への語り口調は、身近な存在に感じさせてくれるものであり、あっという間だと感じました。どのエピソードもわかりやすかったのですが、「障害があることは超カッコイイ!」との言葉は特に印象的でした。生徒達も山﨑氏から、たくさんの元気と勇気をもらえたと思います。この講演を機に、生徒達が、また一回り、たくましくなってくれると思います。

山﨑氏が、次のパリ・パラリンピックへの出場権を得て、ご活躍されることをお祈りいたします。