新年度のご挨拶   中原小学校 校長 矢作和弘

令和4年度 中原小学校の校長を務めます矢作 和弘です。今年度で本校校長3年目となります。

一昨年度に引き続き,昨年度も新型コロナウイルス感染により,学校行事その他の教育活動に大きな変更を余儀なくされました。そのため,子どもたち,保護者の皆様,地域の皆様にはご迷惑とご心配をおかけしました。

令和4年度においても,蔓延防止等重点措置は,解除されたものの,依然,感染者数が高止まりしている状況です。本校においても,学年末,学年はじめ休業中に,複数の児童が感染しました。今後も,自分たちができる感染予防対策を確実に行い子どもたちの安全を守っていきたいと思います。そして,一日も早く,子どもたち,保護者の皆様,地域の皆様,そして教職員が以前と同様の生活に戻れることを心から祈っています。

さて,今年度の学校経営の重点を算数中心のものから,さらに広げ,各教科その他の教育活動にも広げるため『子どもたちが思考し,表現できる場を工夫した授業づくりの推進』~楽しくわかりやすい授業づくりを通して~としました。私が考える楽しい授業とは,学習内容がよくわかり,次の学習に生かせ,課題を自分で考えて解決する機会が与えられ,それを共感的な人間関係の中で安心して表現できるものだと考えています。

これを実現するためには,教職員の不断の努力と創意工夫が必要なことは当たり前ですが,子どもたち自身の「学習したい,もっと知りたい,できるようになりたい」という学習意欲が必須です。しかし,学校の教職員の工夫だけでは学習意欲を十分に高めることができないのも事実です。

各ご家庭での子どもたちへの温かい助言,学習意欲を喚起させるような体験(例えば,博物館や水族館に行く,科学工作を自分で作るなど),学校での学習をより確実とするための復習や予習などが学習意欲の喚起と向上に大きな力となります。

学校と家庭,地域は,ともにそれぞれが持つ特性を生かしながら,子どもたちの全人的な発達を目指していかなければなりません。お互いを子育てのパートナーと考え,子どもたちのために意見を出し合い,思いを受け入れ,より良い手立てを考えていきましょう。

1年間,ご理解,ご協力をよろしくお願いいたします。