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2025年12月の記事一覧

会議・研修 <教職員・3年生>菊池省三先生の「飛び込み授業」&「全体研修会」

 昨日,テレビ番組にも多数出演経験があり,全国的に有名な「教育実践研究家」の菊池省三先生を講師にお招きして,『飛び込み授業と全体研修会』を行いました。「飛び込み授業」とは,事前の打ち合わせはあるものの,いきなりあるクラスに入って,初対面で授業を展開するものです。今回,3校時に3年2組の石塚学級で,5校時に5年3組の飯島学級で,「飛び込み授業」の道徳の指導をお願いしました。授業後の「全体研修会」は,理科室で行いました。

 3校時の3年2組の様子です。
  

 3校時開始のチャイムが鳴って,菊池先生が3年2組の教室に入ってきました。「こんにちは」子どもたちは初めて会います。「こんにちは」「皆さんと会えるのをとっても楽しみにしていました。菊池と言います」「指の骨が折れるぐらいの拍手をしてもらっていいですか」「ありがとう」

  

 まず,「何と読むか,わかりますか?」「あかるい笑顔」です。「えがおですね」

  

 次は,「きりかえスピード」です。「3年2組さんは,きりかえが早いですね。素晴らしい!」次は,「やる気のしせい」です。「やる気のしせいを見せてください」背中がぴんとなりました。「いいですね」子どもたちは,菊池先生の言葉にどんどん吸い込まれていきます。子どもたちをほめています。ほめるタイミングやほめ言葉が違います。

  

 「プリントを渡す時には,何か合言葉があるの?」渡す人の顔を見て,言ってください。「どうぞ」「ありがとうございます」「素晴らしい!」「ありがとうございます。とても丁寧な言葉ですね」

  

 プリントが配られると,「ありがとうございます」と言って,子どもたちは,紙に大きく自分の名前を書きました。

  

 「今日は,きつねとつるのお話を勉強します」「きつねがつるに,食べ物を出しました。つるが,・・・」「きつねのしたことについて,○か✕を書いてください」

  

 「素晴らしい!」「いいクラスですね。いいクラスなのは,・・・。では,担任の先生に拍手をしましょう」

  

 子どもたちは,○か✕かの理由を書いた後,周りの人と意見交換です。「自分の考えを言い合ってください」

  

 意見は,○が3人,✕が28人です。次に,○派と✕派に分かれて,お互いの考えを言い合います。「ディベート」です。

  

 次に,「今度は,つるがきつねに食べ物を出しました。でもきつねは,食べることができませんでした」 「さて,きつねとつるは,どっちが悪いですか?」

  

 きつね派とつる派に分かれて,意見交換が始まりました。「途中で変わってもいいですよ」

  

  意見は,きつねが19人,つるが12人です。「つるの方が少ないけど,頑張れ!」

  

 「一人一人違っていいです」お互い考えたことを発表し合いました。

  

 今度は,この絵です。「こうすると,よかったですね」次に,「この人を知っていますか?」「アンパンマンの作者ですね」「やなせ たかし さんです」

  

 「やなせさんが,言っていた言葉です。何が入るでしょうか?」「・・・」正解は,「よろこばせる」です。人が一番うれしいことは,人を「喜ばせること」だそうです。菊池先生が,「人を喜ばせることができる人になろう」と話しました。

  

 「今日は,みんなよく頑張ったから,きっと周りにいる先生が,指が折れるぐらいの拍手をしてくれるよ」子どもたちと職員は,終始笑顔で,あっという間に授業が終わりました。

  

 今日の学習の振り返りです。菊池先生と一緒に写真を撮った後,感想を提出しながら,しっかり握手です。

  

 菊池先生だけでなく,ビデオを撮っていた阿部さんにも握手をしていました。最後に,校長室でサインをいただきました。